たのしい教育研究所 初年目/日食イベント

たのしい教育研究所のデータ整理をしています。
写真画像だけでT(テラ)単位のボリュームがあるので、それらをどう整理するかで、かなり頭を使うのですけど、実際にハードディスクを媒介にデータを移動させることにも長い時間を使うことなります。

そういう中で、とてもたのしいことがたくさん起こります。
懐かしいデータに触れることです。
その一つを紹介させていただきます。

たのしい教育研究所に「NPO」としての認可が下りたのは2012年10月ですから、それから数えるとまだ三年に満ちていません。しかし「たのしい教育研究所」を正式に名乗ったのは、わたしが教師を辞めた、その年2012年の5月からで、実はその頃からひっそりと新聞には登場していたのです。

この新聞は、かつて勤めていた、うるま市の具志川小学校が開催した「日食観測イベント」に呼んでいただいた時の記事です

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よく読むと「午前7時ごろ」と記されています。
私たちもそうですけど、学校側は朝の6時前から海岸で準備をすすめてくれていました。

しかも、その日の天気はたしか「曇り時々雨」。
集まってくれたはいいものの、太陽は見えないかもしれません。
予報通り、空は一面の雲。
そんな中でも親子・祖父母と、たくさんの人たちが海岸に集まってきてくれます。
待つ間は、万が一、太陽が出なかった時のために「巨大シャボン玉」や「宇宙のたのしいお話」などを織り込みながらすすめることになっています。
きっと、企画してくださった学校側はもっとドキドキしたことととおもいます。

日食の時間も終わろうとする頃、ある先生が
「みえた〜」
 その声を合図に、みんなで太陽メガネを取って観測。

すばらしい姿でした。

来てくれた方達も大満足でした。
新聞に新垣創也くんが
「宇宙ってこんなにすごい力があるんだ」
と語った言葉がありますが、そこにいたみんなが感じたことだとおもいます。

スタートの頃から、たのしい日々が続いていることを、データ整理の中で味わっています。
きっと、整理している間に、その時の写真も出てくるとおもいますから、このサイトに掲載させていただきます。
ところで、具志川小学校は、PTAの方たちや若葉会(おじいさんやおばあさん達の会)がとても元気で、わたしがいた頃から、子ども達でのキャンプを大々的に企画したりと、魅力的なとりくみを数々すすめていた学校です。そしてたのしい思い出にたくさんあふれた学校です。

 たのしい教育に全力投球の日々です
みなさんも、沖縄を元気に賢くする活動に参加しませんか。
応援してくださるみなさんが一人でも増えてくれることを

たのしみにしています

宇宙の本 おすすめ サイモン・シン「宇宙創生 上下」/夏休みの読書の一冊に

「沖縄から宇宙飛行士を(WAO)」の代表を務めていると、宇宙に関わる質問を受けることもあります。

「宇宙の果てはどうなっていますか」という質問だけでなく
「宇宙に関わる仕事に就きたくて◯◯大学を受験します。一次試験は突破しました。面接に向けて読んでいた方がよい本を紹介していただけませんか」
という様な質問もあって、心強く感じる日々です。

宇宙に関しておすすめの本ということで何冊かある中に、必ずといってわたしがあげるのが
サイモン・シン「宇宙創生(上下巻)」です。

51ExhGCAneL._SX298_BO1,204,203,200_宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)

上巻

第Ⅰ章 はじめに神は…
天地創造の巨人からギリシャの哲学者まで/円に円を重ねる/革命もしくは回転/天の城/望遠鏡による躍進/究極の問い
第Ⅰ章のまとめ
第Ⅱ章 宇宙の理論
アインシュタインの思考実験/重力の闘い ニュートンvsアインシュタイン/究極のパートナーシップ 理論と実践/アインシュタインの宇宙
第Ⅱ章のまとめ
第Ⅲ章 大論争
宇宙を見つめる/消えますよ、ホラ消えた/天文学の巨人/運動する宇宙/ハップルの法則
第Ⅲ章のまとめ

