たのしい教育研究所を応援してくださっている方は沖縄だけでなく全国にいます。ちなみに今年はハワイからも応援団が加わりました、うれしい限りです。
そんな中、応援団の四国在住の方から、元気そうな「柿」が段ボール箱いっぱい届きました。いろいろな方達に配ってもまだこんなに残っています。
丁寧なお便りの文章の中に「まったく手入れなどしていない野生の柿」と書かれていましたが、ぎっしりとした実で美味しいのです。
ほったらかしておいてこれだけ食べ応えがあるものができる柿の樹というのはすばらしい。沖縄でもできるのでしょうか。タネを取っておいて実験してみたいと思います。
この柿の実には、四国の地に降り注いだ〈太陽の光〉と四国の〈空気 CO2〉と四国の〈水H2O〉がたっぷり詰まっています。
光合成というのはそういうことです。
沖縄にいながらにして、四国の元気な太陽エネルギーと水と空気をたくさん吸収した感じがしました。
研究所に来てくれる方達には4個ずつプレゼントさせていただきます。
さて、柿を食べながら思い出したことがあります。
わたしの愛読書の一冊に安野光雅の「異端審問」朝日新聞社 という本があります。
「棒高跳びの世界記録保持者は刑務所の塀を棒高跳びで飛び越えることができるか?」
など、安野光雅が興味深い問いを掲げて、それを森敬次郎さんが丁寧に調べてくれています。
その質問・問題の中の一つに「実がなるまでの長さを〈桃クリ三年柿八年〉というが、それは本当のことか?」という項目がありました。
みなさんはどう思いますか?
語呂が良すぎるので、誰かの作り話かもしれません。
逆に、しっかりとした実験結果なのかもしれません。
さてどうでしょう。
問題 実がなるまでの年月を〈桃クリ三年柿八年〉といいますが、それは本当のことでしょう?
予想
ア.だいたい合致する
イ.ぴったり合致する
ウ.実際には数字はほとんど違っている
エ.その他
どうしてそう予想しましたか?
異端審問では「東京都農業試験場の川俣室長」に尋ねた結果を載せています。
それによると「桃栗三年柿八年という言い伝えは、タネから育てて実がなるまでの時期をそれぞれ正しく言い当てている」とのことです。
とすると、柿は桃や栗の2倍くらい実がつく時間がかかる、ということですね。
甘さにすれば、桃がずっと甘いのですけど、柑橘系は概ね時間がかかることも書かれています。
この柿のタネが発芽して八年後、たのしい教育がどこまで広まっているのか、たのしみです。
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