自由研究こそ本物の研究/トウガラシ液・わさび液農薬 1ケ月後

大好きな南大東島でお世話になった方からいただいた、大切なシークワーサーが青虫にやられ、キッチンにあるもので除虫薬にならないか試した自由研究の事を先月(2015.6)書きました。

⇨https://tanokyo.com/archives/5688

 葉っぱをムシャムシャやられて、ホネだらけの様になっていた苗たちがこれです。
犯人もしっかり写っています。
いろいろな学校などで授業をさせていただくときに、上のページに掲載した写真を見せて「アオムシの足は美しい」という話をすることがあります。まだの方はぜひご覧ください。
スクリーンショット 2015-06-01 11.19.34

さて、あれからひと月以上経ちました。
その後、大切なシークワーサー達はどうなっているのかご覧ください。
こんなに元気に育って、大きな苗は30cm以上あります。
スクリーンショット 2015-07-17 10.32.39  スクリーンショット 2015-07-17 10.32.50 スクリーンショット 2015-07-17 10.32.55スクリーンショット 2015-07-17 10.32.33もしかするとワサビやカラシは、除虫だけでなく、土の中で栄養分になってくれるのかもしれません。

研究したい方は続けてみませんか。

たのしい夏の自由研究になると思います。

たのしい教育が沖縄をさらに育てる
たのしい教育を広める活動に全力投球の「たのしい教育研究所」です

プリッツ団子を学校で!/たのしい教育は子どもの可能性を大きくのばす

以前、このサイトで「プリッツ団子」を紹介しました。
https://tanokyo.com/archives/6415

それを子ども達とたのしんでいる様子が送られてきました。

あえて顔がうつらないようにしていますが、みんなの表情はとてもたのしそうです。

スクリーンショット 2015-07-16 22.51.45スクリーンショット 2015-07-16 22.51.34 スクリーンショット 2015-07-16 22.52.43 今度のクリスマスに、また研究所でやってみたいです。
みなさんも如何でしょうか。

 沖縄の未来を開く「たのしい教育」に全力投球の
たのしい教育研究所です

 

たのしい教育研究所の授業の様子が新聞に掲載されました/

2015年7月15日(水)の琉球新報に、たのしい教育研究所の授業の様子が掲載されました。

スクリーンショット 2015-07-15 15.35.09                  記事
うるま市ボランティア団体支援助成事業の第一回サイエンスクラブが7日、具志川東中学校で開催された。
NPOたのしい教育研究所の喜友名一代表を講師に招き、「科学で賢くたのしく」をテーマに講演した。
喜友名さんはハンマーと紙、鳥の羽が同じ高さから落下した場合、どちらが早く地面にらっかするかを生徒らに問い掛けながら講演した。

アポロ15号が月面上で実験した映像などを交えながら、ガリレオ・ガリレイが示した「落下の法則」を開設した。

喜友名さんは「予想を立て、本当の姿を確かめることが科学。予想が当たっても外れても、学ぶことはたくさんある」と生徒らに語りかけた。

——–

 テーマの「科学で賢くたのしく」は、子ども達の感想を読む限り、十分成功したと思います。

 予想を立てて確かめる。
原子の目でみつめる。
科学は、複雑そうでいて、とてもシンプルな体系です。
そして何より、わくわくするたのしさをたくさん含んでいます。

その流れの中でたのしく賢い学力が高まっていくのです。
授業を受けたい方は遠慮なくご相談ください。

office⭐︎tanoken.com  ⭐︎を@に変えて送ってください。

たのしい学力向上に全力投球の「たのしい教育研究所」です。

エピクロスの学校「私たちが最も大切にしているのは たのしさ です」

わたしは原子論者です。
原子論者とは、原子を元にいろいろな現象を考えていくもの達です。

科学者=原子論者
であってほしいのですけど、残念ながらそうともいえません。
科学の最も拠り所とするのが原子論です。
それを否定する科学は科学とはいえません。
原子論ではなく超常現象的なものを信じていては、科学とはいえないのです。超常的な現象、たとえば「水は人間の言葉を理解する」ということを本気で信じる科学者もいるようなのですから。

原子論者の「源」にギリシャのエピクロスがいます。
紀元前341年 に生まれ 紀元前270年没。72年間の人生をみごとに生ききった人物です。

epicure
彼は「快楽主義者」というレッテルを貼られましたが、それは彼が
「死によって人間は感覚を失うのだから、恐怖を感じることすらなくなるのであり、それゆえ死を恐れる必要はない」ということを主張したからです。

しかし「死によって感覚すらなくなる」ということは、まさに原子論的な発想です。

エンサイクロペディアの「エピクロス」の項にはこうあります。

    ===========
エピクロスの自然思想は、原子論者であったデモクリトスに負っている。つまりそれ以上分割できない粒子である原子と空虚から、世界が成り立つとする

    ===========

https://ja.wikipedia.org/wiki/エピクロス

 

ところで、京都に吉田さんという方がいて、この「たのしい教育研究所」をとても応援してくれています。その吉田さんが電話でこういう話をしてくれました。

喜友名さんのたのしい教育研究所は、まるでエピクロスの作った学校のようだ。エピクロスの学校の入り口には、こう書かれていたのですよ。
「はじめてお会いする方へ。
この学校で少し休んでいきませんか。
ここで私たちが最も大切にしてることは たのしさ です」
と。

セネカ著「セネカ道徳集」東海大学出版会 73p にその言葉が出ているそうです。

「私たちがもっとも大切にしていることは たのしさ です」

わたしはごく普通にそう語っていますし、それを看板にして「たのしい教育研究所」を設立しました。

今から2300年前に、どうどうとそれを主張し、人々に たのしさを伝えていった哲人エピクロス。
ますますその偉大さを感じます。

そしてエピクロスの守り伝えた伝統を沖縄の地で大切に育てたいと思っています。

吉田さんが、たのしい教育研究所を応援に来てくれるということで、10月10日に一日コースで講座を開催することになりました。
ものづくりや、エピクロスの原子論のお話をたっぷりしてくれるそうです。
とてもたのしみです。
興味のある方は、今からスケジュールを調整していてください。

たのしい教育の普及が豊かな人生につながる
たのしい教育を実践する実力ある教師が増えていくことで
沖縄の教育がさらに元気に豊かになる
その考えの元に毎日全力投球の「たのしい教育研究所」です