山原の地でお世話になった先輩と再会する/RIDE(ライド)の活動は人間関係と実力によって広まっていく

 以前、起業の本で〈人間関係はどうでもよいから成果を出せ〉という言葉を見たことがあります。人間関係はどうでもよいというのは、どういう発想なのでしょう。たとえば機械の組み立てラインなどでは人間関係など重要ではないと言っているのでしょうか。


 機械を扱っている仕事でも自分を囲む人間関係は基本だと考えるのがRIDE(ライド)です。

 実際、集まったメンバーの実力とたのしい関わりによってRIDE(ライド)が維持されているのは間違いありません。
 今日はその人間同士の関係について、最近あった出来事を書かせていただきます。

 わたしの教師のはじめは山原、〈山と野原〉を縮めたすてきな名前の地です。
 教師はじめ、そこでたくさんの先輩たちに鍛えていただきました。

 

 仮説実験授業を教えてもらったのも山原の地です。
 アドラー心理学をすすめてもらったのも山原の地です。結果としてカウンセラー免許を取るまでのめり込みました。なる
 わたしの教師のはじめは「たのしい体育」の研究会にいましたから、たのしさの発想にたっぷり触れたのも、その山原の地です。

 育ててもらった恩を強く感じているので、いろいろな忙しさの中でも調整可能なら受けることにしています。
  今回、山原から「たのしい星空の授業をしてもらえないか」という話が来た時も、普通では無理な日程でしたけど、いろいろな調整を重ねて実施することにしました。
〈宙たび-1〉〈宙たび-2〉がそれです。
 年明けは〈宙たび-3〉が予定されています。

 実は〈宙たび-2〉で本当に懐かしい人と再会するすることができました。
 わたしの教師のはじめの頃〈たのしい体育〉の研究会で私を鍛えてくれたT先生が、
役所の広報で私の名前を見つけて、飛んできてくれたのです。名前を覚えて下さっていたことだけでも光栄なことです。これは再会の場で抱き合った時の一枚です。
 

 
 芯の通ったかっこいい生き方をしている先生でした。管理職の道を選ばずずっと私の様に〈一授業人〉として終えたに違いありません。

 電話番号を交換したので、日を改めていろいろなお話をしに伺いたいと思っています。
 わたしにとっての〈宙たび〉は想いで深い過去に帰る旅にもなりました。

 何をやるにしても人間関係は基本中の基本だと思っています。
 これからもそれを大切にRIDE(ライド)の活動を続けていきたいと考えています。毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。

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子どもの様な笑顔の大人たちをどんどん増やしたい!/沖縄県児童館職員対象 認定研修会

 沖縄県の児童館協議会の要請で《児童支援員認定講習会》の講師を務めてきました。もちろん実施する中身は「たのしい教育」です。

 認定講習ですから、はじまりは独特の緊張感や重い感じがただよっています。
 こんなカンジ。

 
 それをどんどん笑顔にしていくのが講師としての快感の一つです。
「児童館でどの様な子ども達を育てたいのか」と問いかけ
「確かにいろいろな事件などが起こっていて、特異な子ども達がいるとはいえ、今時の子ども達は、全体としてすごくよくなっているとしか思えない」ということを長期統計から見てもらい、子ども達の笑顔と元気を育てるワークを体験してもらいました。

 加工した写真でも、子どもの様にたのしんでいる表情が伝わるのではないでしょうか。
 写真に写っている全員が笑顔です。 
 これは静電気ダンス人形。

 これは〈ニュースボール〉を作ってあと、それを利用した「しりとりドッジボール」の様子です。

 今回も参加者満足度は100パーセントでした。
 評価・感想の中には
「早く子ども達とたのしみたい」
「以前、学校に勤めていたのだけれど、そのときにたのしい教育を知りたかった」
「いっきゅう先生からもっと学びたい」
という様な嬉しい言葉がたくさんありました。

 RIDE(ライド)の実力はたのしい教材の開発と講座の企画構成力、そしてメンバーの実力とたのしさが揃っているからこそ維持されています。
 少なくとも沖縄で、これだけの内容をいつでも提供できる組織はないと思っているのですけど、どうでしょう。
 疑問のある方は、子どもの心にもどって、ぜひRIDEの講座を体験してみてください。

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RIDEの〈宙たび:そらたび〉に集う人々と、たのしく豊かな時間を過ごす

