論理的に考えてみよう!|幼稚園の入園問題から

先週のメールマガジンに出した問題をいろいろな方たちが考えて、たのしんでくれています。
紹介させていただきます。
みなさんも考えてませんか。

「論理学クイズ」

問題

ABCD 4人の子どもが、赤か黒の帽子をかぶって階段に立っています(下図)。赤い帽子をかぶっている子が2人、黒い帽子をかぶっている子が2人いるのですけど、自分が何色の帽子をかぶっているかは知らされていません。

Aくんは周りを見渡せますが、Bくんとの間には大きな壁があります。
BくんCくんDくんは前しか見てはいけません。もちろん自分の帽子をとってみることもいけません。
論理的に考える力

4人に提示されたのは
「階段に立っているのは全部で4人で、赤い帽子をかぶっている人は2人、黒い帽子をかぶっている人は2人です」
という情報だけです。

しばらくすると、「わかった、ボクの帽子の色は○○だ!」と叫んだ子がでしまた。

それは誰でしょう?

 

ひっかけ問題ではありませんよ。

論理的に考えてみると「○くんだ」とわかります。

さぁ、自分の帽子の色が分かった子は誰でしょう?

それにしても、これが幼稚園の問題というのが驚きです!
小学校高学年からなら「家庭学習」として出題してもたのしめるのではないでしょうか。

 

論理的に考えるのもとてもたのしいですよ。
本質的な学力向上はたのしさを元に
「たのしい教育研究所」です!

クイック「スライムもち」は美味しくて健康的でたっぷり!

前回の記事の続きになります。
コンビニに「すらいむモチ」に似た商品が売られていました。
というか、これを元にしたのがスライムもちですから逆ですね。

きなこ餅 コンビニ パッケージには、はば3cmくらいのきなこモチが5つくらい入っています。

下の写真は前回書いた講座の準備会でつくった「スライムもち」です。
きなこモチよりとろりとしていますから、球状に形を整えるのは難しいのですけど、きなこモチより美味しいのです。
わたしがこれまで2000人以上の子ども達に授業した時の評価&感想文から、それは確かだと思っています。

クイック すらいむモチ

これができた全体量ではありません。
大人六人が「おいしいおいしい」といいつつ味わった、その残りです。

おそらく、作った時のボリュームはさきほどのコンビニの「きなこモチ」の十倍近くはあると思います。

しかもそれが10分くらいでできるのですから、すばらしいものづくりだと思います。
保存料なども使わないので健康的です。

家庭科だけでなく、「熱によるタンパク質の固化について」ということで私は理科で取り上げていました。

学ぶことも多いのですけど、子ども達が「この先生ってたのしい」と思ってくれることも大切です。
人間関係は教育に対しても基本ですから。 そこから広がる成果はとても大きいと思います。

追記
その後の研究で2〜3分で出来上がるバージョンが完成しました。
クイック、というイメージよりずっと早くできるので、今は「スピード スライムもち」と呼んでいます

桜の季節の講座に参加する皆さん
ご期待ください!

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クイック「スライムもち」づくり|桜の季節の講座の検討会

たのしい教育研究所で 桜の季節の講座 の準備が進んでいます。

今回は、たのしいたべものづくり「クイック すらいむモチ」の準備会です。

担当する先生の作り方とわたし喜友名の作り方との両方を見てもらって、みんなで検討していきました。

スクリーンショット 2016-01-24 23.24.38
とってもおいしい「スライムもち」が10分程度で出来上がります。
おたのしみ会や学級PTA、家庭科、理科の時間など、いろいろな場面で使える教材です。

ご期待ください。

この原稿を書いている段階で、のこり4席です。

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雪とみぞれ(霙)の違い|質問に答えて

沖縄に雪が降った日、外部から要請された仕事に向う途中、熱いコーヒーが欲しくて、近くのコンビニに車を停めました。

私の上にも降るといいのだけど・・・
外を眺めていましたけど、そう都合よく天気がいうことを聞いてくれるわけはありません。

さてこの冬一番の寒気団が沖縄上空を覆ったここ数日、研修所にもいろいろな方達から
「いっきゅう先生、雪とみぞれってどう違うんですか?」
という質問が届いています。

「雪」は個体です。
「みぞれ(霙)」という場合には
1) 雪と雨が一緒に降っている状態
2) 雪がとけはじめて液体まじりになった状態
の二つの場合に使われています。

気象観測上はどちらも「雪」に分類されます。今回の寒波の様子をweb上にUPされた動画などからみると、あきらかに1) の状態に見えます。

上空で雪が降っても、暖かい地上では 2)の状態、つまり「雪がとけはじめた」ように見える場合も多いと思います。
車に落ちた雪はすぐにとけますから、ふわふわの雪にはみえないと思いますし、それに雨粒がぶつかってすぐに液体まじりになってしまいます。

しかしそれも、高い位置では明らかに「雪」の状態でしょう。

たとえば今回、少しだけ地上から高い位置、ラグナガーデンホテルの上階から見た動画では、横に流れていく雪の状態が見えていますね。

私の祖父が「若い頃に沖縄でも雪を見た」と言っていました。
もう聞くことはできませんが、祖父はこのラグナの映像のような雪ではなく、きっと、ひらひら舞い落ちる一面の「雪」を見たと私は思っています。

沖縄にも雨交じりではない雪がふってくれれば、その答えを知ることにもなります。

 ちなみに「あられ(霰)」は5mm未満の氷の粒(つぶ)、「ひょう(雹)」は5mm以上の氷の粒をいいます。
わたしはアラスカでキャンプしているときに、何度も「ひょう」に出会いました。

  機会があれば書きたいと思います。

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