アウト・ドアで活動する時に注意しなくてはいけない生き物として、キドクガの事を以前このサイトにも書いたことがあります。今回もキドクガをとりあげたいと思います。
こういう特徴を持つ生き物を〈ガ〉といい、こういう特徴を持つ生き物は〈チョウ〉というという様に明確に分類することは専門家でも難しいものがあり、つまり〈蛾:ガ〉も〈蝶:チョウ〉もほとんど同じ仲間だと言ってよいのです。
高校入試や教員採用試験にも出題されることがありますが、チョウやガは、どうやって寒い冬を越すのでしょう?
冬でもチョウやガはヒラヒラと舞っているのでしょうか?
それとも寒い冬は、卵やサナギとしてじっとしているのでしょうか?
あるいは幼虫(青虫、毛虫など)としてひっそり過ごしているのでしょうか?
みなさんはどう思いますか?
最近の寒い日々、花壇に水かけをしている時にキドクガの幼虫(毛虫)を発見しました。沖縄にいるキドクガはほぼ〈タイワンキドクガ〉という種類ですが、春から夏にかけてよく見る生き物です。理科を教えている時にはよく外に出ていましたから、目につくと、子どもたちにも見せて注意するように話していました。
タイワンキドクガ(毒蛾)は春から夏にかけてよく目にします。それが真冬に幼虫(毛虫)をみかけたのです。
ご覧ください。
キドカクガがわたしの家にだけ存在するということは考えづらいので、幼虫として冬を越すキドクガもいると思ってよいでしょう。
ガは全てそうなのか?
違います。
寒い冬の間、卵の状態、サナギの状態で過ごし、暖かくなると幼虫、成虫として活動を始めるものたちなど、いろいろなガがいます。ただし沖縄は暖かいので、寒い地方にいるガやチョウたちとは冬の過ごし方が違っている場合があります。
モンシロチョウたちはどうでしょうか?
沖縄では冬にも飛んでいるのでしょうか。
それとも成虫(チョウの状態)はみんな死んでしまって、卵の状態なのでしょうか。そうだとするとキャベツなどアブラナ科の植物の葉の裏で小さな黄色い卵が見つかるかもしれません。
あるいはキドクガの様な幼虫(青虫)として冬の寒さの中、暮らしているのでしょうか。サナギとしてぶら下がっているかもしれません。
みなさんも、寒い冬の日々、植物たちの中でモンシロチョウについて探してみるのはどうでしょう。意外に公園などではモンシロチョウが飛び回っていたりして…
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