板倉聖宣夫人 玲子さんと語らう豊かな時間

 師の板倉聖宣が今年2月に他界してから半年くらい経ったある日、夫人の玲子さんから私にとても丁寧な手紙が届きました。具体的に紹介することはできませんが、これまで私が遠く沖縄から何度も見舞いに来てくれたことについて、玲子さんの優しさと温かさと細やかさに溢れた内容が綴られていました。

 玲子さんあってこそ板倉聖宣の活躍が可能であったことは、これまでこのサイトにも書いて来ましたが、玲子さん自身、魅力的で親しみ溢れる人物です。
 先日、県外出張の間隙をぬって夫人の玲子さんと歓談する時間をとることができました。

 今回は板倉先生が亡くなる以前のような微笑みも見えてホッとしました。

 板倉先生の〈高校生の頃〉からの日記の話では、今まで聞いたことのない様なことを聞かせてもらうこともできました。毎回そうですけど、それはとても貴重な時間となりました。

「私の生い立ちと今の私~幼年時代から旧制高等学校まで~」というキリン館から出ている冊子があって、板倉聖宣が有名になる前のことが詳しく書かれています。

 わたしは板倉聖宣の本や講演記録はほぼ全て読んでいるのですけど、その中でも何度も開いている一冊です。
 今回の玲子さんとの語らいは、この中を読んでも知ることができなかった貴重な話がいっぱいで、わたしの板倉聖宣研究を大きく膨らませてくれました。

 研究所のメンバーからということで渡したイニシャル入りのハンカチもとても喜んでくれました。

 いつかまた沖縄に来てもらえたらという、たのしい教育研究所(RIDE)のメンバーからのメッセージもお伝えしてお別れしましたが、また次回お会いできるのがとてもたのしみです。

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たのしい教育Cafe 10月は〈秋に入ったよ! おきなわ花さんぽ〉です-宜野座村でたのしみましょう

 たのしい教育研究所(RIDE)が一般向けに広くopenしている〈たのしい教育cafe〉は、気軽にたのしい教育を味わうことができるおすすめの講座です。
 来月10月はフィールドに出て植物と親しむ内容を企画しています。

 今回もRIDE(ライド)の応援団の一人で「おきなわ野山の花さんぽ:ボーダーインク社」の著者 安里肇栄さんと一緒にフィールドを歩きます。内容の充実、安全面等を考慮して10名程度の少数開催です。

おきなわ野山の花さんぽ

 

 たのCafe担当I先生から届いた案内文を掲載します。

 
みなさんこんにちは。
 運動会が終わった方、これからの方、いろいろだと思います。
 沖縄の暑さは半端じゃありませんよね、体調に気をつけてたのしい日々を送ってください。
 
さて今回もたのしいお知らせです。
10月の〈たのCafe〉の案内をおとどけします。
 
 10月は名著「おきなわ野山の花さんぽ」の作者 安里肇栄さんを講師に3度目の〈花さんぽフィールドワーク〉を企画しています。
 今回も、たのしい植物の話を聞きながら、一緒に散歩しましょう。
 学校の先生は、子ども達への授業に活かせる話になりますし、特に仕事上は利用しないという方も、沖縄のフィールドを歩きながら、たのしい時間になるでしょう。
 なるべくアップダウンの少ないところを選びましたので、体力に自信のないという方も、無理なく参加できると思います。
 
 この時期はドングリ拾いは無理かもしれませんが、木についているドングリたちを見ることはできますし、安里さんのお話を聞き、草花を見て、たくさん写真も撮りましょう。
 
 野外での活動なので10名程度の募集になります。
 今回は子ども(小学生以上)と一緒の参加も可能です。いつもの〈たのCafe〉の様にゲームやものづくりがあるわけではないので退屈するといけませんから、興味関心を大人側で判断して誘ってくださいね。
では、お申し込みをお待ちしています。
※申し込み後2日以内に〈受講可能通知〉を送信しています。届かない方は、申し込みされていないことがありますので、必ずご確認ください
 
アウトドアたのCafe〈秋に入ったよ! おきなわ花さんぽ〉
 
期日:
 2018年10月20日(土)
 
時間:
 08:30現地集合(参加者に後日集合場所をお伝えします)
 11:00解散予定

リーダー:いっきゅう先生(たのしい教育研究所 所長 喜友名 一)
 講師:安里肇栄(あさと ちょうえい)さん
 
さんぽの場所
 宜野座村 の森と水の場所を歩く!
 
