私が大好きなエッセイストで絵本画家の安野光雅(あんの みつまさ)さんがいます。中学の頃だったのかな、安野さんの絵本に感動し、1日何度も何度も初めに戻っては味わっていたことを覚えています、もちろんその絵本は今も大切に持っています。
安野さんは94歳まで生き、クリスマスイブの日に生を閉じました。今から1ヶ月半くらい前のことです。
これは私が大事にしている安野さんを特集した雑誌のページ、安野さんが生まれ育った津和野の地の写真です。
教師になって、力ある先生たちに可愛がられ、県外研修に何度も派遣してもらいました。確かそのはじめの時、広島での研修の日、少し早めに研修が終了し、ホテルに戻るまでにまだ時間があったので、さっと電車に飛び乗って安野さんの生まれ育った街まで行ったことがありました。
ついたのは夕暮れの津和野、ちょうどこの写真の様な街並みでした。
小さな珈琲屋さんの看板を見つけて、入ろうか迷いつつ、陽のあるうちにと一時間くらい川沿いの街を歩き、知らない地をブラッと歩くのはとてもよい気持ちだなという想い出を強く刻むことになりました。そしてそれは後々カナダを歩きアラスカを歩いたその始まりになった気がします。
安野光雅さんもいろいろなところを旅しています。
あの絵本の中の山あいの桜の木のある場所はどこなんだろう・・・
たのしい教育研究所をいろいろな人たちが運営してくれる様になったら、またのんびりと旅に出たいと思っています。その時は、あの始まりの旅に戻って、安野さんの絵本を持って出かけましょう。
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