たのしい教育メールマガジン最新号

 久しぶりに〈たのしい教育メールマガジン〉を紹介させていただきます。たのしい教育メールマガジンは毎週金曜日に〈たのしい教育〉を学ぶ必須ツールといえる充実した内容をお届けしています。
 今週のメルマガメニューです。

 メルマガは四つの章で構成されています。
 それぞれを簡単に紹介しましょう。

「たのしい教育の一週間」

研究所の一週間の活動の様子を紹介しています。今後の講座などの情報も原案段階でいち早く知ることができるので受講などにも有利です。
〈たのしい授業の章〉

学校や家庭ですぐに実践できるたのしい教育を紹介しています。
最新号は〈いっきゅう先生の自由研究〉で「ネコさんイヌくんたちの早食べ抑制&遊び 食べ物ケース〈たのフィーダー〉づくり」です。※フィーダー=供給装置
 たのフィーダーをはじめとして、ほとんどのものは短時間で、格安で作ることができます。

たのしい映画の章

 映画大好き人間のいっきゅうならではのセンスでオススメの映画作品を紹介しています。特に〈たのしい教育〉に直結するわけではありませんが、人間にはあそびの時間も必要です。
 前回は「カメラを止めるな!」、最新号は「Meg ザ・モンスター」です。両方ともおすすめです。映画館で上映していますが、時にはDVDの作品も紹介しています。

たのしい教育の発想法

 ものごとをノウハウ(その時どうすればよいのか)を中心に学ぶ人たちが多いのですけど、それは学校教育が抱えている構造でもあります。
 たのしい教育はノウハウと同時に、その奥にある発想法、哲学も同時に学んでいくことをすすめています。
 誰にとっても〈想定していない状況〉は普通に起こるものです。そういう時に力を出してくれるのが哲学であり発想法です。
 今回は仮説実験授業研究会代表、日本科学史学会会長だった板倉聖宣が語った「くだらぬ仕事は改善せず」という話と「頭がいいから間違える」という話です。

 興味のある方は購読をお勧めします。
 月800円で毎週金曜日にPDF版でお届けします。事務処理等の関係で年一括の申し込みのみで受け付けています。
 こちら⇨ https://tanokyo.com/me-ru

たのしい教育が明るい未来を育てる! RIDE(ライド)です。
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たのしい教育はアウト・ドアに広がる/〈秋のはじまりの花さんぽ〉の企画

 研究所の活動はインドア(室内)が多いのですけど、仲間はアウト・ドア(室外)の活動が大好きな人たちがいっぱいいます。たのしい教育Cafeも年に何度かアウト・ドアでの活動を組んでいます。来月10月はその日です。
 〈秋のはじまりの花さんぽ〉として10月20日土曜日の実施ですすめています。決定し次第、担当の先生から案内が届きますので、このサイトにも転載します。

 世の中に草花の図鑑は数々あります。
 書店に並ぶ本を手にしても、どれがよいのか判断に困るでしょう。その中で「おきなわ野山の花さんぽ」は、タイトル通り、沖縄の野山を散歩しながら普通に目にする植物たちを厳選した快作で〈たのしい教育研究所〉が自信を持ってお勧めする一作です。
 

 

 著者は安里肇栄さん。
 安里さんは研究所の応援団の一人です。
 これはその安里さんと研究所のいっきゅう先生が一緒に珈琲を呑みながら〈秋の始まりの花さんぽ〉の企画を練っているところです。

  いっきゅう先生も植物の魅力を伝える授業は得意ですから、それと安里さんの知恵が重なることで、とてもたのしい花さんぽの時間になりそうです。

 安里さんの頭の中にある植物分布データベースはたいへんなもので、こちら側の質問に対して「その花なら◯月ごろ◇◇の海岸に行くとありますよ」という様にピンポイントで教えてくれます。
 今回の花さんぽめあての一つは〈どんぐり〉です、ただし実が落ちるのはまだ先で、実がついているところを見ることになると思います。
 これは安里さんが去年の秋の始まりに撮ったアマミアラカシの写真です。


 研究所から比較的近くでどんぐりを見つけられるところ。
 しかもあまりアップダウンのないところ。
 他の植物もいろいろたのしめるところ。
 という様にいくつものフィルターをかけながら、一緒にアイディアを出し合っているところです。

 朝の涼しい時に出かけて午前中で終了の予定です。
 安里さんとのんびり語りながら、いろいろな草花を見る。ドングリの実がついているところを見る、そういう贅沢な時間になります。

 小学生以上なら子どもの参加も可能です。

 興味ある方はぜひこのサイトをチェックしていてください!

