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研究所の若手の教師たち大活躍の嬉しい日/教師教育

 たのしい教育研究所でいろいろなことを学び、教師になった皆さんがいます。研究所にもよく顔を出してくれて、たのしい話にはなが咲くこともあれば、講座や〈たのCafe〉を一緒にたのしんだりと、いろいろな関わりが続きます。
 今日はその中の数名が研究所に来て、後輩たちの授業を見て、いろいろなアドバイスをしてくれました。

 当初、わたしも授業のアドバイス役に回ろうと考えていたのですけど、この先生たちの言葉を聞いて、全体を進行する役を引き受けて、少しだけスーパーバイズしたくらいです。
 それは先輩たち一人ひとりのアドバイスが的確だったからです。
 しみじみと「力がついたなぁ」と感動する時間となりました。

 後輩たちがこういう様にそれぞれの授業をして、その後、先輩たちが、ここをこうするとよい、という様な具体的なアドバイスを加えていくのです。その時の言葉をいくつか記してみましょう。

 さっきの授業で〈教科書を見て予想してください〉という教師の声かけがありましたけど、教科書には〈答え〉があるのであって、その声かけは子ども達の思考の流れにのっていない様な気がします。
 予想してもらうなら、子ども達が予想したくなる様な〈資料〉を準備しなければいけません。

 

 その時間の授業をどの様に〈まとめるか〉をつかんでの〈本時のめあて〉です。その授業がどう流れていくのか、について、しっかりと整理しておかなくては、その様な流れができてこないんです。

 私が以前〈ウィキペディアの様な授業をして子ども達が社会好きになってくれるのか〉と語った同じことを、こう伝えた先輩もいました。

 社会を事実の説明の時間にしてしまったとしたら、子どもたちがそのままついてくるのは難しいと思います。

 

〈◯◯さん、どう思いますか〉と問いかけているのに、あなたはその子の目を見ていませんでしたよ。

 

 こうやって育っていったこの後輩たちが、今度は次の世代の先生たちを指導してくれる様になるのでしょう。


 〈若手の力ある先生を育てよう〉という活動は、たのしい教育研究所の第二期の活動で、まだ三年くらいしか経っていません。それなのにこんなに目に見える様な成果があがっていることに、研究所のメンバー一同、感動を覚えざるを得ません。この先生たちの活躍が、とてもたのしみになってきました。

「そろそろ若手を育てる活動は一区切りつけて、ハンディーを持っている皆さんたちへのたのしい教育に全力をそそぎましょう」という様な選択肢がないわけではありませんが、この先生たちの活躍を見ると、まだまだこの活動を続けていくことになると思います。ますます未来が明るい、たのしい教育研究所です。

 研究所には若手が育っているということが目立っているかもしれませんが、実は中堅で活躍している人たちの力の大きさは、かつて私が教師をしていた頃よりも、ついてきているという気がしています。いずれ、その先生たちの活躍についても紹介したいと思います。おたのしみに。1日1度のこの「いいね」で一緒に〈たのしい教育〉を広めましょう➡︎いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするともっとよしです!