図画工作をもっとたのしく たのしい教育研究所2016秋の講座

 爽やかな風に包まれた丘の中腹の会場で講座「たのしく伸びようよ 秋=図画工作をもっとたのしく=」が開催されました。盛りだくさんの内容に、満足度評価もとても高い数値を示し、満足度100パーセントの記録更新中です。

 これは「絵画をたのしく」をテーマに『色作り』をたのしんでいるところです。色作りでできた色を画用紙に点々とおいていくだけで、とても素敵な毛糸の帽子が出来上がりました。色作りが作品になる、ということに感動した方がたくさんいました。

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 はじめの色作りでいろいろたのしんでいるので、もやしの色をつくることも困難なく挑戦し、もやしのタネのあった部分からスタートして根っこに向かって描く、その後空に向かって描く、という様なアドバイスを受けながら描いた作品は、 少し離れて見ると、どの人の作品も「どっちが本物のもやしなのか分からない」という様子でした。

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 今回受講した方達の多くが、きっとクラスで、たくさんの子ども達に、色作りで毛糸の帽子を指導したり、もやしを描く授業をしたりするのだろうと思っています。

 後日「デザインをたのしむ」の様子や、図画工作でオススメの絵本、ホッと暖かくなるレクゲームの様子をお伝えしたいと思います。

 

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たのしい折り染め RIDE版染料インクのメリット + 濃さの研究

 学校教育の中で〈折り染め〉をたのしんでいる方達は全国各地にいて、今月、はるばる東北から研究所を訪ねて来た先生もその1人でした。他にも〈折り染め〉の件でメールをくださる方もいて、少しマニアック系ではあっても人気の授業の一つです。
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 その一つが染料です。

 折り染めで使う染料はもっぱら〈粉末〉タイプです。わたしは二十数年前から折り染めをたのしんでいますが、その頃は学校で折り染めをやる人も少なくて数色で一万円くらいしました。うまくとかす為にぬるま湯を利用することになります。そうやって利用するのも、図工の時間や講座で年に数回くらいなので、何年も利用できますが、困ったことに、保管しているうちに、お米の硬さくらいに固まってしまって、結局そのまま使わなくなりました。
 現在は一回分が粉末のお薬の様にパッケージされたタイプも売られていて、それを利用すれば保管する苦労はいらなくなりますが、値段的には結構高くつきます。%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%8a%98%e3%82%8a%e6%9f%93%e3%82%81%ef%bc%92%e3%80%80%e6%9f%93%e6%96%99 ということで、染料のハードルをもっと低くしようということで工夫と実験を重ね、今回、たのしい教育研究所で液体タイプの折り染め染料を準備しました。「RIDE式染料インク」です。
 旅行用の液体入れボトルに赤・青・黄・緑・紫・オレンジ(橙)の六色をパックしました。

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 直近の講座「たのしく伸びようよ秋」の中で発売しようと準備をすすめていますが、それを一足先に「たのしい教育メールマガジン」で紹介したところ、「それまで待てない」と、研究所に直接買いに来た方たちもいました。すでに教室で利用したり、クラブの時間に利用したりしてくれていて、高評価を得ています。

 染める時に習字用紙やふすま紙を利用する方達が多いのですが、たのしい教育研究所では「キッチンタオル」をオススメしています。正方形に簡単にカットできますし、書道用紙の様に、広げる時に破れる心配が少なくなります。
 ある先生からの報告によると、クラブで子ども達が200枚くらい染めたけれど、1/4も使っていませんということでした。
 見せてもらうと、かなり濃い色でしたから、もっと薄めると染色可能枚数はさらに増えるはずです。%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%8a%98%e3%82%8a%e6%9f%93%e3%82%8111 ちなみに、わたしは13〜15倍くらいに薄めた時の色合いが好きです。

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 現在、濃度と色合いの実験をいろいろすすめています。
 研究所のテーブルには、いろいろな濃度の染料インクを広げて、染色し、その結果をみています。
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 ご期待ください。

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 沖縄県 教育 笑顔と賢さを世界 全国 へ。
 たのしい教育研究所の活動は元気に展開中です。

レクレーションでもサイエンスで大盛況/賢さはたのしさだからです(前回の続き)

 本格的な科学はとてもたのしいということは、たのしい教育研究所が四年間の活動でなんども検証してきたことです。ショー的な見世物的なものでもたのしめるかもしれませんが、たのしい教育研究所の授業は、科学の重要なテーマをとりあげて、どんどん深まっていく授業ですから、どんどん盛り上がっていきます。

 今回もたくさんの方達で盛り上がっている様子をお届けします。

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  いっきゅう先生こと喜友名代表はブーメランが大好きで、たのしい教育研究所オリジナルの「手乗りブーメラン」を開発しました。その手乗りブーメランを作成して、親子でキャッチして何回連続できるかたのしんでいる一コマです。

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 クライマックスは「同じものが三つの姿に変化する」ことを原子・分子の目でみてたのしみました。
 みんな身を乗り出して実験しています。

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 心だけでなく頭も一緒に解きほぐされて、しかも、この体験が一生ものの「ものの見方・考え方」に結びつくと思います。

 たのしい教育研究所のメンバー自身も深く楽しくたのしみました。

沖縄県 教育 笑顔とかしこさがテーマの出張授業です
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レクレーションでもたのしい教育 本格的な教育はたのしい

 PTAレク行事でたのしい教育研究所の授業をやっていただけませんか、という依頼が来ました。「それはもちろんOKですけど、テレビで見ている様なショー的な科学実験ではなく本格的なサイエンスの授業なら引き受けます」と伝えると、PTA役員の方達も「それはたのしそう」ということで話がすすみ、先日、授業を実施して来ました。
 60〜80名程度だと思います、という当初の話を大幅に上回り、130人くらいの親子が参加してくれました。

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 前半は空気の原子や分子をイメージしながら、いろいろな予想を立て、実験をし、新作「シャトルキャッチ」でもりあがりました。

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