遠隔地の子どもたちの元に〈たの研〉の教材が届く@ほたって君を楽しむ子どもたち

 〈たの研〉の人気ものづくりの一つが「ほたって君」です、全国紙『たのしい授業』で取り上げられ、全国区でたのしんでもらっています。

 いろいろなところでの笑顔をweb上でみることができます。

 「100均が近くにないので材料を送ってくれませんか」という注文も届いたりします。

 さて、最近、〈たの研〉から遠く離れたところで、学年のはじめに子どもたちとたのしみましたという便りが届きました。

 教師のたのしさを、あとでじわじわ伝えるのではなく、まず最初に伝える。

「美味しいものを後にとっておく」のではなく、さきに味わってもらう方が、結果的に子どもたちとの関係がよくなります。

 生活習慣、生活リズムを作るのが先決。
 まずは教師のいうことを聞くようになってから、いろいろとりくもう。

そう考えている先生がいたら、まず実験的に「できるだけ早く、たのしい教育を試みる」それをおすすめします。

 遊びになるのではないか?

 いえいえ、重心の移動を応用したたのしいものづくりです。質量の違いが生み出す動きをたのしむことは、賢さを育むでしょう。

 新入生歓迎会でのプレゼントとして、とてもたくさんの学校で喜んでもらっています。おそらく数万人くらいの新入生が、ほたってクンの魅力のとりこになったことでしょう。

 作り方は〈たの研〉のYouTube動画でみることができますよ。

 

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平和について考える/アインシュタイン@映画オッペンハイマー を超えて ①

 映画『オッペンハイマー 』をみてきました。いろいろな本で名前に親しんできた科学者たちが数々登場していました。ここに出てくる科学者の数だけでも多いのですけど、50人以上の名だたる科学者たちがスクリーンに登場しますから、いろいろな人たちが語っているように〈説明が極端に少ない〉ので、原子物理学や量子論に興味関心のない人たちには、重要な役割を果たした登場人物たちが、まるでエキストラのようにも見えたことでしょう。

 メルマガには作品について書かせてもらったのですけど、映画好きの方は見逃すと損な作品だというのは間違いありません、ぜひ〈IMaxスクーン〉でご覧ください。

 今回はその中で描かれたアインシュタインを取り上げたいと思います。日本人にとって馴染み深い人物で、もしかすると最も有名な科学者だといってよいかもしれません。

 これはオッペンハイマー プリンストン研究所の所長に迎えられ、アインシュタインと顔を合わせるシーンです。

 アインシュタインが発見・発表した原理・公式 E=mc² は 物質の質量(m)と光速(c、真空中の光の速度)から、その物質が持つエネルギー(E)を計算することができることを示し、非常に少量の質量から膨大なエネルギーが得られる可能性が示されました、それが原爆開発のきっかけを作ったとわれることがあります。

 アインシュタインは科学者仲間シラードと一緒にアメリカ大統領ルーズベルトに宛てて「ナチスドイツが核分裂を利用した兵器を開発する可能性に対抗するため、アメリカ政府が核研究を加速させることが重要である」という手紙を書きました。それが原爆製造に繋がるマンハッタン計画がのきっかけになったとも言われています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

 映画の中ではアメリカが原爆投下を想定していたナチスドイツが降伏してしまい、日本投下を決めるところも描かれているのですけど、シラードとアインシュタインがそれは本来の意図ではないと反対したことは描かれていません。

 彼らがそれをやめるようにとしたためた二度目の手紙(シラード執筆)は結局、大統領に読まれることはありませんでした。

 アインシュタインが戦争を忌み嫌ったことは、直接交流のあった長岡半太郎の文章に残されています。

 アインシュタインの最も嫌いな事は戰である。

 科學者はその研究した結果を軍事に利用するを喜ぶものがある。彼等は人道を辨えざる暴漢であると罵り、嘗て平和論者の會議にその主旨を開陳した。

 また日本に來たとき、大學に火兵學科の設けあるを聞き、身振いして恐怖の念を暗示した。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001153/files/54328_53130.html

 とはいえ、自分の研究が原爆開発のきっかけとなり、日本への原爆投下を止めることのできなかったことは事実で、それは彼の人生の大きな後悔となりました。日本の篠原正瑛(1912-2001)にこういう手紙を送っています。

 Einstein
“I have always condemned the use of the atomic bomb against Japan but I could not do anything at all to prevent that fateful decision,”

 

