超簡単 手作り望遠鏡の反響が続いています。三、四分でできたということに私と同じ様に衝撃を受けた人たちも多い様です。少し他の写真も交えて紹介しましょう。
これはたのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る若い先生たちに使ってもらっているところです。みんな信じられないという様にたのしく見ていました。
ここで使っているのは、私が説明しながらA先生に作ってもらった望遠鏡です。工作用紙を丸めて筒にしてレンズをはめてあります。
画像はこんな感じ、こういう景色が・・・
スマホはオートでピントを合わせにいくので、それがけっこう難しいのですけど、こんな感じで見えます。十倍くらいです。
いくつかの大きさのレンズから選んで作成したものなので、全国各地でいろいろな方たちが利用できる様にするためには100均などで利用できるレンズを利用しなくてはいけません。
来週には腰を据えて実験することができると思います。
研究成果をお待ちください。
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前回〈超簡単 手作り望遠鏡〉について書いた記事の中の
「簡単に伝えることができるのが、難しいことをいろいろ伝えるよりも高度で成熟している」という言葉に心動かされたという方がいました。
「いっきゅう先生独自の考え方ですか」という質問もありましたが、それは私のオリジナルの発想ではありません。
科学は複雑に説明しなくてはいけない状態よりシンプルに説明できる方がより成熟していることを立証しています。あまた有る〈力〉を、わずか四つにまとめることができたのは、より高度に成熟してきたからです。それをよりシンプルに一つの力で説明しようというのが科学者の研究の方向です。
教育は、ものごとの真髄を伝える作業です。義務教育の対象は子ども達です。「子ども達は幼いから簡単に教える必要がある」と考えている人たちがいます。そしてそれは〈難しい言葉を簡単な言葉に置き換えること〉によって、楽にすすめることができると考えている人がほとんどです。
しかしそれは間違っています。
子ども達がものごとの本質をつかむことができる様なシンプルなやさしい伝え方は〈より高度で成熟した教育〉があってはじめて成り立つのです。
逆に言えば、教育の視点で学問を組み立てていくことで、その学問は、より高度になり成熟していくことになるのです。
たのしい教育はシンプルです。
それはより成熟した教材が出来上がっているからです。
いろいろな人たちに、そのたのしさを体感してもらいたいと思っています。
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