もちもの
 飲み物、帽子、タオル、虫除けスプレー 他各自必要なもの
 おちている木ノ実などを入れる袋
 持っている方は 書籍「おきなわ野山の花さんぽ」ボーダーインク社
 
服装
 長袖、長ズボンがおすすめです
 
参加費
 大人 1350円 子ども(小学生以上)600円
 
募集人数
 10名程度
 
雨天の場合もたのしいよ!
 雨天時には第三研究所で、安里さんの撮った写真を見せてもらいないがら、いろいろなお話を聞き、質問などに答えてもらう、たのしい時間をもちます
 
参加ご希望の方は、こちらのメールに返信で、お名前、学校名(職業等)のご記載をお願いいたします。
 ※定員に達し、おことわりする場合もあります、あらかじめご了承ください。
 申し込み ⇨ https://tanokyo.com/me-ru
 
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机の機能化:マトリョーシカ型の机/工夫それはたのしい自由研究

 RIDE(ライド)のウェルカムCatア~ルは外では人を恐れるのですけど、研究所内ではスタッフに食事をねだったり遊んだり、人が大好きです。
 眠る時にもヒトの近くに来ます。私がパソコンの前で仕事をしていると遠慮なくスタスタやってきて眠りモードに入ります。当然、危ないので珈琲などを片付けますけど、ものがあってもなくてもア~ルの睡眠を妨げることはありません。

 気持ちよそさうに眠る姿は、見ているこちらも気持ちよいものがあります。

 

 ところで最近はア~ルが机で寝ても仕事を進められる工夫をしています。

 ロシアの民芸品にマトリョーシカという人形があります。
 大きな人形の中に小さな人形たちがおさまっているもので、きっと見たことのある人もいるでしょう。

 この方式で机の下に小さめの机とフラットのイスを納めてみました。
 三段スライド方式で、引き出すとこうなります。

 私のイスは別にありますから、三つとも机になって、書類やノートなども並べることができますから続き仕事も楽です。


 はじめの写真の様にア~ルが寝てしまったらその下の机を引き出してパソコンを確認しつつ仕事を続けることができます!

 この方式はア~ルが寝ない場合でもかなり役立ちます。
 ノートをとる机とキーボードなどの机を分けているので、少し手を伸ばせばキーボードをそのままたたくことができますから、パソコンで調べて手元で筆記という様にストレスなく使えます。
 大抵はこの二段で十分です。
 もっとたくさんの情報処理を並行する時には三段目も大活躍です。

 人間大好きねこア~ルのおかげで、わたしのメインの仕事場所も機能的になってきました。
 このアイディア、気に入った方は遠慮なく使ってください。

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農業もたのしくワクワク!

「いっきゅう先生、今年も美味しいニラが獲れましたよ」その声とともに段ボール箱にぎっしり詰め込まれた瑞々しいニラが届きました。
 研究所の応援団の一人Hさんの畑から直送されたものです。

 いつもはHさんが忙しさの隙間に届けにきてくれるので、ゆっくり語らうことができませんが、この日はタイミングがよく2時間近くいろいろな話をすることができました。

 これがHさん。
 日に焼けてとても健康的な身体をしています。

 Hさんの育てているニラは、近くのスーパーや農協に出ているものより柔らかくて肉厚。これでニラ玉を作ったら絶品です。

 大人の手で握っても余るくらいのたっぷりの量をひと束にして分けると何十人分にもなります。
 さっそくとなり近所や、研究所にきてくれた方たちに配っています。
 これは配って残りですけど、まだこんなにあります。

 Hさんは農業を学び、若い頃はハワイやカリフォルニアなど海外の大きな農場で農業を体験してきた人物で、その実力はかなりのものです。

 今は試行錯誤をしながら〈無農薬野菜〉づくりをしています。

 そのHさんの語る言葉は魅力的で、こういう話をしてくれました。

いっきゅう先生、農業も〈たのしさ〉ですよ。
わくわくする様な農業が一番です。

野菜と語りながら、水の量、タイミング、肥料の量などをいろいろ実験するんです。

 たくさんの技を紹介してもらいましたが、それは企業秘密の部分もあると思うのでここに書くのは控えましょう。

 小学校の社会などではまだ「野菜づくりの苦労、大変さ」を強調している様です。
 そして着実に農業人口は減少しています。
 Hさんの様な〈農業のたのしさ、魅力、ワクワク感〉を子どもたちに伝えていくことができれば、農業の未来は明るいのに。

 たのしい教育研究所が力を広げ大きくなっていくうちに、きっと〈たのしい農業〉についても、その活動の一つにしていけると思います。
 このサイトを読んでくださっている方で、農業に興味のある方、あるいは農業をしている方がいたら、ぜひ「たのしい農業」をテーマに農業の魅力を伝えていっていただけたらと期待しています。

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