わたしは原子論者です。
原子論者とは、原子を元にいろいろな現象を考えていくもの達です。
科学者=原子論者
であってほしいのですけど、残念ながらそうともいえません。
科学の最も拠り所とするのが原子論です。
それを否定する科学は科学とはいえません。
原子論ではなく超常現象的なものを信じていては、科学とはいえないのです。超常的な現象、たとえば「水は人間の言葉を理解する」ということを本気で信じる科学者もいるようなのですから。
原子論者の「源」にギリシャのエピクロスがいます。
紀元前341年 に生まれ 紀元前270年没。72年間の人生をみごとに生ききった人物です。
彼は「快楽主義者」というレッテルを貼られましたが、それは彼が
「死によって人間は感覚を失うのだから、恐怖を感じることすらなくなるのであり、それゆえ死を恐れる必要はない」ということを主張したからです。
しかし「死によって感覚すらなくなる」ということは、まさに原子論的な発想です。
エンサイクロペディアの「エピクロス」の項にはこうあります。
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エピクロスの自然思想は、原子論者であったデモクリトスに負っている。つまりそれ以上分割できない粒子である原子と空虚から、世界が成り立つとする
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https://ja.wikipedia.org/wiki/エピクロス
ところで、京都に吉田さんという方がいて、この「たのしい教育研究所」をとても応援してくれています。その吉田さんが電話でこういう話をしてくれました。
喜友名さんのたのしい教育研究所は、まるでエピクロスの作った学校のようだ。エピクロスの学校の入り口には、こう書かれていたのですよ。
「はじめてお会いする方へ。
この学校で少し休んでいきませんか。
ここで私たちが最も大切にしてることは たのしさ です」
と。
セネカ著「セネカ道徳集」東海大学出版会 73p にその言葉が出ているそうです。
「私たちがもっとも大切にしていることは たのしさ です」
わたしはごく普通にそう語っていますし、それを看板にして「たのしい教育研究所」を設立しました。
今から2300年前に、どうどうとそれを主張し、人々に たのしさを伝えていった哲人エピクロス。
ますますその偉大さを感じます。
そしてエピクロスの守り伝えた伝統を沖縄の地で大切に育てたいと思っています。
吉田さんが、たのしい教育研究所を応援に来てくれるということで、10月10日に一日コースで講座を開催することになりました。
ものづくりや、エピクロスの原子論のお話をたっぷりしてくれるそうです。
とてもたのしみです。
興味のある方は、今からスケジュールを調整していてください。
たのしい教育の普及が豊かな人生につながる
たのしい教育を実践する実力ある教師が増えていくことで
沖縄の教育がさらに元気に豊かになる
その考えの元に毎日全力投球の「たのしい教育研究所」です