ある日、授業スーパーバイズの依頼があり、仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』を紹介しました。意欲と元気のある先生で、さっそく授業にかけたということで、その報告の便りが届きました。
管理職や何人かの先生たちが参加した研究授業として実施したもので、評価もとても高かったといいます。
ところで仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』は、仮説実験授業の初期に作られたもので、大好きな授業書の一つです。
親子でこの授業をたのしんで、それを〈自由研究〉にまとめるのも、とても価値ある自由研究になると思います。
わたし自身、少なくとも70回以上授業にかけています。私が学校で教師をしていたのは28年間です。この授業をやらなかった年はほとんどありませんから年に一回やって25回くらいです。ところが理科の専科で10クラス以上受け持っていたことも多かった上に、たのしい教育研究所でいろいろな学校でこの授業をしたこともあったので、それを計算に入れると70回は軽く超えているでしょう。
その経験から自信をもって「たのしいインクルーシブ教育」にオススメの授業です。
そのはじめの問題は〈体重計に普通に立った時、片足で立った時、しゃがんでふんばった時で、重さに違いが出てくるか〉を問うものです。
著作権の問題もあるので、加工した画像にしてありますが、体重計の上の姿勢は確認できると思います。
今までこのはじめの問題で、盛り上がらなかったことはありません。もちろんクラスの雰囲気によっては、淡々と静かに過ぎていくこともありますが、授業の評価・感想を読むと、とても喜んでくれたことがわかります。
興味のある方は、注文のリンクを付けておきます、利用してください。この本を読むと全体のイメージを持つことができると思います。
仮説実験授業がはじめての人は、この授業を最後までやるというより、まず1~2時間授業する、という目標でチャレンジするのをおすすめします。
今はハンディのある子ども達をセパレート、分けて教育することが普通に行われています。
教育用語はわかりにくいところがある上に、間違って認識している、あるいは不完全な認識をしていることもあって、現場の教師の中にも、それがイメージできていない人たちもたくさんいますが、「インクルーシブ教育」というのは、ハンディのある子も健常だという子も皆一緒に同じ教育を受けるシステムです。もちろんハンディのある子ども達のみに必要な教育の事項はあるでしょう。
しかし、全体としてはみんな同じ教育を受けるのがインクルーシブ教育で、それが世界的な教育の流れでもあります。
ところでスーパーバイズの中で〈体重計〉の種類についても触れました。最近はデジタル型がほとんどですけど、デジタルの体重計は、足を置く位置の微妙な違いを細かく数字にしてしまうので困ることがあります。科学的に厳密に測定すれば同じ数字になるはずだからです。
そういう測定誤差を吸収するためにはやはり〈アナログ体重計〉がおすすめです。
量販店などに行けば、まだ売られていますし、通販でも1000円くらいで手に入ります。 ドリテック アナログ体重計 「シェイプス」 ホワイト BS-302WT
仮説実験授業「ものとその重さ」は、いろいろな方達にたのしんでもらいたいたのしい教育の巨塔です。
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