超簡単 手作り望遠鏡 その②/反響続くたのしい教育

 超簡単 手作り望遠鏡の反響が続いています。三、四分でできたということに私と同じ様に衝撃を受けた人たちも多い様です。少し他の写真も交えて紹介しましょう。

 これはたのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る若い先生たちに使ってもらっているところです。みんな信じられないという様にたのしく見ていました。

 ここで使っているのは、私が説明しながらA先生に作ってもらった望遠鏡です。工作用紙を丸めて筒にしてレンズをはめてあります。

 画像はこんな感じ、こういう景色が・・・


スマホはオートでピントを合わせにいくので、それがけっこう難しいのですけど、こんな感じで見えます。十倍くらいです。

 

 いくつかの大きさのレンズから選んで作成したものなので、全国各地でいろいろな方たちが利用できる様にするためには100均などで利用できるレンズを利用しなくてはいけません。

 来週には腰を据えて実験することができると思います。
 研究成果をお待ちください。

 ※

 前回〈超簡単 手作り望遠鏡〉について書いた記事の中の
「簡単に伝えることができるのが、難しいことをいろいろ伝えるよりも高度で成熟している」という言葉に心動かされたという方がいました。
 「いっきゅう先生独自の考え方ですか」という質問もありましたが、それは私のオリジナルの発想ではありません。

 科学は複雑に説明しなくてはいけない状態よりシンプルに説明できる方がより成熟していることを立証しています。あまた有る〈力〉を、わずか四つにまとめることができたのは、より高度に成熟してきたからです。それをよりシンプルに一つの力で説明しようというのが科学者の研究の方向です。

 教育は、ものごとの真髄を伝える作業です。義務教育の対象は子ども達です。「子ども達は幼いから簡単に教える必要がある」と考えている人たちがいます。そしてそれは〈難しい言葉を簡単な言葉に置き換えること〉によって、楽にすすめることができると考えている人がほとんどです。
 しかしそれは間違っています。
 子ども達がものごとの本質をつかむことができる様なシンプルなやさしい伝え方は〈より高度で成熟した教育〉があってはじめて成り立つのです。
 逆に言えば、教育の視点で学問を組み立てていくことで、その学問は、より高度になり成熟していくことになるのです。

 たのしい教育はシンプルです。
 それはより成熟した教材が出来上がっているからです。
 いろいろな人たちに、そのたのしさを体感してもらいたいと思っています。
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知的好奇心をア~ルから学ぶ/たのしい教育研究所(RIDE)のサイト好調

 このサイトを読んでくださっている皆さんのおかげで、たのしい教育研究所(RIDE)の公式サイトの人気度はかなり高く、全国で名乗りをあげた〈学問・科学〉の千数百のサイトの中で第6位を記録した様です。
 トップ100のほとんどは〈英語〉や〈受験〉のサイトがしめていますから、楽しさが勝負だと語るたのしい教育研究所(RIDE)のサイトは異質です。
 もちろんトップ近くは熾烈なヒートが続いていますから順位は前後することが普通です。しかし数ある力自慢のサイトの中で6位というのは驚きです。
 心から感謝の気持ちを皆さんにお伝えいたします。

 ところで、たのしい教育研究所(RIDE)の公式サイトで人気があるものをあげると〈ウェルカム担当ア~ル〉に触れているものがいくつか重なります。

 先日、ある高校生からア~ルの記事についての熱い感謝のメールをもらいました。ライドの記事で〈学びたい〉という気持ちが高まるのと同時に、ア~ルの姿で受験勉強の疲れが癒されます、という内容でした。

 わたしはア~ルを観ていると「こんな感じで生きていきたい」と思うことが多々あります。

 ア~ルは散歩などの時だけでなく、私が執筆をしている時にも大抵そばにいます。
 カチャカチャと動く私の手の動きがきになるらしく、こんな感じでトラックパッドに自分の手を乗せたりして、私の操作ができなくなることも起こります。

 ア~ルがキーボードやトラックパッドの上を歩いたおかげで「れれれれれれれれれれれれ」というメールが送信されて、お詫びしたこともありました。

 たのしい教育研究所(RIDE)のネットワークは強いセキュリティをかけてあるので、研究所の関係者に意味不明のメールが届いているとしたら、それはウィルスではなくア~ルのせいです。それが起こらない様に注意しています。
 途中の作業が消えることもありますから、作業のデータの普及も時々起こります。

 これは、私と遊んでいる時のア~ルです。
 好奇心をもってじ~っと見つめる、その集中力はなかなかのものです。

 たのしい教育研究所(RIDE)もア~ルの様にいろいろなものごとに知的好奇心を注いでいきたいと思っています。
 しかし、まだまだア~ルほどの高みには行き着きません。
 ア~ルと付き合っているうちにいつか、ア~ルの様な高みに行ける様な気がしています。

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南極人(なんきょくびと)宇宙人(うちゅうびと)のNさんはRIDE(ライド)の大切な助っ人

