講座の売り場のたのしい準備/研究所の卒業生大活躍

 いろいろな企業団体などからの要請で授業することも多い中、年に3回ほどは研究所の自主講座を開催しようという目標で取り組みをすすめています。来週は2017年度の2回目〈自由研究の講座〉が開催されます。
 講座では、それぞれの講師の授業も人気ですけど、〈売り場〉も大人気です。
 今日はその売り場の準備の日です。

 おたのしみBox(20%割引券付)
 折り染めインク
 手乗りブーメラン などなど 在庫を確かめつつ不足分を加えていきます。
 毎回、いろいろな人たちが手伝いに来てくれるのですけど、研究所の合格ワークショップの卒業生たちの力がどんどん高まってきて、今日はいっぱいの仕事をすすめてくれました。

 これまでで一番早く出来上がったと思います。

 

 たのしい教育研究所のメンバー10名でたのしい準備に乾杯!

 はやく講座をしたい今日この頃です。1日1度のこの「いいね」で一緒に〈たのしい教育〉を広めましょう➡︎いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックするともっと良し!

たのしい教育教育所の忙しさはたのしさの拡がり

研究所の公式サイトが好評で読者を着実に伸ばしています。今後のために担当の方と一緒にサイトの整理をしようと、古いものから見ていて改めて、たのしい教育研究所の活動の密度に驚いています。
ある日の記事の中にこういう一文がありました。

先週は西表島と石垣島、今週月曜日は南大東小学校の子どもたち、明日は久米島の理科の先生方へ、来週は伊江島の先生方への授業です。

研究所を設立して三年間は、研究所に腰を落ち着けている時間はあまりなく、いろいろなところを飛び回ってばかりでした。

このサイトをご覧になって下さっている皆さんの中には、最近新しく読者となった皆さんもいらっしゃると思いますので、その頃の写真を掲載してみましょう。

 旅行かばんにいろいろな教材を詰め込んで、いろいろな授業をしていました。
 これはある島の子ども達、1年生から6年生まで一斉の授業をしている時の一枚です。

 教育委員会でたくさんの教育関係の方たちと意見交換をして来ました。
 これはその時の一枚です。

 たのしい教育研究所の活動の密度が、わたしの予測を超えて濃いものだったのでしょう。こういう写真が十年以上前のことの様に思えてなりませんが、ほんの3年くらい前のものです。

 おかげさまで、研究所の授業・講座は来年まで埋まり始めていますが、また落ち着いたら、遠いところにでかけていっての授業も実施してみたいと思っています。興味関心のある方はお問い合わせください。自分たちの島から広い世界で活躍する人たちを育てて、後々その人たちが戻ってくる。そして島が元気になる。そのためには長い時間がかかります。しかし手立てはしっかりしています。学ぶことが楽しくてたまらない、という子どもたちを育てるのです。そして、教えることが楽しくてたまらないという教師を育てるのです。そういう中から例えばノーベル賞級の子どもたちが育って行くことにもなるのです。

  何か最新の機械・教材などが必要なのではありません。ガリレオやロバート・フック、ファラデーなど、超一流の科学者たちが予想チャレンジしてきたことを、子どもたちや先生たちと一緒に体験してもらうのが、たのしい教育研究所の授業です。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!

たのしい教育研究所 マック先生のたのしい授業

 たのしい教育研究所には〈いっきゅう先生〉を中心に、何人もの授業者がいます。その一人〈マック/MAK〉先生の授業を紹介しましょう。

 これは那覇市の講座の一コマを担当している時の様子です。


 先日は、夏休みのものづくり講座で首里の子ども達約20名と授業したそうです。
 テーマは〈メザシの解剖〉と〈ものづくり〉。

 マック先生の絵や図は、とてもわかりやすいという定評があります。これは、科学的な変化を説明した図です。夏休みの自由研究講座(8/19)に向けてどんどん改良されていく原図なので、加工しておとどけします。

 夏休みの人気講座〈自由研究をたのしもう〉はおかげさまで満席となりましたが、熱心な皆さんからのご要望が届き、ほんの少しですけど、枠を広げることとなりました。希望の方は、お申し込みください。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

授業で大切なこと/子どもたちの心をつかむ方法(教師教育)

 若い先生たちと授業トレーニング(ワークショップ)をしています。実際に授業をしてもらいながら、子ども達の心に響く言葉かけなのか、内容は魅力的だったのか、声のスピードはどうなのか、実践的なトレーニングを重ねていきます。この写真はその時の様子です。