下巻

第Ⅳ章 宇宙論の一匹狼たち

宇宙から原子へ/最初の五分間/宇宙想像の神の曲線/定常宇宙モデルの誕生  第Ⅳ章のまとめ

第Ⅴ章 パラダイム・シフト

時間縮尺の困難/より暗く、より遠く、より古く/宇宙の錬金術/企業による宇宙研究/ペンジアスとウィルソンの発見/密度のさざなみは存在するのか  第Ⅴ章のまとめ

エピローグ

サイモン・シンはこれまで何冊も科学や数学関係の本を出しています。
彼の作品の特徴は、「仮説⇨実験」の手法をよく取り上げることです。こう考えるのが正しいのか、いや、もう一つ、こういう考えはどうか、という様に、いろいろな予想をあげてから、科学者達が真理に至るまでの研究の様子をわかりやすく説明してくれます。
 ミステリー小説で犯人を追う刑事の様に、ドキドキさせながらのめりこんでいくこととおもいます。。
 仮説実験授業が明らかにして来たことの一つですが「予想をもって問いかけるのが科学です。そして真理に至るには、その方法しかない」のです。サイモン・シンの本は、その流れをまさに読者に体感させてくれる作品です。
 おすすめします。

夏休みもたのしく賢く
元気いっぱいの「たのしい教育研究所」です

 

メールマガジン 充実化!/書くこともたのしく大切な活動です

これまで、本当にたくさんのところで授業をさせていただきました。

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わたしの授業を受けてくれた方たちの数は3年で2万人に迫り、御世話になった皆さん「たのしい教育研究所の活動は予想以上の展開ですすんでいます」と報告できるようになりました。

今こうして綴っている間にも、授業の問い合わせがきています。
授業が好きなわたしにとっては、夢で暮らしているような日々です。スクリーンショット 2015-02-11 21.07.01

そうやっていろいろな処を飛び回る中でも
「書くことでたのしい教育を発信する」
という活動の大切さは忘れたことがありません。

特に去年からその活動にも力を込めてきました。
仲間達のおかげで、その活動も順調にすすんでいます。

昨年度 沖縄県グッジョブ運動の中で作成の運びとなって「たのしいグッジョブ授業プラン」は全県の小学校、中学校に数冊ずつ配布されています。

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医師会から声をかけて頂いて協力して作成した「こころのタネ」は県内の全中学生ひとりひとりに配布されています。

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そういう活動の中、わたしがもっともたくさんの文章を綴っているのは、この公式サイトと週一回のメールマガジン「教師を辞めても たのしい教育活動はやめられない」です。

それと並行して「たのしい教育研究所」を応援してくださっている方たち向けに、毎週メールマガジンをたのしく綴っています。
スクリーンショット 2015-07-18 14.20.20  当初、かなりの長さに、次の週までに読むというには読み手が大変だと気づき、書く量を減らすように努力しているのですけど、それでも原稿用紙にして20〜30枚程度のボリュームになっています。

内容は「研究所の活動の様子」「たのしい授業の方法」「映画の話」、そして「たのしい教育の発想法」の4本立てです。

現在161号、つまり161週間書き続けてきたのですけど、書きたい題材はどんどん増えてきています。

最新号も充実しています。
紹介させていただきます。

スクリーンショット 2015-07-18 14.21.06スクリーンショット 2015-07-18 14.20.44 機が熟したら電子書籍版でお届けしようと思っていますが、今はPDF版で送っています。興味のある方はお申込みください。スマートフォンやパソコン、タブレットなどいろいろな端末で読むことができます。

 たのしい教育研究の応援月額900円 でお送りしています。

申込みは ⇨ office⭐︎tanoken.com  ⭐︎を@ へメールで

 たのしい教育活動を応援して
元気で賢い沖縄を育てる活動にご協力ください

予想⇨実験 の題材はあふれています…暮らしの中にはたのしいことがいっぱい!

研究所には、これまでいろいろ利用して、もう要らなくなってきた書籍類がたくさんあります。
それをどうしたものかイロイロ考えていたのですけど、最近ひらめいてある実験することにしました。
研究所のポストの前に「自由にもらってください」と書いて並べてみたのです。
これも小さな社会実験です。

予想を立てて結果を待つとドキドキです。
さあ、どうなるでしょう?

スクリーンショット 2015-07-17 10.32.20上の写真が昼頃の様子です。

そして下が夕方の写真です。
1/3くらいに減っています。
スクリーンショット 2015-07-17 10.32.25よろこんで持って行ってくれた方たちがいるんです。
人数はわからないのですけど。

気を良くして、また隙間にいろいろ並べています。
「予想を立てて確かめることによってのみ真理に至る」
かつてギリシャの原子論者達が伝えてくれた、その考え方は
人生をたのしむ秘訣でもあります。

 

たのしい教育活動で
人生の豊かさを伝えたい
「たのしい教育研究所」です