イラストレーターの力を借りて、たのしい教材づくり快進中!

たのしい教育研究所専属のイラストレーターさんと打ち合わせをしました。

「クイックごま」と「クイックたけとんぼ」のつくり方のイラスト作成です。

写真と言葉による説明ですませることもできるのですけど、それよりずっとイラストの方が、うまく伝わるのです。

「たのしいグッジョブ授業プラン」の内容を理解していただくことに時間をかなり割いて、そのあとペンを走らせてくれました。

イラストレーター

「こういうイラストはどうか」
「こういう角度はどうか」
という様に、たくさんの下絵を描いていただきました。
その時の一枚がこれです。

クイックゴマ・クイックたけとんぼ

これらをもとに、また次回、さらに改良を加えることとなります。

沖縄の子ども達がたのしく賢く元気に育つための教材づくりに全力を注いでいる日々です。

学力問題、教育事情、いろいろありますが、それに正面からたのしく元気に取りくむ「たのしい教育研究所」です。

 

空気の原子・分子のスピードについて|小学生Sくん達の質問から

某日、ある小学校に呼ばれて授業をしたあと、中学年のSくん達がわたしの元に来て、授業の内容について質問をしてくれました。

授業は、ガリレオが
「物体の落下に差が出るのは、空気がじゃまをしているからだ」と予想した。
実際に、月面で実験するとどうなるのか?

という内容です。
つまり、本格的な物理実験です。

子ども達は、とても真剣に授業に取り組んで、そしてとてもたのしんでくれました。

Sくん達は、授業の中で「空気の原子・分子のスピード」が気になったようです。

みなさんは、空気の原子・分子が、どれくらいの速さで飛び回っていると思いますか?

予想
ア.小学生がかるくキャッチボールするくらいのスピード
イ.野球選手が試合でなげるくらいのスピード(時速120km〜150km)
ウ.ジェット機(超音速)のスピード
エ.光に近いスピード
オ.その他

どうしてそう予想しましたか?

 

調べてみると!

前に紹介した
板倉聖宣「もしも原子がみえたなら」(仮説社)
に こういう文章があります。

もしも原子がみえたなら

 これらの(空気の)分子は,速いのもおそいのもありますが,平均(へいきん)1秒間に600~700 m進む速さで動きまわっています。
音が空気中を進む速さが1秒間に約340mですから,音の進む速さのおよそ2倍(マッハ2)の速さで動きまわっています。

 

空気の原子・分子は ウ)超音速ロケットの速さです。
それが私たちの顔にもどんどんぶつかってきているのです。

信じられないかもしれませんけど本当のことです。

みなさんも、興味をもっていろいろ調べてみましょう!

たのしく賢く「たのかしの木」を育てよう
学力問題に明るく元気にとりくむ「たのしい教育研究所」です

飛行の研究|たのしい教育研究所の人気教材「ひらりん」改良

たのしい教育研究所の人気教材に「ひらりん」があります。
飛行の研究をするにはもってこいです。
また、空気中の原子や分子をイメージする時にもとても有効です。

ひらりん 明日、本島中部の学校で保護者と子ども達とに授業することになっていて、空気の原子分子のイメージを生き生きと描いてもらうために、利用します。

以前から、間違ってはねを破いてしまう子をどうしようかということで、考えていたのですけど、今回、素材の厚みを1ランク上げて飛翔について調べている時に、その問題も一緒に解決しました。

この厚みの素材だと、セロテープで修正することができます。
もちろんひらひらと滑空します。

あす利用する教材にも挿入しておきました。

ひらりん2
修正したひらりんはしっかり滑空します。

スクリーンショット 2016-01-13 17.18.14

教材がどんどん進化していくことは、研究所が一歩ずつ成長していることです。
笑顔が広がる方向に成長することって、とても嬉しいことです。

沖縄中をたのしく賢く!
学力問題を明るく解決する「たのしい教育研究所」です

原子の大きさについて|小学校4年生ISくんからの質問|たのしく賢く本質的な学力を高める

ある小学校で授業したあと、小学校4年生のIくんから

「原子は目に見えないくらい小さい、ということですけど、どのくらいの大きさなんですか?」

という質問がきました。

Iくんといろいろ話してみると、原子のことを生き生きとイメージできる、とてもすばらしい子だなと感じます。

質問について、少し書いてみましょう。

「小ささ」を説明するというのはイメージしにくいのに、「大きくしてみると」ということで考えてみましょう。

すごくおおざっぱにいうと、原子を1億倍するとピンポン球くらいの大きさになります。
原子とピンポン球

 

この「1億倍」というのはどのくらい大きくすることなのか、というと・・・

例えば、みなさんの頭を1億倍すると、この地球よりも大きくなってしまうのですから大変な倍率なのです。

原子と地球
みなさんの顔を地球より大きくしてみると、やっと原子はピンポン球くらいになるのです。

もっと詳しく知りたくなったら、ぜひ

板倉聖宣「もしも原子がみえたなら」仮説社

という科学絵本を読んでみてください。
もしかすると学校の図書館にもおいてあるかもしれません。

IくんのいるG市の市立図書館には置いてありましたから、学校になければそこに問い合わせてみるといいですよ。

 

たのしい教育研究所 きゆな