野草を食べるたのしみシリーズの区切りの記事です。さっそくいろいろな方達がためしてみた様です。意外な美味しさです、健康的だという評価など、うれしい便りがたくさん届きました。うれしいことです。
さて桜の若葉の天ぷらはどうだったでしょうか。
今回は、はじめて天ぷらにした葉っぱを中心に紹介しましょう。
これが桜の若葉。沖縄では花はとっくに散って葉が茂っています。若葉も出ています。
小麦粉をつけて熱した油に入れましょう。
葉が他のものより硬めなので、時間を長くとりました。
少し焦げめがついてしまいました。
オオタニワタリの新芽。
茹でて味噌和えにしたりして、料理屋さんで高級料理として出されている食材です。
小麦粉につけて・・・
熱した油に入れましょう。
厚みがあるので、これも少し長めの時間揚げてみました。
二ガナは、生ではとても苦くて食べることができません。
わたしは子どもの頃、風邪をひくと、二ガナの汁を飲みなさいといわれて、その苦さに苦戦したことがあります。青汁より十倍くらい飲みづらいと思います。
さて、これも今回初ちょうせんです。
二ガナはとても強い植物で、他の植物では生えてこないような、崖の石の間からも成長します。
小麦粉をからめて・・・
これが二ガナの天ぷらです。
ということで、何種類もの野草の天ぷらが出来上がりました。
たんぽぽやセンダングサ、オニタビラコなどはこれまでなんども食べていますから、美味しく食べることはわかっています。
新しく食べてみた野草たちはどうだったか・・・
1.桜の若葉
おいしかった
2.オオタニワタリの新芽
おいしかった
・・・生味が軽く残っていたので、子どもたちには好まれないと思います3.二ガナ
とってもおいしい!
ほとんどの植物には外敵から身を守るために、アルカリ性の物質や酸性の物質が含まれていることがあって、それらをまとめて〈アク〉と呼ぶことがあります。アクを大量にとると人間の体にもよくありませんから、気になる食材を料理をする時には〈アク抜き〉という処理をします。アク抜きの方法⇨こちら
テンプラ料理では、それらのアクが高熱で植物から出て行くので、ふきのとうなど、アクの強いものも、天ぷらにするならアク抜きは必要ないといわれています⇨たとえばこちら
ですから、二ガナの様な苦味・えぐみ(アルカリ性の味)の味が強い植物も、天ぷらにすると食べやすくなります。
ただし、アジサイやキョウチクトウなど「毒性」の強い植物もあります。また〈食べられる◯◯という植物〉だと思って摘んだら〈別な植物だった〉ということが起こることもあります。
野草料理をする場合には、食べられる植物を同定できる人と一緒に始めてください。
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