大人気のたのしい教育メールマガジンは今年2019年、335号からスタートします。年を経るごとに充実した内容をお届けしています

 たのしい教育メールマガジンは2012年に創刊以6年6ヶ月を経て第334号で2018年の号を終えました。購読者もいろいろな県に広がり、沖縄県内で発行しているメールマガジンの中ではおそらく最多の購読者数に達していると思います。頂いた購読料は全て応援協賛金として〈たのしい教育の普及〉に利用させて頂いていますから、メルマガで〈たのしい教育〉を学ぶことは〈たのしい教育の普及〉にも直結します。

 創刊以来〈たのしい教育研究所の今日この頃〉〈Let’s Enjoy たのしい教育〉〈映画はやめられない〉〈たのしい教育の発想法〉の四つの章で構成したスタイルは変わることなく続いています。年末・年始の休みを利用して、その四つの章の内容をメルマガの記事から整理してみました。

A3の用紙に書き込まれた記事がびっしり何十枚ものペーパーに刻まれています。

 これだけ書き続けてきたので、たとえば映画〈マトリックス〉を以前書いているだろうと思っていたのにまだ書いていなかったということもありました。これだけの内容を記憶しておくことは結構難しいものがあります。
 しかしこういうリストがあるとすぐに検索することができます。

 そうやってまとめていると〈たのしい教育研究所の今日この頃〉の書き始めの部分を切り取った内容がとても興味深いことに気づきました。
 これは5年前のこの頃の号を整理した項です。

第83号 2013/12/20
たのしい教育研究所の今日この頃
今年最もハードな日程を昨日終えて、書き始めています。趣味で本を読む時間は殆どなくなりましたけど、こうやってメルマガを綴っているひと時は、趣味の読書に似た気持ちがしています。さて、南大東島から北大東島までの三日間の授業の旅を終えて昨日もどりました。

 研究所を設立して1000日ほどは、まさに〈飛び回っている〉日々だったことは身体で覚えているのですけど、こんな年末ぎりぎりまで〈南大東島⇨北大東島⇨沖縄本島〉という様に授業して回っていたことに驚きます。

 そういう日々がRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )を強くたくましくして来たことは間違いありません。

 その後の2回目の約1000日は若い先生たちを支援する活動にシフトしていきました。その流れを受け継ぎながら、第3期目の1000日をどの様にすすめていくか、この一覧を見ながらたのしくプランニングしていきたいと思っています。
 また新しい取り組みがはじまりそうで、わくわくしています。

 年のはじめからメルマガを購読することも、区切りが良いですから、ご希望の方はお申込みください。こちらから申し込んでいただければ、購読料(年間9600円)は一週間以内に振り込んでいただければOKです(メルマガ希望と書き、名前・お住いの県などを記載して)⇨こちら

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今年も〈たのしい教育〉で笑顔と賢さと生きる豊かさを着実に拡げていきます

 2019年になりました。この一年は2020年へと続く区切りのよい年になります。
 年末年始の間に仲間たちと集まって〈たのしい教育Cafeスペシャル〉を開催しました。毎年この時は、古くからたのしい教育を一緒に推進してきたメンバーが集まり、人数も10名以内にしていつもの〈たのしい教育Cafe〉より密度濃く、時間を伸ばして開催します。

 クッキングありゲームあり、仮説実験授業あり、たのしい読み語りあり、カウンセリング講義あり、たっぷりの内容をたのしみました。

 M先生から、新しい干支〈いのししの瓜坊マスコット〉のプレゼント。

 
 H先生から、たのしいクリスマスの手作りお菓子のプレゼント。

 いらは先生は沖縄初となる「選択理論心理学」についてのレクチャー。

 いずれ詳しい内容をおとどけいたします。
 おたのしみに。

 こうやって、いろいろな人たちとたのしんでいると「たのしい教育研究所」の活動が着実に広がっていることを感じます。
 日本各地、いろいろなところに教育関係の組織があります。組合にしろ、国語や算数など教科に関する組織にしろ、最大の問題は若い人たちが育っていかないことです。
 かつて頑張っていた人たちも年齢が進み、退職していくことになります。
 しかし若い人たちは特にその組織に入っていかない。
 まるで日本の年金の様な構造的問題が横たわっているのです。

 たのしい教育研究所は2期目からは若い先生達を中心にたのしい教育を推進し、その効果は着実に現れています。
 とはいえ〈たのしい教育〉を推進する教師はまだまだ少ないと言ってよいでしょう。
 いつかそれが普通の教育となった時、沖縄のたのしい教育研究所の初期に学んだ人たちが、その教育システムの根幹の部分で活躍していることでしょう。今からたのしみです。

 2019年も仲間と力を合わせて全力でたのしい教育を推進していきたいと考えています。
 今年もみなさんのご協力、支援をよろしくお願いいたします。
 このサイトをご覧の皆様はまず身近な2人に「このサイトおもしろいよ」とアドレスを送っていただけると嬉しいです。その活動が強い支援となります。

 アドレスとQ-Rコードを掲載します。 

https://tanokyo.com/

 今年も、よろしくお願いいたします。
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2018年も実り多い年になりました、みなさんの応援に心から感謝いたします