 授業にかかわる要素はいくつもあります。
 声掛けや内容の提示、めあての設定、子ども達の状況の把握から、あたたかい雰囲気づくり、身だしなみといったものなど、書き出すと100では止まらないのではないかと思います。そういう中で〈授業で最も大切なのは・・・です〉と言い切る人たちもいます。

 ある講演の中で先生たちに「〈授業に最も大切なことは・・・です〉の中の〈・・・〉に入る言葉は何でしょう?」と問いかけたことがあります。
 教育者ではない、という方も、これまでいろいろな授業を受けたことがあると思いますから、みなさんも考えてみませんか。

考え中

考え中

 答えが驚くほどたくさん出てきました。
 曰く〈基礎基本〉
  〈日頃の積み重ね〉
  〈めあての設定〉
  〈教材〉
  〈情熱〉
  〈支持的風土〉
  〈多様な考えを認めること〉
  〈アイディア〉
  〈信頼関係〉etc.
「たのしい教育研究所」という名前を知っているからでしょう「たのしさ」と答えた方もいました。

 これだけたくさんの答えがあるということは〈最も〉と限定することは難しいということでもあります。
 つまり〈最もこれが大事〉と提示されると〈それよりもっと大事なことは・・・〉という様な考えも出て来るということです。

 「食育基本法」という法律があります。その前文はこうです。

子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。

 子どもたちの〈豊かな人間性〉〈生きる力〉を身につけていくためには《何よりも食が重要》だというわけです。そう言い切るのは勇気のいることです。「本当に?」という異議を唱えたくなる方もいると聞いています。

 「もっとも重要」とか「一番重要」というのはとても難しいと認識しつつ、若い先生たちのためにあえて〈授業で大切なこと〉についてアドバイスしていることがあります。

 どれだけ子ども達の心をつかむか。
 子ども達が「今日の授業たのしそうだ」と思ってくれるか。
 知的好奇心をどれだけ高めてあげられるか。

 つまりそれらは〈導入部〉にかかっています。

 子どもたちはしつけがだいじだから、姿勢を正して、授業の道具を揃えて、〈めあて〉を掲示して、〈教科書〉を開いて、という様に、いつも通りの流れですすめていけばよい、と考える先生たちもけっこうたくさんいます。
 たとえば社会科で「自動車生産の伸び」について授業する時、
「今日は自動車生産の伸びについて勉強しましょう。教科書の27ページを開いてください。めあてを書きますから、先生について写してくださいね、いきますよ・・・」
 というように、どういう内容でも、そう授業すればいい、と考えです。

 たのしい教育研究所では〈どうすれば子ども達の心をつかむことができるか〉に教師の知恵をしぼる必要があると思います。
 その教材に子ども達が身を乗り出して来てくれる様な〈つかみ〉の部分、それが「導入」です。逆に導入をおろそかにしたために、せっかくの教材がうまく効果をあげないことがたくさんあるのです。

 実はそのことは、一つの授業だけでなく、一年間の学級づくり全体にも言えます。言葉では言わないまでも
「みなさんがちゃんと○年生らしくおちついて先生のお話を聞ける様になったら楽しいことをしましょう」
というタイプの先生たちもいます。
 そういう先生たちは〈ルール・規律や態度的なもの〉〈いいつけた課題をちゃんとこなしてきたか〉という様なものをはじめにしっかりと指導してから、ゆっくりたのしいことをしよう、という様な学級指導を組み立てていきます。

 つまらないものはつまらないと行動に表す子ども達は早い段階で反発をはじめ、先生についていこうと思っていた子どもたちも、次第にクラスそのものに期待しなくなり混乱が生じる、そういう場面は、じつはたくさん生じています。

 一時間の授業を成功させる秘訣、それは一年間の学級指導を成功させることにもつながります。

 ではどういう様にして、子どもたちの興味関心を高めてあげられるのか?
 それはぜひ〈たのしい教育研究所〉の講座などで実際に体験していただけたらと思っています。先日の〈りゅうぎんキッズ〉に教育関係の方達が何人も参加してくださっていました。子どもの保護者という立場で、たのしい教育研究所の授業を一緒に体験してくれて「とても感動しましたた」という感想を話してくれました。
 いろいろな方たちの〈たのしい教育〉が広がっていくことを期待しています。みなさんの応援をよろしくお願いします。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!