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懐かしいヨナグニウマに出逢う

 ある小学校に勤めていたときに与那国島からプレゼントされた〈ヨナグニウマ〉を飼っていたことがあります。本当の話です。
 ヨナグニウマ(与那国馬)はポニーの系統で小さなかわいい馬です。

 外来の馬種とほとんど交雑することなく残って来た「日本在来馬」の一つです。

 “与作”と命名し子ども達と一緒にたのしく飼育し、たのしく遊んでいたのですけど、ある日、ある先生が与作に乗って〈落馬・骨折・入院〉するという展開となり、残念なことに与那国島に送り返されていくこととなりました。
 与作は人見知りはありましたが、優しい馬で、私がそばで手綱を持っていれば子どもたちが乗っても、ゆっくり歩いてくれました。
 落馬の様子を聞くと、突然、与作に乗った様で、与作がびっくりしたのでしょう。与作に落ち度があるとは思えなかったのですけど…

 たのしい教育研究所を立ち上げて授業した離島の一つに〈与那国島〉があります。沖縄の西の果ての島で台湾まで約100キロくらいの位置にあります。これまで何度も授業をしに出かけて行きました。

 これが日本最果ての地〈与那国島〉の夕日です。※全て私が撮ったものです

 有名な立神岩も絶景でした。

  もちろん行くたびに毎回、与作の仲間たちを見に行きました。広い牧草地に放牧されています。

 ある日、そのヨナグニウマを、研究所の近くで偶然見つけました。
 花や昆虫を探して川沿いを歩いている時です。

 懐かしくてしばらく眺めていました。
 
 近くに行っても怯える様子は見えません。今度美味しい草を持って行ってあげようと思います。
 自然の中を歩いていると、いろいろな出会いがあります。
 みなさんも、少し仕事を早めに切り上げて、公園や草原などを歩いてみませんか。

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