 たのしい教育は教師自身がたのしめる教育です。そして子ども達の笑顔と賢さ、保護者のみなさんの元気につながっていきます。毎日たのしい教育の普及に全力投球のRIDE(ライド)です。
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あいたくなっちまったよ/RIDEおすすめ絵本

 今回はおすすめ絵本の紹介です。前に紹介した〈たんけんライト〉もいろいろな方たちから「注文しました」「手に入れます」「借りて来ました」など、うれしい反響が届いています。今回もRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )で最もたくさんの本に囲まれているM先生が〈たのCafe〉で紹介してくれた絵本です。

あいたくなっちまったよ (ポプラ社の絵本)

 たのCafeの参加者からの評価も高く、読み語りの後のジーンとした感動も広がっていました。

 実は私いっきゅうは既に読んだことがあって、想い出に残っている一つでもあります。
 作者は〈きむらゆういち〉さん、名著「いないいないばぁ あそび」の作者です。
 

 「あらしのよるに」もきむらさんの作品です。ただしわたしはそのラストにまだモヤモヤ感があって、わたしの中では完結していない作品です。

 話を〈あいたくなっちまったよ〉に戻しまししょう。

 これはM先生が「この絵本もいいんですよ」と手にして、第三研究所のトトロの前に立って読み語りをしてくれているシーンです。

 みんなの期待感がグッと高まります。

 
 ヤマネコが家に帰る途中に子ネズミを見つけて食べてしまおうとするわずかな時間が作品になっています。

 中身を伝えるとたのしさや感動がそがれてしまいますから、これ以上の説明はなしにしましょう。

   わずか一冊の絵本の中で、たくさんの人たちに感動を伝える作品を生み出してくれる〈作家〉たちがいてくれて、人生は豊かさに満ちています。そして自分が受けたその感動を伝えずにはおれない人たちがいてくれることは幸せなことです。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )も感動を伝える組織でありたいと思っています。ぜひ手にしてみてください。
 税込1404円 ポプラ社提供です。

あいたくなっちまったよ (ポプラ社の絵本)

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自由研究:ネコとイヌとヒトの足の速さ/ウェルカムCat ア~ルを追いかけて

 ある日、第3研究所でのミニ講座の休憩中「いっきゅう先生、ア~ルが!」という声が聞こえてきました。行ってみると直ぐに状況がわかって、ア~ルをおいかけました。
 講座の参加者にプレゼントされた手作りのカステラがあって、余ったものがいくつかキッチンに置かれていたのですけど、それをくわえて逃げたのです。
 〈ひっ捕らえた〉瞬間の証拠写真。観念しているけれどカステラは離しません。

 ア~ルはいけないことをしてもみんなから可愛いがられている幸せもののネコで、その後の語らいのネタになっています。

 ア~ルを捕まえた時、ネコが広場を本気でダッシュしたらどれくらいの速さか気になりました。
 ヒトより速いのだろうけど、話にならない位はやいのかどうか。また、犬くんたちとどっちが速いのでしょう?

 みなさんはどう思いますか?

予想1
 普通のイエネコの足の速さは時速(   )km くらい。

予想2
 普通のひとの走る速さと比べると、どちらがどの位速い?

予想3

普通の犬くんたちと比べると(   )の方が速い。

 どうしてそう予想しましたか?

調べてみると

 web上の記事で出典などがありませんから〈間違いなくそうだ〉と言い切れる信頼性はありませんが、いくつかの記事によれば、一般に〈ネコは時速50kmくらいで走る〉そうです。

 〈ワンチャンたちは時速40km〉くらい。

 もちろん体の大きさや体力的な違いはあるとはいえ、犬よりネコの方が足が速いといってよい様ですね。

 ただし筋肉のつくりで、ネコの仲間は瞬間的に速いスピードを出すのに適していて、長距離になるとスピードが落ちて犬には勝てないとのこと。

 それに対して人間の足の速さは時速20kmくらい。
 
 この比率でみれば私が40m走る間にア~ルは100mに達しているわけですから、広い場所でア~ルが本気で逃げたら捕まえるのは無理ですね。

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