小学生の頃
「まちぼうけ」という話と歌を学びました。
教えている先生の意図とは違って、その時から、わたしの頭には
「切り株に座るって、きもちいいのだろうなぁ」
という思いがずっと残っていました。
大人になった今、その頃のことを思い出して、切り株を見つけるとたいてい座ってしまいます。
先日も会議の帰り車を走らせていると右手に切り株を見つけました。
さっそく、車を戻して、そこまで歩いて行って座ってみました。
いいきもちでした。
きっと、この土地は開拓されてマンションでも建つのかもしれません。
複雑な思いがよぎるとともに、この樹のぬくもりを感じてあげられるとは、わたしを含めて数少ない人間なのかもしれない、と感じていました。
自然を味わうことは、こういうことでもあるのです。
大好きなレイチェル・カーソンが最後に残してくれた著書
「センス・オブ・ワンダー」
から学んだ大切なことがあります。
たとえば夕日を眺める。
月をみている。
海辺におりて潮騒をきく。
そういう日常のさりげないことに感動する心、それが人生にとって、とても大切なことを教えてくれる。
切り株を見つけたら腰掛ける。
真似してみませんか。
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