おかげさまで〈沖縄県グッジョブフェア〉の余韻が続き、那覇で受講した方が、沖縄市の公民館講座に顔を出してくれたりと、いろいろ嬉しいことが続いています。
沖縄県グッジョブフェアでは、事前の申込み人数がすでに定員を超えていたのですけど、当日さらに参加者が増し、うちのスタッフはそれを予測していて、教材の数はしっかり足りていました。
これは親子が真剣に、つまり子どもも大人も〈対等〉に〈予想・チャレンジ〉をたのしんでいる様子です。※顔がはっきりしないように加工してあります
こうやって大人も子どもも一緒に真剣にたのしめるのはなぜか?
それには教材のグレード・程度の問題が関わっています。
わたしが教師を始めた頃、当時 文科省の教育研究所の室長をしていた板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表・日本科学史学会会長)から学んだ1つが〈教材のグレード・程度〉についです。
その言葉は衝撃でした。板倉先生を沖縄に招いた時に、直接こういう話をしてくれました。
「程度の低い内容だから、優等生には簡単で、勉強が得意でない子ども達には難しい、ということになるです。たとえば科学者達が長い年月をかけて問い続け解決して来た様な問題を出せば、勉強が苦手な子も得意な子も、みんな真剣になりますよ。それが仮説実験授業の〈授業書〉です」
〈対象の実態に合わせる〉ということがよい授業である、という話は、教師時代に何度も何度も耳にし、読んできたことです。
しかし対象にあわせるのではなく、遥か高いグレードの教材を創れば、子どもも大人も一緒にたのしめるのです。高いグレードの教材とは、枝葉末端的な内容ではなく、そのものの根幹に触れる様な教材です。
仮説実験授業の授業書は、かなりの人たちの知恵と時間をかけてきているので、そのグレードには簡単に到達することはできません。
しかし、目指しているのは間違いなくそこです。
大人が役割として子どもに合わせて授業に参加しているのではなく、一人の人間として真剣にのめり込んでいく。もちろん子ども達も前のめりになっていく、そういう授業です。
この一枚はアイス・ブレイク的にとりあげた教材です。
〈いきいきサッカー〉といって、沖縄県のグッジョブ運動の予算で開発させていただいた〈たのしいグッジョブプラン〉に取り上げたチームゲームです。
子どもが大人に勝ったり、大人が子どもに勝ったり、いろいろなことが起こります。大人もたのしみ、ひっしになっている姿はいたるところで見ることができる教材です。
おかげさまで、たのしい教育はゆっくり着実に広がってきています。8/1と4日には〈りゅうぎんキッズスクール〉で授業をさせて頂きます。56年生が対象で、小さな世界の魅力をたっぷり味わってもらえる授業です。
興味のある方はお申込みください。申し込み先はりゅうきゅう銀行⇒こちら。もしも満杯で入れない、ということになっていたら、すみません。1日一回の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-〈人気ブログ〉いいねクリック⬅︎ジャンプ先のページでもワンクリックお願いします