『小さな世界の』という新しい〈たのしい教育教材〉づくりが進んでいます。〈レンズの構造〉と〈レーウェンフックやロバート・フックが切り開いた世界〉を中心に構成してします。
きっとこの授業で、小さな世界に感動し、自分でもその世界を研究する子ども達が増えてくるでしょう。
小さな世界を切り開いたロバート・フックは、生物が〈細胞〉というものでできていることを発見しました。もうひとりレーウェンフックは、たとえば池の水一滴の中にも自分たちの目では観ることができない生物たちがいることを発見しました。その驚きが原動力となって、フックさんたちはさらなる研究をすすめていきました。
ところが残念なことにその驚きが、教育の中では「池の水にはこういう生物がいます。なんという名前でしょう?」という様な問題の一つに変わってしまっている現実があります。
〈科学者たちが研究した時の感動をいろいろな人に伝えたい〉それが、たのしい教育研究所の基本です。その感動は、たとえば子ども達に夢と元気と賢さを芽生えさせてくれるからです。
理念だけでなく、実際に感動する授業を展開することができるのが、たのしい教育研究所です。その活動によって着実に発展しています。
さて『小さな世界』の開発中、少し手を休めて、近くの公園に散歩に行きました。
役割を終えたのでしょうかアゲハチョウが芝の上に横たわっていました。 このアゲハチョウに、もう一役割担ってもらって〈鱗粉(りんぷん)の観察〉を取り入れようと思います。
学生時代に感動した小説、三浦綾子の「塩狩峠」はこう始まります。
一粒の麦
地に落ちて死なずば
唯一つにて在らん
もし死なば
多くの果を結ぶべし
「もし一粒の麦が地に落ちず生きながらえているのなら、それはただ一つの麦にすぎない。しかし自らの生を終え、地に落ちれば、それは多くの実を結ぶものとなる」という意味です。
今の生粋(混じり気のない状態)の原子論者になる前には、聖書や仏典も読んだことがあるのですけど、この言葉は新約聖書に出て来る言葉です。
このアゲハチョウも、子ども達の興味関心と元気と賢さという実を結ぶものとして、大切に使わせてもらおうと思っています。もしかすると、今回のたのしい教育研究所の〈小さな世界〉を受講した子ども達の中から、日本の環境を良くしていく人が出て、チョウなど小さな虫たちにとっても住みやすい世界をつくってくれるかもしれません。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!