研究所で出している教材がいろいろありますが、その一つ「たのしい作文指導・日記指導教材 たの作」が大人気です。
沖縄県だけでなく、いろいろなところでも利用していただいていて、今日も「たの作」の嬉しい感想が届いています。
たの作というのは、作文指導や日記指導の時にたのしく活用できるように、子ども達が喜んで書いてくれるテーマをカードにしたものです。
教材には、たのしいタイトルが書かれたA5サイズのカードが44枚入っています。
その中から一枚抜き出して
「今日、書くテーマが決まらない人は、このタイトルで書くのもいいよ」
というように伝えてあげてください。
これまでのたのしい授業実践の中で、えりすぐりのテーマを選び出してあります。
たとえば、帰りの会で「じゃあ、今日はねぇ〜、これにしよう」という様にカードを張ってあげてください。書きたいテーマがある人は自分のテーマで、テーマを探すのに困っている人は、このカードのテーマで書きましょう、という様に伝えてあげましょう。
教育指導要領には「言語活動の充実」が大きなテーマとして取り上げられていますが、「書くことをたのしむ」ことは豊かな言語生活のためにの重要な骨格です。
すでに北海道から九州までいろいろなところで「たの作」を利用してくれている先生方がいます。
その方たちから届いた、子どもたちの作文を紹介します。
いろいろとやんちゃもする子ども達ですけど、「たの作」のお陰で、日記の提出率がアップしています。読んでいて自分もたのしいです。
という言葉に続いて、子どもの日記が添えられていました。
たの作カード「朝起きた時、自分が小人になっていた?」
子どものタイトル「朝起きて、小人だったら」ぼくは、朝起きた時、小人だったら、まず、ばれないように、いっぱいあばれます。
そして、ちいさいあり、だんご虫にあいさつをします。
それからとんぼの上に乗り、いろんな所を旅して、楽しいことがいっぱいになるようにしたいです。
そして、小人だけの家もつくりたいです。
読んでいて、とても嬉しくなりました。
わたしもきっと、この子と同じ様に、虫に乗っけてもらって空を飛ぼうと考えたかもしれません。いろいろ好きなこといっぱいしよう、と考えたかもしれません。
けれど、「小さいアリ、ダンゴムシにあいさつをします」とは思わなかったでしょう。
子どもって素敵だな、という言葉はいろいろ使われていますけど、こういう言葉を自由に紡ぐことができる子ども達って、やっぱり魅力的です。
それを発見して「うん、いいね〜。自分を越えてるよ」と語ってあげられる大人が、 たった一人でもいいから、そばにいる、というのはとても大切なことで、しかも、そういう役のできる教師という仕事は、とても魅力的な仕事だなぁ、と感じています。
たのしい教育の広がりに全力投球の「たのしい教育研究所」です!
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