仮説実験と予想チャレンジ

  • く  仮説実験という言葉は科学上の重要なキーとなる言葉で、このサイトをいろいろ読んで下さっている皆さんは何度か目にしていることと思います。たのしい教育研究所の授業では〈予想チャレンジ〉というフレーズを用いることがあります。予想チャレンジは仮説実験を強く意識した言葉です。〈仮説⇒予想〉〈実験⇒チャレンジ〉と対応しています。これは言葉のアヤとして用いているのではなく、わかりやすくするためにという強い意味があって、というわけでもありません。
     研究所で学んでいる方から、その違いについての質問がありましたので、今回はその中の〈仮説と予想〉について書きたいと思います。

 そもそも〈仮説〉とは予想ではなく〈説〉、〈仮の説〉です。
「この場合はこうなるのではないか」という単発の予測ではなく、
「広く考えて統一的にこういうことが言えるのではないか」という様なものが〈仮説〉です。
 たとえば仮説実験授業に「ものとその重さ」という授業書がありますが、その授業をすると、子ども達の中に「〈全てのもの〉には重さがあって、それは全部足し算できるのではないか」という様な〈統一的・一般的な見かた・考え方〉が湧きあがって来る授業構成になっています。
 そういうものを〈仮説〉と呼びます。

 それに対して〈この場合は〉という様に限定的・単発的、あるいは特別な例として〈予想〉という言葉を使っています。
 単発的な〈予想〉を重ねていくうちに一般的な〈仮説〉が出来上がっていき、その〈仮説〉を確かめる〈実験〉によって〈ものごとの仕組み〉や〈法則〉というものが明らかになっていくのです。


 学校の授業やいろいろな処での講演会に呼ばれて使わせいただける時間には限りがあって、仮説実験授業の様に5時間6時間、長いものになると10時間以上使って授業するという様なことは難しいので、たのしい教育研究所の授業プランは〈仮説〉という言葉より〈予想〉という言葉をたくさん利用しているのですけど、それらはあながち〈予想〉のままでとどまりません。
 最近急ピッチで作成がすすんでいる〈シッポの科学〉という授業プランも「もしかして全てのシッポには全て◯◯◯◯という秘密がかくされているかもしれない」という様な〈仮説〉にまで高まっていくことが多々あるようです。

 短い時間の〈予想チャレンジの授業〉も、たのしく進むうちに〈仮説〉に高まっていくことも少なくない、ということで理解していただければと思っています。

 8月19日(土)の「子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう!⇒こちら」では、自由研究のまとめとしての〈予想チャレンジ〉の授業をいろいろ紹介する予定です。 今日もそのプロジェクト会議でスタッフ一同盛り上がっています。興味のある皆さんは、お申込みください!

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