前回の記事からすぐに〈とても似ているのでほとんど同じ仲間ではないか?〉というメールがいくつも届いています。たくさんの方たちが予想を立ててくれていることがわって喜んでいます。
では前回の続き〈ギンネム〉と〈オジギソウ〉の実・タネのつき方は似ているのかどうか?
みていきましょう。
オジギソウの実・タネはこれです。
いくつかのタネが一つひとつサヤの中で区切られた部屋の中に入っています。
一つのサヤの大きさは2cmくらいです。この写真全体でピンポン玉くらいの大きさです。
ギンネムの実・タネはこれです。
一つのサヤで15~20cmくらいあります。
大きさはぜんぜん違いますけど、一粒ずつのタネがサヤの部屋の中におさまっていることは似ています。
ギンネムの実・タネが熟する前の様子です。
透けて、中のタネの様子もよく見えます。
この写真はタネが熟する前のオジギソウです。
大きさは違っていても、作り的には似ていると思うのですけど、どうですか?
そろそろギンネムとオジギソウは近い仲間なのかどうか、についての結論に近づいたようです。
ギンネムは〈マメ科ネムノキ亜科ギンゴウカン属ギンネム〉
オジギソウは〈マメ科ネムノキ亜科オジギソウ属オジギソウ〉
2つはとても近い仲間なのです。
植物の分類については、複雑で苦手だという人もいると思います。
こうやって、似ているけれど同じ仲間なのか、という視点でみていくと、いろいろなことがわかっていくことも事実です。
葉はよく似て見えても〈かなり違う仲間の植物〉だという例はいろいろありますから、「葉が似ていたら近い植物だ」ということは難しいのですけど〈花〉と〈実・タネ〉のつき方を調べると〈似ている植物〉なのか〈近い仲間〉なのか〈けっこう違うタイプ〉の植物なのかが分かります。
秋になりました。
夏の頃と違う植物も目にする様になりました。
みなさんも、立ち止まって植物を見ながら、いろいろな予想を立てながらたのしんでみませんか。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクの
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