楽しい島言葉@「うりずんの季節」/楽しい野山さんぽ

 琉球おきなわの島言葉で「うりずん」と呼ばれる季節があります、寒さが過ぎた新暦3月後半のあたたかくなった頃から梅雨あたりまでをさすことばです。

 はじめてその言葉を意識した時「売り損」とイメージしてしまったのですけど、実は大和言葉の『潤い初め』が変化した言葉だといわれています。

 沖縄の月別の雨量はどうなっているか?
 確かに3月からの雨量の伸びが大きくなっています。

気温などいろいろなデータが加わったグラフがほとんどだったので、少し古くなりますが、那覇空港観測所が公表しているグラフを利用いたしました。那覇空港観測所に感謝。

 これは最近の野山さんぽで撮った写真、小雨の中の桑の木です。

 熟した実もたくさん咲いています。

 ちなみに少ない雨なら、水を弾くジャケットと帽子で歩きます。広がる景色たちを眺めるためです。

《第一たの研》の庭では、冬の頃から大切に育てた岩手花巻産の〈トウガラシ〉には花が開き始めました。

 大地が潤う季節は、はっきりと植物の成長を見ることができます。
 虫たちも成虫になって、どんどん姿を見せてくれるでしょう。

 みなさんも近くの野山を歩いてみませんか。

 深いところには入らず、まず公園からはじめるとよいと思います。

 地図を開いて、「公園」と打ち込んでみてください、けっこう見つかると思います⇨https://www.google.co.jp/maps/

 その中で比較的、山に近いところを選んでみてください。
 長くて1時間くらいで終わるくらいの距離にしておくとよいと思います。

 行き時は〈帽子、傘、飲み物、スマホ(カメラ)〉を忘れずに!

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太陽の力に驚いた話@一年前に植えた木の姿

 春になって〈第一たの研〉の庭の手入れをしていて驚いてしまいました。太陽の力の大きさ、それを受けて生きる命たちの話です。

 ほぼ一年くらい前のこと、桜の苗木が手に入ったので、もともとあった桜と桜の間に植えることにしました。その後、気づかないうちに2本の桜が枝をどんどん伸ばし葉を茂らせて、小さな苗を覆い隠してしまい、忙しくしている間にその存在を忘れてしまいました。

 庭の手入れをしていると桜の葉の多さが気になって、ノコで枝を落としていました。

 するとビックリ、大きな桜の木と木の間から一年前に植えた小さな桜を発見。
 高さ50cmくらい、幹の太さも1cmくらいでまだまだ小さいままです。
 植えた時よりほんの少しだけ成長したくらいです。
 一年経ったのにこんなに小さい・・・

 ごめんねごめんねと、隣の桜たちの枝葉を払って、近くのバラの枝葉も束ねて太陽の光が当たるようにしました。

 電柱のすぐ左に50cmくらいの小さな木が見えると思います、それが一年前に植えた桜です。

 左側の桜は三年くらい前に小さな苗をもらって植えたものです。
 日当たりが良ければ、それくらいでしっかり成長します。
 小さな桜には太陽の光が届かず、わずかな木漏れ日で光合成をして、なんとかがんばってきたのでしょう。
 これ以上大きく育つための太陽光を受け取ることができはないので、これくらいの大きさのまま生命を維持してきたわけです。
 よくがんばった!

 忘れてしまってごめん。
 一年順調に太陽の光を受けて、水と土のミネラルを吸っていたら、両側の桜たちをおしのけるように育っていたと思います。

 これからたっぷり世話をしてあげようと思います。

 それにしても〈太陽の光〉というのはすごいものだととても感心してしまいました。

 前に書いた「太陽光発電」で電気を作り出す力にも感動したのだけど、地球上のたくさん生命は、太陽の力のおかげなのだということを実感したできごとでした。

 春です、たくさんの植物たちを育てようと思います。
 みなさんも植物たちの世話をたのしんでみませんか。

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ウメの実とケモモ(キームム)の実の話つづき

 前の記事の続きです、未読の方は一つ戻って読み始めてください。

 子どもの頃よりずっと少なくなったのですけど、桃の原種キームム(毛桃)が沖縄に自生しています。そのキームムの実とウメの実がとても似ているという話の続きです。同じファミリー(科)で近い種なので花もよく似ています。

 左は私が野山さんぽで採ったキームムの実、右がウメの実です。案の定、読者の方達から「みわけられない」という反応がいくつも届きました。

 どう見分けたらよいのか?

