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たのしい教育で本格的な科学にのめり込む子ども達

〈本格的な内容であるほどたのしい授業となる〉という言葉は、たのしい教育研究所のバックボーン(骨子/元々は背骨という意味)です。枝葉の部分を取り出して授業するのではなく科学の骨格・学問の骨格を取り出して、その感動が伝わる様に授業を構成するのです。教科書があるわけではありませんから、その授業プランづくりに時間だけでなくかなりの知力体力を必要とします。
 今回は琉球銀行主催のキッズスクールに講師として要請され、以前から構想をまとめていた〈小さな世界〉の授業をして来ました。

 ロバート・フックやレーウェンフックが切り開いた小さな世界を、子どもたちが感動する様に構成した授業です。
 県内のいろいろなところから集まった小学校高学年の子どもたちが会場いっぱいに広がって、しかも家族の方達も一緒に参加してにぎわいました。

 はじめは違う学校同士で、しかも授業参観の様に後ろで家族が見ている中でしたから、かなり緊張していた様子の子ども達も、自己紹介ゲームなどで気持ちがほぐれて、授業の中では、フックさん達の様に本格的な研究者の様相になってきました。

 授業は「たの式けんび鏡」という20倍・30倍の〈単式けんび鏡〉を作成して、予想を立てながらいろいろなものを研究していきました。
 たの式顕微鏡で小さなものを見る練習として〈偽札をさがせ〉で盛り上がり、使い方に慣れてもらったところで本格的な研究(予想チャレンジ)に入ります。

 どういう内容で予想チャレンジを構成すればよいのか?
 その方法は科学の歴史(科学史)を研究するところから始まります。
 今回の授業でいえば〈小さな世界〉の魅力・感動を私たちに伝えてくれたロバート・フック、レーウェンフックの研究をたどるとよいのです。

 授業は小学校の授業単位でいえばたっぷり4校時分です。
 授業が進むにつれて、どんどん関心度・集中度が高まってきました。
 この姿をごらんください。
 たの式顕微鏡(単式顕微鏡)の使い方も本格的で、まるでレーウェンフックさんの様です。

 授業の内容は、無生物(物質)の研究から始まって、生物の研究にすすみます。

 物質の研究の中で感想評価にもっとも多く、その感動をしるしてくれたのが〈火花は物質なのか、物質ではないのか〉という予想チャレンジです。
 この「シュッ」と擦った時に飛んでいく火花です。

 大人に聞いたところによると、圧倒的に〈イ:熱や炎のように物質ではない〉が多く、今回も一緒に受けてくれた保護者の皆さんに質問すると、同じ予想となりました。
 子ども達はアイが半々というところです。

 まだ那覇市での授業が残っているので、答えは書かずにおきますが、どの予想の人たちも、つまり予想が当たった人もはずれた人も「おー」と盛り上がってくれました。
 興味のある皆さんはこれからのサイトの記事に注目していてください。

 これはたっぷり4校時分の本格的な授業が終わってあと、テレビ局のインタビューに答えている子ども達の様子です。何人もの子どもたちが次々とインタビューに答えてくれていましたが、どの子も一様に「たのしかった!」と答えていました。そして、ニコニコしながら表情豊かに答えている姿が印象的でした。
 子どもたちだけでなく、参観してくれた保護者の皆さんも授業後にわたしのところに来てくれて、〈この流れに引き込まれました〉〈感動しました〉という感想をたくさん話してくれました。

 この子たちの中から将来ノーベル賞を受賞する人物や、多方面で活躍する人物が生まれるに違いありません。将来がたのしみです。ますます〈たのしい教育活動〉に熱意がこもる日々です。

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