たのしい理科教育と自由研究と雲の魅力/ながめるだけでたのしい自由研究

 理科教育は、たとえば〈進学のために理数系が必要だから〉ということで学ぶというより、〈それを学んだことで自分の人生がより豊かになる〉から学ぶ、というのが本来の姿です。すべからく教育というのはそうです。それが人生を豊かにしないというのなら、教育の本来の姿に立ち戻って新しく構築していく必要があると思います。
 もちろん自由研究も自らのたのしさ感・価値観ですすめるものです。なになに作品展で表彰してもらおう、という様な進め方もあります。しかしそうではなく、子どもも、そしてわたしを含めて大人も、自分の〈楽しさ感〉つまりは〈価値観〉で周りのいろいろなものごとを見つめていくのがおすすめです。またそういう、自分の価値観を元に研究をすすめていった人の中から、よりたくさんの人たちが認めてくれるような研究が生まれるのです。

 今回は私が大好きな〈雲ウォッチング〉に関連して書いてみましょう。
 雲を学んだところで人生の豊かさとは関係がないのではないか、というようにも思えるかもしれませんけど、少しお付き合いください。

 雲は〈太陽の熱〉で暖められた海や大地の〈水・H2O〉が上空に登っていて集まった状態です。〈水滴〉であったり〈氷のつぶ〉の状態になって浮かんでいます。
 上空でそれがどんどん集まって、自分の重さにたえられなくなったら、地球の引力に負けて〈雨〉〈雪〉などとなって地球上に降りて来ます。
 つまり水・H2Oが地表・海面と上空とをぐるぐるめぐっているわけです。

 雲の種類はいくつかに分かれています。
 雲の種類を〈ニックネーム〉で分けるととんでもない数になります。「雲の本」という様なタイトルでいくつも本が出ています。そこには、聞いたことのない様な雲の名前がたくさん出ています。
 それらは科学的な分類ではなく、いろいろな人たちが自分の感性で名づけたものも多く、同じ雲の形でも、いくつかの呼び方があったりします。それはニックネーム的、文学的な雲の名前です。

 理科教育的に整理するには、まず理科年表で整理してくれている〈雲の種類〉を基本にするといいでしょう。国際基準にのっとって10種類に整理されています⇨こちら

まずすべての雲を、そのおよその雲底高度により上層雲中層雲下層雲の 3 つに分類します。さらに上層雲を巻雲 Cirrus )、巻積雲Cirrocumulus )、巻層雲Cirrostratus の 3 種類に、中層雲を高積雲 ( Altocumulus )、高層雲 ( Altostratus )、乱層雲 ( Nimbostratus の 3 種類に、下層雲を層積雲 Stratocumulus )、層雲 Stratus )、積雲 ( Cumulus )、積乱雲 ( Cumulonimbus の 4 種類に分類します。

 

 国際的な基準を一読していただいたところで、下の写真のこの真ん中あたりに写っている雲をみてください。〈積乱雲〉です。

 ある会議に行く時に空にこの雲が見えたので、道端に停めて撮った写真です。

 

  しばらく見つめて、ほれぼれしていました。

  わたしの目には、その積乱雲は、ゴジラのような怪獣が、空に向かって両手を開いて「なんて素晴らしい空だ」とでも叫んでいる様に見えたのです。無理してその様にみているのではなく、そうにしか見えないのです。

 少し体勢は違いますけど、こんな感じのポーズです。

この方が近いかな。

 この雲の写真はわたしの宝物の一枚です。
 そういった宝物になるような写真を自由研究としてまとめることができたら、たとえば
「小学校◯年生の時に、ゴジラの様な雲を見つけてまとめたんだよなぁ〜」という様に、とてもよい思い出にもなると思います。

 こういう雲の写真は、作品展などの表彰からは遠いかもしれませ。けれど、わたしの様に、晴れた空があれば、どこにいても感動できる様になるかもしれません。するとそれは一枚の賞状よりもっともっと大きな一生ものの宝物になると思うのですけど、どうでしょうか。

 また、わたしの様に〈雲が好きで好きでたまらない〉という人の中から、例えば富士山の山頂で雲の研究を熱く続ける、ということにもなると思うのです。そしてそういう人が、これまで解き明かされていない〈雲の秘密〉を解明してくれるようにもなると思うのですけど、どうでしょうか。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

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