 この日はRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の師走がマックスの1日。お昼頃までは南の方で〈沖縄県児童館職員研修会 認定講習〉の講師を勤め、参加した皆さんにたのしんでいただきました。
 昼から夕方にかけては中部で〈出前児童館〉。
 夕方から夜は北の方で〈宙たび〉です。
 私いっきゅうは朝早くからフル稼働で、研究所でまとめものをして帰途についたのは午前1時でした。
 時系列を逆にして今回は〈宙たび〉の様子からお届けいたしましょう。

 この日は「こんなに空を見たのは初めてだ」というくらい、朝から雲の様子を眺めていました。夜から〈RIDEの宙たび〉、星空をたのしむワークショップがあるからです。
 あいにく今週はずっと雲がしっかり立ち込め、夜は星の光が見えません。
  週間天気予報でも星空指数でも〈星はほぼ見えない〉ことがハッキリしています。

 星を見る私たちに天気が合わせてくれるわけはなく、随分前に取られていた日程は残念な状況で幕をあけました。

 案の定、スタッフと天体望遠鏡をセットしながらも雨が予想される空模様・・・
 いつでもビニールで覆って片付けられる様にしています。

 前回の〈宙たび- 1〉は、当初「数名で開催します」という依頼だったのですけど20名弱の参加者となりました。
 その後、企画して下さった行政に、参加者の方たちからの感謝の言葉がたくさん届き、それと同時にRIDE(ライド)のたのしさが口コミで広がって、今回の〈宙たび-2〉は「制限を設けたものの結果的に30名程度に絞り込むのがやっとです」という主催者からの悲鳴に似たお願いを受け入れて開催することになりました。
 希望者全員を受け入れたいところですけど、望遠鏡やものづくり教材の関係で、それでもせいいっぱいの受け入れです。主催者から「締め切りました」というお話が届いた皆さんには、私からもお詫びいたします。

 さて〈RIDEの宙たび〉は雨天でもたのしめることは実験済みです。
 それでも今日の空模様を見た参加者は「星の見えないワークショップなんて」と考えて、足を運ぶ人はほとんどいないのではないか、という予想もあって、5人の講師陣で会場に向かいながら「来てくれた人が2~3名で、現地スタッフを交えると3人で一人に教えることになったりして」という話をしていたくらいです。

 ところがフタを開けてみるとびっくり、申し込んでくれた皆さんは全員参加。
 12月の気候に天気の悪さが重なった寒い中でも、始まる前から熱気が会場いっぱいに満ちていました。

 プログラムは〈星空の魅力〉を伝えながら「明日晴れたら、この手作り望遠鏡で月を見ましょう」という〈ものづくりコース〉もあります。
 このサイトでも紹介した「衝撃的に簡単 手作り望遠鏡」を作ってみんなでたのしみました。もちろん参加者も大満足で、世界で一つのオリジナル手作り望遠鏡をたのしんでくれました。

 これは10分程度で作成してあと、みんなでホールの外に出て、遠くのものを眺めているところです。

 星は見えませんが、外に出て〈星をたのしむ4つのブース〉をたのしんでもらいました。これはRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )オリジナルの発想で、私が全国、そして海外の観望会を回って感じて来た疑問やわだかまりを元に組み立てたプログラムなので、詳しく書くことは控えておきます。星は見えなくても、みんな子どもの様に喜んでくれている様子が伝わってくるのではないでしょうか。

 そうやって4つのコーナーでじっくり皆んなで眺めていると、プログラム後半、ある方が「いっきゅう先生、星が出ています」と、みんなが見ている所とは別なところに輝く星を見つけてくれました。そのうち、なんとびっくり、雲の切れ間から星たちが姿を見せてくれていたのです。
 そのうちに、見える星がどんどん増えていきます。
 さっそく〈晴れバージョン〉で想定していたプログラムを導入。
「では皆さん、寝っ転がって、このきれいな星空を味わいましょう」と話し、A先生が、降った雨で濡れたビニールシートを拭いて準備してくれた二ヶ所に分かれてみんなで寝っころがりました。
  「あー、カシオペア(山形星)が見えた!」
という声。
 確かに出ています。
「すると、こっちに北極星(にぬふぁ星)があるはずですよ」とレーザーで示すと、そのうちに雲が晴れて、北極星(にぬふぁ星)も見えました。
「こっちにオリオンビール座、オリオン座が見えます」と、講師の一人Rさんの声。 どんどんいろいろな星の輝やきが見えてきます。

