研究所に学びに来る方からこういう問題を見せてもらいました。
「沖縄の降水量は全都道府県中、どの順位か」を問う問題だったのですけど、個人的には他の部分がとても興味深かったので、少し問題文を変えてみましょう。
結構難しいですよ。
教員試験を受ける方は一般教養的な問題として解いてみましょう。
「社会科」で沖縄を取り上げる時にも使える問題だと思います。
問題
次の表は「面積(2008年統計)、有人島数(2007年統計)、年間降水量(2010年統計)、年間快晴日数(2012統計)のいずれかの順位を都道府県別に示したものである。
どれがどの表か答えなさい。
予想 A [ ] B [ ]C [ ] D [ ]
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考え中
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考え中
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答え・解説
A 一位が高知県、二位が鹿児島県、三位が沖縄、四位 石川県、五位が静岡県
何なのでしょう?
鹿児島には有人島が多い感じがしますけど、高知や静岡に多い感じはしません・・・
ですから有人離島数ではないと思います。
この表は「年間降水量」の順位です。
降水量は、太平洋側と北陸の県に多いのです。
B 長崎→沖縄→愛媛→鹿児島→香川
これは「有人島数」の順位表です。
長崎県、鹿児島県、はいかにも多い感じがします。瀬戸内海に面した県は友人離島が多いのです。
C これは順位の低い県が並んでいます。福島→長野→宮城→沖縄→山形
これは「年間快晴日数」です。
沖縄は下から数えて二番目なんですね。
「沖縄の青空」というイメージは統計的に見ると低いのです・・・
ほとんどの人が間違えてしまう問題なのではないでしょうか。
私は「まさかそこまで少ないの?」と思った一人です。
D これは、これまで何十回も授業にかけたことがある、仮説実験授業の授業書「沖縄」の問題の一つでもあるので、個人的にはすぐにわかりました。「面積」の表です。沖縄県の面積は「東京」とほぼ一緒です。
子どもたちも、先生たちもたいてい「え〜 (*゚ー゚」と驚いてくれる問題の一つです。
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