アインシュタイン  ※いっきゅう訳
「私は常に日本に対する原爆の使用を非難してきました。しかしその致命的な決定をとめるためには何もできませんでした」

https://www.theguardian.com/science/2005/jul/05/japan.internationaleducationnews

 アインシュタインがその手紙を宛てた篠原正瑛(しのはら せいえい)という人物は、ドイツ語の翻訳家であり哲学者です。私にとってとても興味深い人物なのですけど、 残念ながら、図書館でも篠原さんの著書は手にすることができませんでした。

 篠原さんがアインシュタインに送った言葉は私の平和論にも強い影響を与えています。会議だらけの日々なので、続きは会議ものが落ち着いてから書かせていただきます。

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アラスカと日本の広さ

 合格SVの過去資料を廃棄処理するためにいろいろみていたら、こういう図が出てきました。

 私が大好きなアラスカ(アメリカの州の一つ)と日本を青枠で囲ってあります。

 アラスカは大好きなので、教材などの例にもよく登場します。
 美しい大地が広がっています、向こうに見えているのはマッキンリーです。

 見つけたのはたのしい地理の授業のためのプリントでした。
 こういう問題からはじまります。

問題:アラスカの面積は日本の何倍くらいあるでしょう?

  予想 およそ〔    〕倍くらい大きい

 どうでしょうか、見た目で何倍くらいありそうですか。

 アラスカの地図上に日本の地図を切り取って重ねてみましょう、黒で縁取ったのが日本です、傾きをかえてあります。 

 どうでしょう。

 予想変更したくなったら、どうぞ!

予想② アラスカは日本より
 およそ〔    〕倍くらい大きい

 計算してみましょう。

 調べてみると

 アラスカの面積 1,723,000 km²

 日本の面積 378,000 km²

です。

「日本の何倍か?」ですから、アラスカの面積を日本の面積で割っていくつ分あるか計算しましょう。

1,723,000 ÷ 378,000 ≒ 4.55 約4.6倍です。

 みなさんの予想とどれくらい差があったでしょう。

 見た目だととても4倍くらいには見えません。

 これはどうしたことでしょう?

 地図を確認する時には、地球儀をそばに置いて確認するとよいのです。
 そうもいかない時もあるので、平面図にしたのが地図です。
〈球体〉である地球を平面の地図にするために、人間はいろいろな工夫をしてきました。

 私たちがよく目にしている地図は、メルカトル図法といって、船や飛行機で移動する時に適したもので、面積を正しくイメージするのには適していません。
 この図法では、北にいくほど面積が大きく描かれていると意識しておく必要があります。

 正しい面積に近づける〈正積図法〉もあります。
 これでアラスカと日本を比べると、日本はけっこう大きいことがわかりますね。

 みなさんの近くに地球儀があったら、アラスカと日本の大きさをそれで確認してみてください。

 あわせていろいろな国をみてみましょう。

 メルカトル図法の上にある大きな白い部分は、アフリカ大陸並みに大きく見えます。下の白い部分は南極です。地球儀で実際の大きさを確認してみてください。

 

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那覇青果物卸業協会より、助成金の授与式がありました。

 那覇青果物卸業協会より、〈たの研/たのしい教育研究所〉を含めた3団体へ助成金の授与式がありました。魅力的な環境教育、食育教育に取り組んでいる団体への助成です。

 これは名嘉重則 理事長から直接手渡していただいている写真です。

 心より感謝し、大切な助成金を、何十倍の価値に相当する活動に使わせていただきます。

 みなさんはこのステッカーを見たことがあるでしょうか?
 大切な支援金はこのステッカーのついているバナナの売り上げから〈3円ずつ〉が拠出されているとのことです。

 このバナナはイオン、ユニオン、リュウボウなどにおいているそうです。
 バナナ好きの方はぜひこのステッカーのバナナを買ってください!

 支援金だけでなく、たくさんのおいしいフルーツもいただきました。
〈たの研/たのしい教育研究所〉のメンバーに食べてもらって元気度をアップして、取り組みに繋げていきたいと思います。


 沖縄にはたくさんの課題があります。
 それらを一気に解決することはできません。
 でも、那覇成果物卸業組合のみなさんのように、明るい未来のために支援してくださる方たちがいてくれることは大きな力です。

 さっそく『バナナの力』というたのしい教育プランの構想が浮かんできています、バナナを例にして、動物の身体が必要とする栄養についてたのしく学べる内容です。
 たくさんの先生たちの力を合わせて、魅力あるプランを作成し、たくさんの子どもたちのもとに届けたいと思います。

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