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たのしい学級経営(1)

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の活動は、たのしい教育に関わるものなら広く対象としますから、〈自由研究〉〈保護者の困りごと〉〈先生たちの授業の相談〉〈特別支援〉など、いろいろな依頼が来ます。
 対象は学校教育だけではありません。企業の社員教育で利用したいという相談や依頼、定年後の生活に関してスーパーバイズすることもあります。
 今回は《学級》をテーマにした話題ですけど、保護者、一般の方たちにも決して無縁の内容ではありません。興味ある方は読んでいただければと思います。

〈学級経営〉についての校内研修の依頼があり、このサイトの資料を少し整理しています。もちろん「たのしい学級経営」がテーマになります。

 子ども達の人間関係が良くなったり、もっと勉強したいと感じてくれたり、先生のことが好きになったり etc. それは何かを少し工夫すればどうにかなるものではなく、本質的な〈たのしさ〉によって達成されるものです。

 研究所に学びにくる先生たちに「最近、学級経営の研修うけたことありますか」と訪ねてみたのですけど、予想外に少ないことに驚きました。

 ものごとというのは〈その本来の意味〉が不確かなために混乱し、成果をあげないことも多いものです。

 ですからわたしの研修では大抵問いかけるところから始まります。

 このサイトを読んでくれている教師はとても多いのですけど、その方たちはその問いに何と答えるでしょう。

〈経営〉というのはマネジメントです。
 会社でいうと〈営業活動〉をすることや〈広報活動〉することを《経営》とはいいません。

 経営というのは

《目標を実現会する仕組み/システムづくり》

です。

 まず「目標」が起点です。

 一般の会社なら「収益を上げること」が重要な目標になるでしょう。ちなみにRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )は《非営利活動法人》ですから、会社=法人であっても、それは目標としていません。

 ですから《学級経営》という場合は、クラスの目標に向かってどのようにその仕組みシステムを作っていくか、その取り組みをいうのです。

 みなさんの学級の目標は何でしょう?

 もちろんそれは学校の目標や法規から独立することは難しいでしょう。

 学校や県の教育の目標は教育基本法にある教育の目的・目標から独立することは考えられません。
 教育基本法に明記された、教育の目的・目標を読んでみましょう。

教育基本法(教育の目的)

  • 第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

教育基本法(教育の目標)

  • 第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
    • 一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
    • 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
    • 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
    • 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
    • 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

 基本法を受けて設定された県の目標、さらにそれを受けて設定されたそれぞれの学校の教育目標は大抵〈知徳体〉の三つに整理されています。

 では、学校の教育目標と学級の目標は同じでよいではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、結果的に同じだったというのは考えられますが〈同じでよい〉というのは不思議なことです。
 そこには子ども達の発達段階や学年・クラス固有の実態、それを取り巻く環境など、いろいろな差があります。必然的に多様な迫り方が出て来るでしょう。

 目標について具体的に話をすすめていくと、メインテーマの〈経営〉の話に移るのがまだまだ先になってしまいます。いずれ要望があった時に「実現可能な目標設定」というテーマで書かせていただきます、おたのしみに。

 では、次回〈学級経営〉のアイディアを紹介しましょう。
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