昆虫は地球上で最も成功した生物種であるという話もあるほど、私たちの周りにはたくさんの種類とたくさんの数の昆虫がいます。今回は〈たのしい昆虫入門〉として〈トンボ〉を取り上げます。「夕焼け小焼けの赤とんぼ ♪」という動揺でも有名ですし、見たことがあるという人も多いでしょう。
ところで「赤とんぼというトンボの種はいない」という事を知っていましたか?
アカトンボとはどんなトンボでしょう。実はアカトンボという名前がついた種のトンボはいません。アカトンボというのは、あるよく似たグループ(分類学的には「属(ぞく)」というグループ)につけられた名前です。ただ、そのグループの名前も正しくはアカネ属といいます。最近はこれをアカトンボ属と呼ぼうという考えをもつ人もあります。
赤トンボとは、体の赤いトンボまたはアカネ属に属するトンボの総称です。
アカネ属はかつて「アカトンボ属」と呼ばれていたのですが、実はアカトンボ属の中でも体が赤くない種類もいるので、アカネ属に変更されました。
サイト 自然の力 より
「〈アカトンボ属〉とかつて言われていた」という話や「最近ではアカトンボ属と呼ぼうと考えている人がいる」というように逆な内容を書いている人もいますが、いずれにしても〈アカトンボ属〉は一般に認められていない呼び方だと考えてよいでしょう。
「赤いトンボ」のことをニックネーム的に〈あかとんぼ〉と呼んでいるわけです。
さてある日、研究所から少しはなれたところを散歩していると、みごとな赤が目につきました。〈ナツアカネ〉です。
まさにこれが〈あかとんぼ〉だと思える様な目の覚める様な赤です。沖縄県中部天願川の川沿いで見つけました。
輝く様な美しさでした。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げませんか ➡︎ このリンクをクリック