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )は全国に強く応援してくださる方たちがいます。とても嬉しいことです。その一人、Nさんは的川先生、遠藤先生と共に、とても古くからたのしい教育を支持し応援してくださっています。
 先日「きゆなさん今度、沖縄にいきますよ」という連絡がNさんから入り、たのしい語らいの時間を持つことができました。

 

 Nさんは南極に三度も派遣されている、とても羨ましい経歴の持ち主。気象観測の気球の第一人者ですから、引く手数多(あまた)なのです。
「ボクは南極で一生呑む量をはるかに越すくらいビールを呑んできた」というので、Nさんと会うときはすぐに地酒 泡盛(アワモリ)から始まります。

 宇宙探査にも関わっているNさんとは話が尽きません。
 これは〈ハヤブサ2〉のタッチダウンの様子を二人で語らっている時の一枚かな,身を乗り出して語らっています。

 こういう実力者が応援してくれるRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )という組織をますます誇らしく感じる今日この頃です。

 おかげさまでRIDEは着々と〈たのしい教育〉を広げています。それは間違いなく、このサイトを読んでくれている皆さんや各地で応援してくれる方たちがいるおかげです。
 「ゆっくり着実に」がRIDE(ライド)のテーマですから、決して派手に広げることはありません。しかし受けてくださった方たちがゆっくり口コミでたのしい教育の素晴らしさ、未来を突破する可能性を伝えてくれることで、私いっきゅうの〈超多忙状態〉はやみません。嬉しいことです。

 今年度(2019年3月まで)はスケジュール的にかなりいっぱいですけど、次年度2019年度の講演・講座などの押さえは可能です。お早めにお問い合わせください⇨こちら

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手作り望遠鏡は衝撃的なほど簡単にできる/難しく教えるより簡単に教える方がより高度で成熟しているのです

 星空のワークショップをやっているので雨の時にどうするか、いろいろな教材を考えています。最近偶然レンズが入手できたので、望遠鏡を作ってみることにしました。

 知人に中学の先生がいて、一度、望遠鏡の作り方をレクチャーしてもらったのだけど「ここが難しい」「これがなかなか大変で」という様な話をいろいろ聞いたので、作る意欲が無くなっていたのですけど、衝撃的なほど簡単でした。

 黒い画用紙に巻いてテープで固定し、その中にレンズを挟んでスライドさせてみたら何とびっくり望遠鏡ができてしまいました!

 4分くらいでパッと作ったので見栄えはよくないかもしれませんし、長い筒と短い筒の境目も隙間がありますから、実にラフなつくりです。

 しかし、これを使って遠くの家の屋根に合わせてみると、この一番遠くの家の側の電柱が・・・

 

 こう見えます。

 携帯のカメラでピントを合わせるのが大変でブレた画像になってしまっていますけど、実際にはクッキリした映像です。

 これで10倍くらい、この倍率でも〈月〉や〈すばる〉などなら十分たのしめると思います。

 それにしても、まさか近くにある画用紙二つにレンズを巻きつけただけで望遠鏡ができてしまうなどとは思いもしませんでした。
 レンズも単に筒をきつめに巻いて挟んであるだけで、接着剤や両面テープなどで固定しているわけでもありません。

 20年くらい前から、いろいろな人たちに手作り望遠鏡の作り方をたずねてきたのですけど、みんな〈レンズの口形がどうだこうだ〉とか〈二つの筒が入れ子になってピッタリするようなものを探すのが難しい〉とかいろいろと面倒な話をするので、結局、自作するまでの元気度、楽しさ度が維持できずに、これまで作ったことがありませんでした。
 どうして「あれは大変、これが面倒だ」という人たちが多いのでしょう・・・

 そういう説明は、望遠鏡をたのしみたいと思う人たちに、こういう図の様な話をしている様なものです。たのしもうという意欲が削がれてしまいます。
 そういう知識を披露することは、自分が周りの人よりたくさんのことを知っていることを披露することにはなっても、それで相手が望遠鏡の魅力にとりつかれることはないでしょう。

 きっとその人が望遠鏡の本質をつかんでいるわけではないからなのでしょう。その人たちも、まさか厚紙二枚とレンズ二枚で望遠鏡が簡単に出来上がるとは思っていないのでしょう。

 ガリレオが作った望遠鏡はこういうタイプです。
 はじめはこんな風にきれいに作ったわけではないはずです。きっと私の様に、簡単な筒を作って、レンズをはめてみて自分でもびっくりしたことでしょう。

 みてください、ガリレオの望遠鏡も10~20倍程度です。

 ガリレオはこういう望遠鏡で現代科学を切り開いたのです。

 ちなみにこの望遠鏡の話は、単に望遠鏡の仕組みだけの話をしているのではなく、文法にしろ、計算にしろ、経済の変動にしろ、全てにつながっています。
 シンプルに簡単に説明できる教材を創っていくことが、未来を切り開いていくことにも繋がると考えています。
 たのしい教育研究所はガリレオの意志を組む組織です。このたのしさがいろいろな人たちにどんどん伝わって行くように、その取り組みをすすめていきたいと思っています。
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