どういう流れだったかのか細かくは覚えていませんけど、以前アウトドアワークをしている時、参加してくれた先生に「野口五郎岳っていう山があってですね、」と話し始めたら、「またいつもの冗談ですね」と言われたのですけど、本当にあるんです。
しかもあと80mくらいあれば3000mクラスの山になっていたほどの高い山です。ちなみに日本にある3000m級の山は富士山や槍岳、奥穂高岳など20くらいしかありません。
私が好きな番組〈グレートトラバース〉でプロアドベンチャー田中陽希が登るのがちょうどその〈野口五郎岳〉でした。
これは「向こうが野口五郎岳だよ」と示された道しるべ。
さて最近、ある先生から「子ども達から〈山はどうしてできるのか〉っていう質問があって、うまく答えることができませんでした」という話がありました。
みなさんはどうでしょう?
学研のキッズネットには〈溶岩が吹き出したもの〉と〈地面が両方向から圧力を受けてしわがよって山になる〉の二つがあげられています。
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しかしそればかりではなく、一方のプレートが下に潜っていくことによって上に乗った側が高くなっていくことや、侵食といって、周りの柔らかい地質が削られていって、結果的に硬い部分が山として残ったことなど、いくつかの理由が考えられます。
ただし、そういうことよりも〈この地球の大地が動いている〉ことの方が、子ども達にとっても、それから私たちにとってもイメージしにくいことのような気がします。
理科の時間に何度も「え、先生、この地面が動いているっていうことなの」というような言葉を耳にしてきたからです。
けれど実はこの大地が動かないことの方が不思議なのです。数えられないほどの隕石がぶつかり、内部には6000℃のどろどろに溶けた金属をたたえているこの地球の内部・大地がゆっくりと動いていることの方がふつうのことで、逆に動かないでじっとしている理由の方が見つからないのです。
この宇宙にある物体は、外から何か力が加わらない限り、止まっているものは止まり続け、動いているものはそのままの運動を続けるのが科学的に明らかにされている原理です。
どうして山ができるのか、それは〈この地球は表面ばかりでなく内部から動いている、力が加わっているから〉という根本的な話をしてあげてから、はじめに書いた様な説明をした方が、ずっとダイナミックですし、科学的な説明なのです。
いつかそういう質問が来たら、ぜひこの話をしてあげてください。
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