たのしい教育研究所(RIDE)を真っ先に、そして強く応援してくださったJAXA参与の遠藤純夫先生(元全国中学校理科教育研究会顧問)が他界して早二年が経ちました。
遠藤純夫先生が息を引き取ろうとしているまさにその時、ご家族の方が側にいる主治医にお願いして、私たちと純夫先生とを電話で結んでくれました。
臨終の間際、名前を呼び溢れる想いを伝え、遠藤先生が返してくれた言葉を聴くことができました。その時の純夫先生のやさしい息遣いまでも耳の中に深く残っています。
その直後、純夫先生に似た優しい響きで「今、父が他界しました」という声が電話口から聞こえてきました。その時、全身をかけめぐったのは、溢れる感謝の想いでした。
約2時間ほど後、純夫先生のご自宅近くの駅で家族の方が迎えてくださり、遠藤先生の安らかなお顔の前で涙してから2年の年月が流れました。
他界して1年目が〈一周忌〉、2年目が〈三回忌〉、今年は三回忌の年です。ぜひご家族の方にご挨拶をしたいと、いろいろな出張を調整して、遠藤先生のお宅へお邪魔しました。
連休中でいろいろな予定もあったに違いありませんが、純夫先生の奥様、ご息女、お孫さんたちが笑顔で迎えて下さって、手作りの美味しいお料理もご馳走になり、心に残る日になりました。
遠藤先生が眠っていた部屋には今も私たちから送った絵や寄せ書きが掲げられていました。
寄せ書きなどを写していると、お孫さんが「私も写して」とばかりに可愛いポーズを取ってくれました。顔立ちが遠藤先生に似ていて、とても可愛い女の子です。※ご家族のみなさんの許可を得て掲載しています
お孫さんのこの愛すべき個性の中にも純夫先生のDNAが受け継がれています。
そして沖縄のたのしい教育研究所には、例えば「きゆなさん、ボクには嫌いな人はいないんだよ」と語った純夫先生の〈感覚として想いとして哲学として〉のDNAが深く確実に伝わっています。
「父は沖縄に行くことが本当にたのしそうでした」という家族の方からの言葉に感動を新たにしましたが、沖縄の私たちに、純夫先生の感覚が着実に伝わっていくことを実感してくれていたからかもしれません。
お別れの時には、遠藤先生も美味しいといっていたという「のらぼう菜」という野菜をいただきました。「とても強い野菜なので沖縄でも育つだろう」という話でしたので、研究所の小禄農園に植えています。
この宇宙のどこを探しても天国も地獄もなく、天使も悪魔も幽霊もいません。そういうもので幸せや不幸になるのでもありませんし、それによってこの世界が継承させていくのでもありません。
何によって繋がるのか?
人間の想いによって、生み出していったものによって繋がるのです。
身体はなくなっても、その想い、生み出したものとしてのDNAはずっと受け継がれて〈より強く大きく〉広がっていくことができます。
それは、いくら天使に手を合わせても減ることのなかった感染症が、パスツールと彼の弟子たちの研究によって原因が特定され、たくさんの命を救っていった事実一つとってもハッキリしています。
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