伊波善勇先生が他界し約一ヶ月半。
伊波先生の素晴らしさをますます感じる今日この頃です。ちなみに「伊波善勇」でweb検索するとトップに出てくるのはこのサイトに書いた記事です。
すでにUPしていますが、伊波先生は日本の植物学の今日この頃、というより、その源流にあって、〈植物学の父〉ともいわれている〈牧野富太郎〉からたくさんのことを学んだということは間違いのないことだと思っています。
生前、そのことをしっかり尋ねておけばよかったのですけど、のびのびとなり、今ではそれを直接、伊波先生に尋ねることはできません。
ところが先日、伊波先生の家族の方たちと伊波先生の想い出を語りった時、わたしのその話に対して「そういえば元気な頃、よく〈牧野富太郎〉という名前を口にしていましたよ」という言葉が返ってきました。
本人もけっこう意識していたことは間違いないでしょう。
たとえそういう証言がなかったにしても、牧野富太郎からたくさんのことを学び取った跡は、その画風が証明しています。
伊波善勇先生が残した貴重な植物線画集は、私がしるところでは三冊あります。
「石川市の植物」
「恩納村の植物」
「沖縄植物図鑑」です。
「石川市の植物」は、わたしがなんども開いている植物線画集です。
先日〈恩納村の植物〉の寄贈がありました。
真新しい冊子です。
この本は恩納村内の全ての学校に配布されています。
もしも手元にあって、特に使うあてはない、という場合には〈たのしい教育研究所〉に寄贈してください。大切な資料として残していきたいと思います。
4月30日に〈野草の天ぷら〉の記事を書きました。
天ぷらにして美味しく食べることができる植物の一つ、オニタビラコの写真です。
これは伊波善勇先生の〈オニタビラコ〉の植物線画、とても貴重な資料です。