タイトルと違う様に思えるかもしれませんけど繋がる話、「素手の武道・格闘の世界で世界一強いのは誰か?」
ボクシングの世界チャンピオンか、空手の世界大会チャンピオンか?
それとも柔道ほか別な格闘技のチャンピオンか。
どう思いますか?
私自身、武道家で、長年求道して来た中ではっきり言い切ることができます、いろいろな格闘技のトップの人たちも賛同してくれるに違いありません。
最も強い人間は、野に出て、たとえばボディーガードや用心棒を生業にしている人の中にいるに違いありません。〈雇い主を逃す・一緒に逃げるボディーガード〉がいるのでしょうけど、ここで想定しているのは、襲ってくる敵と闘う役割としてのボディーガードです。
与えられたリングの中で、ある考えに基づいた技のみで競い、反則は審判が止める。一定時間ごとに休憩が与えられる、あるいは一定時間で闘いは強制的に終了する、格技・武道のチャンピオンはそういう中で最も強いと認められた人たちです。
ボディーガード、用心棒を生業にしている人たちは、いつどこでどういう攻撃を受けるかわからない中で、審判もなく、時間制限もないまま、相手を戦闘不能にしなくてはいけません。負けは自らの身体が壊れることであり、職を失うことでもあります。
そういう人たちの中で勝ち続けていく人が最強です。
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では教師の様に〈授業で勝負する〉という人たちの中で、とても力があると認められるのはどういう人たちか?
学校の様に〈帰ってはいけない〉〈席に座っていなくてはいけない〉という制限をほとんどの子ども達が守っている、45分という流れが身につき、先生のいうことをしっかり聞きましょうと躾けられた子ども達へ、他にもいろいろなルールで成り立っている中で授業成果をあげる教師というだけではなく、学校という場から外に出ても、いろいろな要望に答え、つまらないなら帰ってもよい状況でも成果が出せる人たち、守られたルールの中で成果を出しているのではなく、野に出て、そこで勝ち続ける人たちです。
おもしろくない、わからないという時には「おもしろくない」「意味がわからない」という声が上がるのが普通の状況で、異年齢の集団での授業でも、時間が15分であっても90分でも、人数が10名でも400人でも、参加者に満足してもらえる教師が力があるのです。それに異論はほとんど出ないと思うのですけど、どうでしょう。
RIDEで学ぶ先生達には、そういう力、つまり守られた場ではなく、野であっても成果の出せる人たちが着実に育ってきています。もちろん自分の授業力を磨く研修の一貫ですから謝金などは出ないボランティアでの授業です。
この写真はRIDEの講座などで多彩な講師をつとめているA先生の授業の様子です。少人数ではありません、全体で100人くらいの人たちが受講しています。
RIDE(ライド)の個人情報保護のしばりで写真は加工してあるのですけど、A先生を見ている子ども達、保護者の皆さんは、とてもニコニコしてたのしそうです
こういう成果が出せる人は、学校の中でもかなり大きな成果を出すことができます。つまり子ども達の笑顔や賢さをたくさん育ててあげられるわけです。
そういう授業力を伸ばすにはRIDEは格好の学びの場です。
学びの場、ブレインミーティングの場から、子ども側にたった先生たちから「その流し方では興味関心があまり続かない」という様な率直な感想・意見をもらうことができます。
わたしいっきゅうの場合もたとえば「こういう流し方をしてはと考えているのだけど」と授業すると、気になったスタッフからすぐに「それは面白いけれど、200人いる中では後ろ側の人たちに感動が届かないと思います」という意見が出たりします。
「いっきゅう先生、無理です、その一つの実験の教材を配るだけで五分以上かかります」という様な時間的な面を指摘してくれる人たちもいます。
そうやって参加者全員が感動を味わい、評価感想に〈たのしかった・受講してよかった〉〈内容がわかった〉と記してくれる授業が出来上がっていくのです。
そういう中で成果を出すことができる先生たちが増えていくことは、間違いなく日本全体の豊かさに繋がります。元気で賢い子どもたちをどんどん育ててくれるからです。
そして間違いなくそれは教師本人の豊かさ、幸せそのものに直結します。
RIDEの講座で学んでいった先生たちから「いっきゅう先生、私も講座で講師をしたいです」という要望が出る様になってきました。
とても嬉しいことです。
主体的・対話的で深い学びを提供できる人たちをどんどん育てたいと思います。毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。みなさんの応援クリックをお待ちしています➡︎この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援の1票」が入ります☆いいね☆➡︎もっと深く学びたい方は〈有料メルマガ〉をどうぞ!