RBCファミリーデイで科学の授業 − 評価と感想文

以前わたしの授業を見に来てくれたテレビ局のディレクターさんから授業の依頼が来ました。
「ファミリーDay」という家族サービスの日があって,そこで授業をしてもらえないか,という事です。
もちろん,たのしい教育活動が広がるなら即Yes。
スクリーンショット 2014-09-13 17.51.28
今日がその授業の日でした。
親子70名くらいです。
キャラクター「3ちゃん」とも仲良くなって握手を交わしたのですけど,力強いのね。

テーマは「人間はすばらしきチャレンジャー」

予想以上に小さな子ども達が多かったのですけど大いにもりあがりました。

※たのしさ度※スクリーンショット 2014-09-13 17.45.12
5.とてもたのしかった…98%
4.たのしかった…2%
3.なんともいえない…0%
2.つまらなかった…0%
1.とてもつまらなかった…0%

※理解度※
5.とてもよくわかった…92%スクリーンショット 2014-09-13 17.51.00
4.よくわかった…8%
3.なんともいえない…0%
2.あまり分からなかった…0%
1.全く分からないかった…0
いろいろな実験を交えての授業でした。
びっくりしている子ども達もいます。

スクリーンショット 2014-09-13 18.04.06感想もとても感動的でした。
三〜四歳くらいの子から参加してくていたので,もちろん文字の書けない子ども達も何人もいました。
その中でもやっと習いたての字でゆっくりがんばって書いてくれた子たちが何人もいました。
感動的な感想文です…これだから「たのしい教育活動」はやめられません。

子どもと大人のそれぞれを載せます。
スクリーンショット 2014-09-13 18.09.09 スクリーンショット 2014-09-13 18.10.05たのしい教育活動…
ますます加速中です。

山で「最も」危険な生物はハブ? ハブによる死者はほぼゼロです! では?

私が山好きだからでしょう。
研究所に「安全登山ハンドブック(全15p パンフレット)」が20冊届きました。
スクリーンショット 2014-09-13 9.55.08日本山岳ガイド協会・日本スポーツ振興センター・全国「山の日」制定協議会 という名だたる組織が出したものです。

山は大好きなのですけど,大好きなだけに,ここに書かれていることは何度も目にした事があるはずです。

ただ一つ予想して中を開いて確認した内容があります。

「安全登山」というからには上り方や天候についてだけではなく,おそらく「危険な生き物」についても書いてあるはずです。
実は授業プラン化の途中で忙しくなってそのままにしてあるのですけど,「安全」というキーワードを見かけるとたいていチェックしています。

その生きものについて,私は真っ先にこれをあげますが,皆さんは何をあげますか?
〔          〕

——- おはなし 山で危険な生きもの —-
当然沖縄のハブでしょう,って?
ハブの毒も怖いけれど,登山という場面でめったに出逢う生きものではありません。
私の知人で何人は山で遭遇したと言っていますが,それでも数名くらい,です。

ハブに噛まれて死ぬ人って年間どのくらいいるのでしょう?

実は,死者はほぼ0なのですよ。

以下はwebサイト「ハブ」http://habu.etc64.com/ から
————-
近年では血清の普及やインフラの充実により、ハブによって命を失うケースはほぼなくなりました。
1980年以降で死亡者はたった4人で、2000年以降は1人の死亡者も出ていません。
【追記】
2014年4月に男性が咬まれて死亡する事件が発生。
奄美群島の加計呂麻島にて51歳の男性が手を咬まれ、1時間半後に血清治療をしましたが、その2時間後に死亡しました。
—————–

しかもハブは鹿児島から沖縄にかけて生息しているだけです。
日本全体として危険さを心得ておく生きものとは?

アラスカでキャンプ生活をしているときは「グリズリー」が最も危険だと聞かされていました。
では日本でもそうなのでしょうか?
いいえ,違います。

「スズメバチ」です。スクリーンショット 2014-09-13 10.35.21
「安全登山ガイド」にも記載されていました。
こうあります。
———–
9.危険な野生生物
●スズメバチ
毎年数十人の死亡者数があります。日本では最も危険な生物一つです。
※下線は いっきゅう
———–

「最も危険な生物」と言い切ってもよさそうです。
たとえばwikipediaにはこうあります。
————–
日本国の平成15年人口動態統計では24人がスズメバチによる刺傷で死亡している[19]。これは熊による死者数の数倍で、有毒生物による生物種類別犠牲者数では最も多い。
————–
古い統計ですけど「最も多い」という事は今も同じです。

どうして最も危険な生物の「一つ」と書いてあるのか?
日本語的には「最も」と表記するなら対象を一つに特定して欲しいという気持ちがあります。
なので違和感ありなのですけど,実はもうひとつ,危険度がかなりの生きものがいます。
知っている方達も多いと思いますが
「蚊」です。
世界レベルでみると,蚊を媒介とする感染症による死者は70万人以上、という話もあります…その数については私はよく調べていませんが,例えば下のサイトをご覧下さい
http://rocketnews24.com/2014/05/07/438622/

少し長くなりました。

安全登山ハンドブック,欲しい方は研究所へどうぞ。
先着20名です。

たのしい教育 応援団向け メルマガ 第119号 充実発行!

毎回つづる程にわたしの力がみなぎってしまうメルマガ119号執筆しました。
今回も内容充実です。
わたし自身がたのしんでいる内容なので,きっと中身も伝わる事と思っています。
幾つかさわりを切り抜きました。

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スクリーンショット 2014-09-12 11.33.18興味のある方はお申込みください。
毎週金曜日発行 月800円(一年分お申込み) PDF版でお届け致します。
費用は全額、おじいちゃんおばあちゃん達や子ども達、一般の方達向けのたのしい教育の普及活動に利用させていただきます。