分かるとは何か? ブーメランが戻る原理が今朝解けた!

前にブーメラン研究会の事を書いた。
ブーメランが戻る原理を書いた資料を数日没頭して追いかけ、ある結論に達した。
「わからない(・∀・)」

「ブーメランが戻る原理」のスタンダードな説明は例えばこう…これらを詳しく説明するのです。
スクリーンショット 2014-09-10 11.32.51ダウンロード「揚力が働くので」とか「歳差運動の作用で」とか「右手の法則が」、「遠心力のせいで」などなど…いろいろな言葉が出て来る。

大体からして
「こういう力が働くのでこうなります」
という説明の仕方についていけない。

知りたいのは「なぜそういう力が働いて、結果として戻って来るのか」なのに、
それをすっ飛ばして
「こういう力が働くのだ」と言ってくるからだ。

例えて言えば「どうしてこのケーキはこんなに美味しく感じるのでしょうね?」と聞いた時に「このケーキの美味しさがあなたの舌に作用するからだ」といっている様なものだと思う。

けれど、先生がそういったらたいていの生徒は「ふ〜ん、そうたなんだ」となっていくものだ。

しかし劣等生は健全である。
しだいにそういう授業にがまんできなくなる。
おしゃべりをはじめる、別な本を読む、トイレに行く…
元気ある劣等生は教室からエスケープする。

私は劣等生の味方でありたいし、実はわたし自身が劣等生である。
ただし好奇心がとても大きな劣等生なので「それは分かりません」と発言するし、「知りたい・分かりたい」という気持ちは捨てない。

劣等生の代表としての私は、私の大切な仲間達が席を立たず、「先生わかった、これはすばらしいね」と感動してくれる授業を広めたいし作りたい。

師のガリレオも、たとえば優等生達が「天動説」になっとくしている(させられている)中で、優等生である事を拒否したからこそ真理に到達できた。

何しろ天動説を解いた人達は超一流の学者集団なのだ。
「聖書に書いてあるから証明終わり」という様な単純な説得ではない。
長い歴史の中で細かい計算や観測を繰り返し重厚に理論を構築しているのだ。
いろいろな観測事実を「天動説」で説明する術をいくつも持っている…かなり手強い。
スクリーンショット 2014-09-10 11.57.36スクリーンショット 2014-09-10 11.57.43スクリーンショット 2014-09-10 11.57.52ガリレオは優等生でなかった故に、自分の頭でなっとくできる真理を求めた。
そして自分の観測事実を元にして予想を立て「地動説」を主張できた。
「振り子の法則」も発見できた。
「原子の存在」を確信できた。

「分かる」とは何か?
それは「自分の中でそれが生き生きとイメージできること」だと考えている。
「ふ〜ん、そういうことなんだ」
ではなくて、
「そうか、そういう事か!」
という感動を伴った理解である。

さてブーメランの戻る原理については、「原子論」をキーにしてやっと自分自身がなっとくするものができた。
さっそくプランとしてまとめているところなのだが、今は実際に実験を見てもらいながらでなくては、イメージを伝えきれない。

興味のある方は、ぜひ「ブーメラン講座」を企画してわたしを呼んでいただきたい(^^

発見 ガリレオがスケッチした月に半月よりもっと膨らんだ月は無い! なぜ?(1) 自由研究

前にこのサイトにUPした「ガリレオが見た月」という観察プランの構成をさらにすすめている。
images-1 当然、気づいている人もいるだろうけれど、私はこのプランをまとめる中で発見した。

ガリレオがスケッチした月に半月よりもっと膨らんだ月はないのだ。

もっとも明るい月で、半月よりほんの少しふくらんだ月なのだ。

なぜか?

私には、ほぼそうだろうという予想があるけれど、明日の「たのしい教育Cafe」で皆の意見を聞いてから、UPする事にする。

皆さんも予想していてください。

 

珍解答で笑って後…授業プラン「結果でみる歴史入門」

「珍解答」が好きです。
 Sam was born in 1980. ⇒ サムの骨は1980本ありました。
と、笑えるのがいっぱいです。
自分でもやらかしそうなおかしさです。

さて、大笑いした一つが、これ。

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子どもの頃、社会の先生から「テストに出るから覚えときなさい」的に教わって、そのまま暗記した自分を反省すらしました。
たしかに「井伊直弼殺人事件」でいいのにね。
社会の学者達は「桜田門外の変」とか意味がよく分からない名前をつけちゃって…
とか。

さて、この珍解答でプラン化したいものがまた一つ増えました。
「歴史を結果主義で見る」という見方についてです。
ある行為の「思い/意図や目的」ではなく、その「結果」どうなったのかを正しく見る目はとても大切です。
これから文言や流れを整理していく必要がありますけど、大きな流れを書いてみます。

0.上の答案を見てもらって考えを聞く

1.井伊直弼殺人事件は「ある大きな目的を伴った事件」だった」…一個人を暗殺しようとした事件ではなく「変革の目的をもった行為」でした。
 なので歴史学者は「殺人事件」とは呼んでいないのです。

2.目的をもった変革のうち
 A 成功したものを「変」 失敗したものを「乱」という
という分け方があります。
その分け方は乱暴であるという人達もいますが、ある行為の「思いや意図、目的」で理解するだけでなく、それが成功したのか失敗したのかという「結果」で見て行く事はとても大切です。
そこで、とりあえずその分類Aを採用しておいて、〈桜田門外の変〉を起こした人々の目的は「成功した」のかみていきましょう。

問題1 井伊直弼を殺害した集団の変革意図はなんだったのでしょう?

問題2 彼らの変革意図は成功したのでしょうか?

予想 ア.成功した   イ.失敗した

work
では、あなたが予想した事について刑事の様に裏を取りましょう!
◯ その目的の方向に進んでいったのか、そうではないのか?

お話「桜田門外の変」

問題 「元弘の乱」「本能寺の変」について
① それを起こした人達の変革の目的
② それは成功したのか失敗したのか
について調べましょう。


問題  「2・26事件」と呼ばれている陸軍の若手将校の起こした事件があります(昭和11年)。「変」とも「乱」ともついていません。乱や変は明治初期までの言い方だから、という事のようにです。

 成功したものを「変」、失敗したものを「乱」とするという分類に基づいて、強引に「乱」や「変」とつけるとしたら、あなたなら「2・26の変」とつけますか? 「2・26の乱」とつけますか?

Work
歴史上の事件で「変」とついたもの、「乱」とついたものについて調べましょう。

しつもん
「乱」は成功、「変」は成功した事件だという分類の仕方は、おおよそ正しい、と言えるのでしょうか?

お話「歴史を結果主義でみることのすばらしさ」

 

 

 

新プラン「ガリレオが見た月」

もうすぐ中秋の名月です。
「たのCafe(月に一回のたのしい勉強会)」もあるので、みんなで「月を見よう」という時間をつくろうと思っています。

スクリーンショット 2014-09-07 19.43.36まえまえからガリレオが作った望遠鏡の倍率ほどで月を眺めたいと思っていました。
今時の天体望遠鏡はガリレオが見たときの倍率よりずっと高くて、見た目も明るくなります。
今、ガリレオの望遠鏡レベルのものを仲間たちと探しています。
数年前に「大人の科学」で出た〈ガリレオの望遠鏡〉も手に入る事になり、はやく来週が来るのを待つだけです。
ガリレオは月のたくさんのスケッチを残しています。
実際にプランの中では「月をスケッチしてみよう」というworkもあります。
ガリレオが描いた月と比べてどうなのでしょう…とてもたのしみです。

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