「たのしい教育研究所」に学びに来ている方達を中心に、いろいろな方達から「学ぶ」ことについての質問が寄せられます。
ある人から「図形問題が苦手です。問題を見ていても、どこにどう目をつけて解いていけば良いのか見えてきません。どうしたらよいでしょうか」という趣旨の質問が寄せられました。
空手を教えている時によく経験していたのですけど、まだ慣れないころの人たちは、長い「型」の順番性も力の加え方もバラバラですし、混乱して収拾不能になることが多いものです。最初から型全体を自分のものにするというのはとても難しいのです。
幾つかのパートに分けて理解する。
つまり型全体の〈始まり〉の部分だったり、180度回転して後ろ側の敵に攻撃を加える部分だったり、ラストの部分の「残心」の動きを身につけていったりしていくうちに、全体の「型」がイメージできる様になっていきます。
「点」を増やして「線」にするのです。
図形の問題が苦手だという場合には、「どういう図形の問題を見ても解ける様に、イメージできる様に」というのではなく、「今のこの問題2のn角形の内角の和の解き方を自分のものにする」、「この相似形の問題ならOK」という様に、解き方を一つずつ増やしていくという方法が王道です。
次第に「これに似た問題は前に解いたことがある」という様に点と点が結びついて線になってきます。そういう「線」を増やしていきましょう。
では、一問出してみます。
挑戦してみてください。
※ ※ ※ ※
問題)|マークがついている辺の長さは同じです。
では、?マークの部分の角度は何度でしょう?
予想をたてていてください。
解答は次回!
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