この先生たちの活躍が未来の沖縄の元気を創る

 教師にとっての夏は漬物の様に〈研修〉に浸る夏です。学校教育に課せられる、あるいは期待されるものは多岐にわたり、その一つひとつの内容は〈達成目標〉ではなく〈方向目標〉的なもの、つまり〈ここまで学べばOK〉というものではなく、前に前にと膨大な内容を学び続けることになる。30年近くそういう中で教師を続けてきたので「先生たちは楽ですよね」という方や「近頃の教師というのは」という言葉に、そのまま頷くことはできません。そういう中で保護者の皆さんや地域で教育活動している皆さんと学校の先生たちの信頼関係を築いていくのが〈たのしい教育研究所〉の取り組みの一つです。

 たのしい教育研究所で学んでいる若い先生たちから「研修もたのしくがんばっています」という暑中見舞いメールが届きました。

 とてもうれしいメールだということに加えて、写真から見る姿に、力をつけて来た様子がみえて、喜んでいます。
 
「〈学ぶことがたのしくてならない〉という子どもたちを育てる力のある教師」
それがたのしい教育研究所が育てている教師です。
「日本にはもともと教育がたのしいという発想はなかった」というのは仮説実験授業研究会代表の板倉聖宣が沖縄での講演会で語ってくれた言葉です。だからこそ、本気でこの活動に全力を注ぎたいと思う日々です。板倉聖宣のそのお話は次回紹介させていただきます。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

たのしい教育で本格的な科学にのめり込む子ども達

〈本格的な内容であるほどたのしい授業となる〉という言葉は、たのしい教育研究所のバックボーン(骨子/元々は背骨という意味)です。枝葉の部分を取り出して授業するのではなく科学の骨格・学問の骨格を取り出して、その感動が伝わる様に授業を構成するのです。教科書があるわけではありませんから、その授業プランづくりに時間だけでなくかなりの知力体力を必要とします。
 今回は琉球銀行主催のキッズスクールに講師として要請され、以前から構想をまとめていた〈小さな世界〉の授業をして来ました。

 ロバート・フックやレーウェンフックが切り開いた小さな世界を、子どもたちが感動する様に構成した授業です。
 県内のいろいろなところから集まった小学校高学年の子どもたちが会場いっぱいに広がって、しかも家族の方達も一緒に参加してにぎわいました。

 はじめは違う学校同士で、しかも授業参観の様に後ろで家族が見ている中でしたから、かなり緊張していた様子の子ども達も、自己紹介ゲームなどで気持ちがほぐれて、授業の中では、フックさん達の様に本格的な研究者の様相になってきました。

 授業は「たの式けんび鏡」という20倍・30倍の〈単式けんび鏡〉を作成して、予想を立てながらいろいろなものを研究していきました。
 たの式顕微鏡で小さなものを見る練習として〈偽札をさがせ〉で盛り上がり、使い方に慣れてもらったところで本格的な研究(予想チャレンジ)に入ります。

 どういう内容で予想チャレンジを構成すればよいのか?
 その方法は科学の歴史(科学史)を研究するところから始まります。
 今回の授業でいえば〈小さな世界〉の魅力・感動を私たちに伝えてくれたロバート・フック、レーウェンフックの研究をたどるとよいのです。

 授業は小学校の授業単位でいえばたっぷり4校時分です。
 授業が進むにつれて、どんどん関心度・集中度が高まってきました。
 この姿をごらんください。
 たの式顕微鏡(単式顕微鏡)の使い方も本格的で、まるでレーウェンフックさんの様です。

 授業の内容は、無生物(物質)の研究から始まって、生物の研究にすすみます。

 物質の研究の中で感想評価にもっとも多く、その感動をしるしてくれたのが〈火花は物質なのか、物質ではないのか〉という予想チャレンジです。
 この「シュッ」と擦った時に飛んでいく火花です。

 大人に聞いたところによると、圧倒的に〈イ:熱や炎のように物質ではない〉が多く、今回も一緒に受けてくれた保護者の皆さんに質問すると、同じ予想となりました。
 子ども達はアイが半々というところです。

 まだ那覇市での授業が残っているので、答えは書かずにおきますが、どの予想の人たちも、つまり予想が当たった人もはずれた人も「おー」と盛り上がってくれました。
 興味のある皆さんはこれからのサイトの記事に注目していてください。

 これはたっぷり4校時分の本格的な授業が終わってあと、テレビ局のインタビューに答えている子ども達の様子です。何人もの子どもたちが次々とインタビューに答えてくれていましたが、どの子も一様に「たのしかった!」と答えていました。そして、ニコニコしながら表情豊かに答えている姿が印象的でした。
 子どもたちだけでなく、参観してくれた保護者の皆さんも授業後にわたしのところに来てくれて、〈この流れに引き込まれました〉〈感動しました〉という感想をたくさん話してくれました。

 この子たちの中から将来ノーベル賞を受賞する人物や、多方面で活躍する人物が生まれるに違いありません。将来がたのしみです。ますます〈たのしい教育活動〉に熱意がこもる日々です。

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作文・論文入門/相手の心が動かされるのかが勝負です

 たのしい教育研究所の活動の一つに〈論文・作文・文章〉のワークショップがあります。教育関係者だけでなく、いろいろな試験に向けて取り組みたい方もいますし、仕事上いろいろな文章をまとめたり、あいさつものの多い役職についた方達からアドバイスや構成を依頼されることもあります。〈論文ドクター〉というのがたのしい教育研究所の〈いっきゅう先生〉という名称と同じくわたしの肩書きの一つです。

 今回もたくさんの方たちの文章に手を入れています。
 自分が忘れないために記す文章もあるかもしれませんが、相手のいる文章に関しては、まず相手の心に響くことが大切です。
 これまでたくさんの文章を読んで来ました。
 一般的に〈整った文章〉や〈的確な文章〉が良いと感じている方も多いかもしれません。しかし、それは必要ではあっても十分な条件ではありません。
 文章というのは、読む側の心にどう届くのか、ということです。
 その意味でも、正直に思ったことを書けばよい、というのは大きな勘違いだと思っています。そして、そういう特訓の中で、文章が上達していく人たちがどんどん増えています。

 沖縄県の教員採用試験も一次の合否が8月初旬でわかり、二次試験で論文が出題されます。合格を目指す皆さんは、出題された問題のキーを掴むとともに、試験官の心を動かすことのできる文章をねらってください。

 合格して現場で教師になったとき、子どもたちへ書く文章、保護者の皆さんへのお便りを書くときにも、きっと大きな力になるはずです。
特訓を受けたい方も気軽にお問い合わせください。

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