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笑顔いっぱい:おじいちゃんおばあちゃん〈たのしい教育〉を思い切りたのしむ/老人会で盛り上がる

 某月某日、老人会の文化講演会に呼んで頂いて〈いつまでもたのしく学ぼう〉をテーマにたのしい教育をたっぷり味わっていただきました。

 当初「40~50人くらい集まるかというところです」ということでしたが、ふたを開けるとそれより遥かにたくさんの方たちが参加して下さった様です。ものづくりの材料をみると約70人くらかの方がたのしんでくれた計算になります。
 年齢は若い方のお顔も見え、上は90歳を超えた方までと幅がありました。

 司会の方が「講演会という名称ですけど、いっきゅう先生は、元々教師をしていたので、今日はきっと〈授業〉の様な形になると思います」という紹介をして下さったとき、おじいちゃんおばあちゃんが少し構えた様に見えたので、はじめに質問してみました。
「さきほど〈授業〉という紹介がありましたけど〈学校の勉強が好きだった〉という方は手をあげていただけますか?」

 皆無。

「お一人もいませんね」と話すと大きな笑い。
 時代をさかのぼるほど、厳しい教育を受けた方たちが増えていくのでそれは十分予測されます。教育に携わるものとして〈すみません〉という気持ちです。その分、力を入れて〈学ぶことはたのしい〉と感じていただきたいと思っています。

 たのしい教育研究所の授業は〈学校〉でも〈老人会〉でもほとんど変わりません。
いろいろなテーマをベースに
「たのしさがいろいろな問題や課題を突破する」
「予想して確かめる」
 という構成で1時間たっぷりとたのしんでいただきます。

 とりあげた内容は〈この美しい星でたのしもう〉です。
 宇宙から見た地球の映像にたくさん方たちが魅入っていました。

 これは〈人間が初めて空を飛んだのはどういう方法だったでしょう」という問題に予想してもらっているところです。
 おじいちゃんおばあちゃんたちが学校でやる様に予想したり意見を言ったりしてくれるのか、と心配していたスタッフもいましたが、その活気はかわりません。
 90歳の方から〈先生、生きているうちに地球上で無重力を体験したいのですけど、どういう方法がありますか〉という質問が来たりするほどです。

 実験を交えて、たくさんの拍手を受け、笑顔を見せてもらいました。

 これはまとめの部分で「この地球という美しい星で〈たのしむ〉ために〈子どもと仲良くなる〉ことがとてもおすすめ」ということで〈タマゴにーちゃん〉を作っているところです。
 喜んだこと喜んだこと。

 この写真は「ほらできたよ。よく動くでしょう。あなたのはどうね?」と話かけている様に見えます。

「いっきゅう先生、これ頂いてよろしいんですか?」
といろいろな方から聞かれて「もちろんです。ぜひこれで子ども達とたのしんでください。子ども達にも作ってあげてください」と答えると、とてもいい笑顔を見せてくれました。

 帰る時、ツエをつきながらもバッグに入れるのではなく〈手で大切に持って〉くれている姿や、早く家で家族に見せたい様な雰囲気が見えたりと、そういう姿嬉しかったです。

 授業の後、何人もの方たちが私のところに来てくれて
「先生、今日はとてもわかりやすくて、ほんとにいい時間でした」
「おもしろいではなく、たのしい時間でした」
「ますます元気でたのしい教育を広めてください」
という様な話をしてくれました。

 その一人Tさん(女性)が
「先生、わたし普通の人の半分しか学校を出ていないので感想を書くのは難しいから、直接お礼をいわせてください。
 今日は来てくれて本当にありがとうございます。
 今日の授業は、ほんとうにほんとうに良い授業でした。
 わたしは戦争もあって学校にはあまり行っていないですけど、その私にもとてもよくわかる、たのしい授業でした。
 先生が〈いろいろな人たちと仲良くなることもとてもたのしい〉と言っていましたが、90過ぎまで長生きした私の母親が〈家族とか人のいいところはどんどん自慢しなさいよ〉と言っていました。そのことと同じだと、母親のことも思い出していました」
という様な話をはじめとして、たくさんの感謝の想いを語ってくれました。
 聞いている私の目がうるうるしてくるほど嬉しい話でした。

 去りがたい会場でしたが、スタッフの皆さんにも感謝を伝え、さよならし、夜はカウンセリングの特別講座。明日は〈たのしい教育Cafe〉。充実を絵に描いた様な日々です。
 教師を辞めて研究所を立ち上げ、たくさんの方たちの〈笑顔〉と触れ合う日々の中で研究所の〈仲間たち〉のありがたさ、そして〈応援してくれる方たち〉のありがたさを感じています。感謝の気持ちは、ますます〈たのしい教育〉で笑顔を広げることでお返ししたいと思っています。
 これからもよろしくお願い致します。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックでブログ評価に一票入ります!