研究所に学びに来ている先生たちに〈スライム時計〉を見せたらみんな喜んでくれました。スライムがゆったりと下に落ちていくのを眺めているだけで癒しになります。
喜んでもらった後に出したのが「大きなアワと小さなアワの上る速度は違いがあるか?」という問題です。
スライム時計というのはこれです。
スライムは下に落ちていき、下にある空気は上へのぼっていきます。
その空気のアワ(気泡)はほぼ一定の大きさですけど、時々大きいものと小さいものとができることがあります。
アワの大きさによって、のぼっていく速度は差があるのでしょうか?
私たちは普通、水の中に湧き上がるアワを目にしますから、スピードが速くて、大きいものと小さなもののどちらが早いのか見分けることは難しいものがあります。
ところがスライムの中のアワの動きはゆっくりなので確かめることができます。
みなさんはどう思いますか?
スライム時計などで、気泡・アワがのぼっていくシーンをみている人はこれまでたくさんいるはずなのですけど、ハッキリと予想して眺めるのではなく、なんとなく眺めているので、スライム時計を持っている人も間違ったりします。
いったん私の作ったスライム時計のアワの動きを目の前で見ている先生たちも、予想がハッキリ別れました。
予想 ア.大きなアワが早く上がっていく
イ.小さなアワが早く上がっていく
ウ.ほとんど同じどうしてそう予想しましたか?
ボーリングの玉とパチンコ玉を落とすと、あまり差がなく落ちていきます。するとアワの大きさも関係ないのかもしれません・・・
いや、小さいと周りにあまりじゃまされずに動くことができるかもしれません・・・
逆に大きいと、のぼっていく力を受けるのかもしれません・・・
ぜひ予想を立ててみてください。
では、実験結果をご覧ください。
どうでしょうか。
先に上がった小さなアワを後ろから来た大きなアワに押し上げられていく様子も写っています。
予想は当たっても、外れても賢くなります。
どうしてこんなに違いがあるのか、それを考えて見ると、さらにたのしめると思います。
スライム時計は四月3週目(16日~20日)の5日間、沖縄市の五ヶ所の公民館で子どもたちと作る予定です。ボランティア参加で、一緒にたのしむことが可能です。
沖縄市以外の皆さんはあらかじめ連絡をください、調整できると思います。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!