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )は今年もたのしい教育でたくさんの笑顔と賢さ広げることができました。サイトに掲載してきたのはRIDEの活動の一部ですけど、その写真を見ても何年分もの活動をしている感じがします。
 わずか一ヶ月ほど前の活動が何ヶ月も前のことの様にも感じるのは、RIDEの活動の密度がかなり高いからに違いありません。

 今年も何千人ものみなさんにたのしい教育を実施することができました。年を経るごとにそれが濃くなっているのを実感しています。

 サイトのいくつかから写真をひろって今年の活動を少しだけ振り返ってみたいと思います。

 

      

          

     

 たのしい教育を味わう子ども達だけでなく、それを学ぶ教育関係者、保護者も増えました。このサイトの読者の皆さんの応援も重なって、全国レベルのサイト評価ランキングもグンと上昇しました。

 社会には問題が山積していますし、未来を悲観する人たちはたくさんいます。そういう方たちにも「〈たのしい教育〉が未来を明るく照らす」ことを感じてもらえる様に、これからも仲間と笑顔で活動していきたいと考えています。

 これからも愛読と応援をよろしくお願いいたします。

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実体としての読書のたのしみ方〈書籍:インタヴュー 第一巻〉アル・カポネのインタヴューから

 デジタルデータ化して読む文章も実体ある本を手にして読む文章も〈情報〉という意味では同じです。ところが書物という物体を手にページをめくりながら読む文章は独特の快感があります。

 ずいぶん久しぶりに趣味としての読書をしています。
 手にしているのは文芸春秋社1998年刊「インタヴューズ Ⅰ マルクスからヒトラーまで」、歴史の教科書などで目にする様な有名な人物たちへの実際のインタヴューを集めた本です。

 2巻セットで合わせると1000ページ近く、積むと目薬の二倍くらいの厚みになります。こういう分厚いものを初めから読んでいくのもよいのでしょうけど、パッと開いたところの人物から読むというのもありです。

 そういう読み方、それから特に記しておきたいページなどを考えて、大抵は初めの折り込み部にこうやって付箋紙を数枚束ねて挟み込んでおくことがほとんどです。よければ真似てください。

 ということで開いたところが〈アル・カポネ〉のインタヴュー。

 アル・カポネ、ご存知でしょうか?
 禁酒法時代に暗躍したギャングのボスです。
 映画バカの私が何度も観ている作品「アンタッチャブル」の主要人物です。
 さらに私のライフワークの一つ仮説実験授業の「禁酒法と民主主義」という授業書にも登場します。

 その中で知っているつもりだったアル・カポネの人となりが、このインタヴュー記事で生き生きと染み込んできました。
 まさに快感です。

 このインタヴュー記事はカポネが脱税で裁判にかけられ刑務所に入れられる少し前(同年1931年)に語ったものです。
 初めて知ったことの強いインパクトに思わず読むのをとめてしまったくらいです。
 

 カポネは「FBI長官エドガー・フーバーが酒類のアルコール含有量をあげる法律を提案するだろう」と語っています。
 ということは〈禁酒法〉といいつつも、低濃度のアルコール飲料は禁止されていなかったということです。
 禁酒法については前出の仮説実験授業「禁酒法と民主主義」を何度も授業にかけてきたるので、普通の人たちより詳しいはずの私ですけど、そのことは知らなかったな。

さらに驚いたのは
「フーバーは禁酒法を〈高貴な実験〉と呼んでいること、そのうちに皆、その実験すら我慢できなくなる」と語っている部分です。
「社会的な取り組みを実験とみる」という指定は私の師 板倉聖宣のオリジナルだと思っていたからです。
 すでに80年前からフーバーやカポネが「社会的な取り組みを実験とする見方」を持っていたわけです。つまりは、もっと前に、そういう見方・考え方があった可能性が高いと言えます。

 推理小説よりもっとずっとワクワクどきどきしながら読み進めていくと、となりには〈アドルフ・ヒトラー〉のインタヴューがありました。まだまだ快感は続きます。

 確かにそうです。
 現実の人間に恋するのではなくマンガの中の登場人物に恋をするという人たちもいますから、私が実体としての本に感じた快感は仮想データの中でも感じられないことは無いでしょう。

 書物という実体自体、情報を書きつけたものですから、本人が生の声で語ってくれたものと比較するとリアル感は格段に落ちます。書物は仮想データより何歩か現実に近いものであるくらいだとも言えるでしょう。

 しかし刻まれた情報は、本人が肉声で語るよりもっと深く伝えてくれるものがあります。いつでも何処でも味わうことができ、自分の理解のスピードで味わい、何度でもリピートできます。

 本人の語りとバーチャルとの間にあるもの、それが実体としての書物なのでしょう。

 そして、その書物の重みを手で味わい、線を引き、時に文字の上に自分の思いを書きつける中で、より深くたのしく読み進めていくことができるというのも事実です。

 少し長くなりました。

 また機会があれば〈実体としての読書のたのしみ〉について書きたいと思います。

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