前回からの続き「パプリカのタネは辛いのか?/パプリカもピーマンもシシトウもトウガラシの仲間 ②」として綴ります。
さてパプリカのタネは辛かったか?
まったく辛くありませんでした。
予想は外れてもかしこくなれます。
もしかすると知人の言っていた「タネが辛い」という情報そのものが間違っている可能性があります、それは宿題とさせていただいて、そのときに一気に調べてみました。
以前からピーマンとパプリカの何が違うのか、同じではないかと考えていたのですけど、それがその通りでした。
パプリカもピーマンも植物的に厳密な区別はありません。
早め、青いうちに収穫したのがピーマンで、熟して色づいたときに収穫したのがパプリカなんです、知ってましたか?
もともと、シシトウもピーマンもパプリカもナス科トウガラシ属です。
トウガラシをかけあわせて辛くないものとして育ててきたものがシシトウ、ピーマン、パプリカです。
日本では〈辛トウガラシ〉〈甘トウガラシ〉という様に区別していました。辛トウガラシが本来のトウガラシです。西洋でも同じで〈ホット・ペッパー〉〈スウィート・ペッパー〉と区別しています。
もともとトウガラシは辛いものが〈優性/主に現れる〉です。ところがごくたまに辛くないトウガラシができることがあります。それを育てていくと、その中にも甘いトウガラシと辛いトウガラシがあります。辛くないトウガラシのタネをまいて育てて、また辛い・そうではないというフィルターにかける。
そうやって、ほとんど辛くないものが育っていきます。
そのときに大きさについても、大きなサイズのものを選んで育てていけば、はじめのトウガラシよりずっと大きなものを育てていくことができます。
これを品種改良と呼んでいます。
ピーマン、パプリカくらいになるとほとんど辛いものはありませんが、時々〈先祖返り〉といって、品種改良する前の特徴が現れることがあります。
シシトウを食べているとたまに辛いものにあたることがあります。
ピーマン、パプリカではほとんどそういうことはありませんが「シシトウの近くにピーマンを植えると辛いピーマンができることがある」という話もあります、もしかするといつか辛いピーマン、パプリカなどに出会うことができるかもしれません。
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