TEDでコロンビア大学のシーナ・アイエンガーさんの事を知ってから気にしていたのですけど,TV白熱教室で「選択の科学」というシリーズでたしか5回シリーズの授業をしていました。
忙しくてそのうちの2つしか観ていないのですけど,わたしのLEAPカウンセリングの基本的な発想にとても近いものを感じています。
それがこの夏,文庫本になりました。
もちろん単行本は2010年には出ています。
読書に封印をする生活をしているのですけど,今日はつい買ってしまいました。
沖縄で,わたしのカウンセリングに興味を持ってくれる方達もゆっくり増えて来ているので,よかったらその方達にも紹介しよう,とか理由をつけての事ですけど…
LEAPカウンセリングの重要な車輪 であるインディビジュアル・サイコロジーの創始者 アルフレッド・アドラーさんは,シーナ・アイエンガーよりもかなり強く「個人の選択」を重視した人物です。
ですからインディビジュアル・サイコロジーは「それを選択した個人の責任」という事を強くとりあげています。
シーナ・アイエンガーさんはアドラーさんよりも,もっとソフトな形で「選択」を取り上げてくれています。
たとえば「仕事を辞めた」という一つの事実に対して,
ア.運命だった
イ.神のおぼしめしだった
ウ.自分で選んだ
エ.偶然の結果だった
オ.その他 (と彼女が言ったかどうかは自身がないけれど)
そのどちらの様にも認識できますよね。
というような論の進め方です。
もしかすると仮説実験授業にのめり込んでいる方達にも刺激ある1冊かもしれません。
秋の読書にいかがでしょうか。
文春文庫 800円です!
いっきゅう