 私はかじったらわかります。でもかじったことがない人には区別できません。
 とはいえ、若い梅の実は毒がありますから注意しなくてはいけませんよ。

 どちらもしっかり熟したら香りがしてますから、知っている人なら「あ、これは!」とわかるでしょう。

 私が見せてもらった実はまだ熟していないので香りがしません。

 ということで木を見せてもらいました。

 これです。

〈第3たの研〉のお向かいさんの庭には〈毛桃〉があります、これです、比べてみましょう。

 はっきりわかるのは葉の形の違いです。
 毛桃に限定せず桃の葉は細長く、梅の葉はふくらんだ形をしています。

 これはさっきと同じ毛桃です、葉の周りがギザギザがはっきりしています。
 

 梅の葉もギザギザがついているタイプもあるので決定的ではないのですけど、この二つの写真の違いは明らかです。

 これは知人のところにあった木の葉の部分です。
 ウメだと考えてよさそうです、めでたしめでたし。

 他にも枝ぶりが違います、もっとあるでしょうかみなさんも調べてみませんか。

 身近な植物たちの見分け方プログラムを作りたくなってきました。

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間違った話@ウメの実とケモモ(キームム)の実がとても似ている①

 知人が喫茶店を開いたというので、ビールを持って教えられた場所に出かけていくと、教えられた名前の店は見つからなくて、次の予定の時間に間に合わせるために断念。また次にと考えているうちに日は過ぎて、最近再チャレンジ。※このサイトは公開情報に固有名詞は入れない規定なので略

「そういえばついこの間、梅が取れたんだよ」とマスター

「え、これ毛桃(ケモモ/琉球名:キームム:山桃ということもある)じゃないの?」と私

そういえば以前から、これはよく似ていると思っていて、私もしっかり見分けがつかないことを思い出しました。

ケモモ(琉球名:キームム)はモモの原種に近い植物です、普通の桃の小さな時の実もケモモの実とよく似ています。

 たとえばこの二つの実を比べてください、どちらが〈ウメ〉で、どちらが〈ケモモ〉かわかりますか?

 上が〈毛桃〉、下が〈ウメ〉です。

 名前通り〈毛桃〉は小さな毛に覆われています。

 わかった、表面の毛で比べればよいんだ!

 ところが梅にも小さな毛に覆われています。

 この写真では区別がつくでしょうか?
 どちらが梅の実で、どちらが毛桃の実でしょう、予想を立ててみてください。

 

上が〈ウメ〉の実で、下が私が野山さんぽで獲った〈毛桃〉の実です。

 実だけみるとなかなかわかりまません。

 見分け方、同定する方法をハッキリさせておきましょう。

 その前にファミリー(科)の話を少し。

 これだけ実が似ていたら、同じファミリー(科)ではないかという予想が立ちます。

 そうです、過去の記事でも書きましたが、桃も梅も同じファミリー(科)です、桜も同じです。
 以前、梅と桃の花の違いについて書きました⇩

楽しい自由研究:「桃と桜の花は似ているんだからどちらでもいいじゃない」という意見になんと答えますか?

 花を比べたらなんとかなっても、実をそのまま渡されたら見分けがつかない・・・

 カジってよいなら、私は区別できます。

 でも、熟していないと渋いですし、自分のものでない場合はなかなかそういうことはできません。

 熟していないと香りもただよってこない。

 こういう場合は、その実のついていた木を見る必要があります。  つづく

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