〈宙たび〉は「いろいろな星や星座の名前を覚えるプログラムではありません」という話は、今回も強調していますから、講師陣もそれを心得ていて、星座や星の名前は四つくらいです。星をたのしむなら、まずそれで十分です。

 数分後、なんと隣のシートから「流れ星が見えタァ!」という声が響いてきました。
「それは〈心の目〉が見せた星ですかァ?」と大きな声で聞き返すと
「ほんと~ですゥ!」との声。
「見えた人、手をあげて~」というと「ハーイ」という声がたくさん聞こえてきます。
 なんと半分以上の方たちが流れ星を見ることができたといいます。

 私はその日、視力に合わないメガネを持って行ってしまって、ハッキリみることはできませんでしたけど、言われてみたらなんとなく一つの方向でスーっと流れたスジが見えた気がしましたから、それだったのかもしれません。

 雲はずっと同じところにとどまっているわけではありません。
 雲の厚い重なりも、風にのって動いているうちに、宙好きの人たちに美しい星空をプレゼントしてくれることがあるのです。
 加えて〈宙たび〉の会場は沖縄本島北部。
 名護市よりもっと北の空気がとてもきれいで星空を眺めるのに絶好の場所です。
 その〈素晴らしい場所〉と〈宙たびの雨天対応プログラム〉だったからこそ、大きなクリスマスプレゼントをもらうことができたに違いありません。 

 雨がふったり止んだりの〈宙たび-2〉でしたけど、参加者の皆さんの評価は今回も満足度100パーセント。
 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )にとっても、すばらしい時間になりました。

 この〈宙たび-2〉は実は私いっきゅう自身に、とても大きなプレゼントくれました。それに関しては想い大きいものがあるので、チャンスがあれば稿を分けて書かせていただきます。

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超簡単 手作り望遠鏡 その②/反響続くたのしい教育

 超簡単 手作り望遠鏡の反響が続いています。三、四分でできたということに私と同じ様に衝撃を受けた人たちも多い様です。少し他の写真も交えて紹介しましょう。

 これはたのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る若い先生たちに使ってもらっているところです。みんな信じられないという様にたのしく見ていました。

 ここで使っているのは、私が説明しながらA先生に作ってもらった望遠鏡です。工作用紙を丸めて筒にしてレンズをはめてあります。

 画像はこんな感じ、こういう景色が・・・


スマホはオートでピントを合わせにいくので、それがけっこう難しいのですけど、こんな感じで見えます。十倍くらいです。

 

 いくつかの大きさのレンズから選んで作成したものなので、全国各地でいろいろな方たちが利用できる様にするためには100均などで利用できるレンズを利用しなくてはいけません。

 来週には腰を据えて実験することができると思います。
 研究成果をお待ちください。

 ※

 前回〈超簡単 手作り望遠鏡〉について書いた記事の中の
「簡単に伝えることができるのが、難しいことをいろいろ伝えるよりも高度で成熟している」という言葉に心動かされたという方がいました。
 「いっきゅう先生独自の考え方ですか」という質問もありましたが、それは私のオリジナルの発想ではありません。

 科学は複雑に説明しなくてはいけない状態よりシンプルに説明できる方がより成熟していることを立証しています。あまた有る〈力〉を、わずか四つにまとめることができたのは、より高度に成熟してきたからです。それをよりシンプルに一つの力で説明しようというのが科学者の研究の方向です。

 教育は、ものごとの真髄を伝える作業です。義務教育の対象は子ども達です。「子ども達は幼いから簡単に教える必要がある」と考えている人たちがいます。そしてそれは〈難しい言葉を簡単な言葉に置き換えること〉によって、楽にすすめることができると考えている人がほとんどです。
 しかしそれは間違っています。
 子ども達がものごとの本質をつかむことができる様なシンプルなやさしい伝え方は〈より高度で成熟した教育〉があってはじめて成り立つのです。
 逆に言えば、教育の視点で学問を組み立てていくことで、その学問は、より高度になり成熟していくことになるのです。

 たのしい教育はシンプルです。
 それはより成熟した教材が出来上がっているからです。
 いろいろな人たちに、そのたのしさを体感してもらいたいと思っています。
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