⭐️New 〈たのしい問題解決ワークショップ:OPTIONS〉募集中⇨https://tanokyo.com/archives/161700
⭐️ 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります(1000円以上)。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、大歓迎:返礼は額に応じた「たのしい教育通信講座:メルマガ」⇨https://tanokyo.com/archives/158358

⭐️ 教育相談・カウンセリング・スーパーバイズ実施中/オンライン可能(経済的な事情のある場合には無料で実施)::https://tanokyo.com/archives/162936 サイドバーもご確認くださいサイドバーをご確認ください
✨論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️たのしい講座・ワークショップ・企業研修・団体研修・校内研修等についても気軽にお問い合わせください

マツバボタンはポーチュラカと同じものか? 植物図鑑(たのしい教育研究所)

 前回紹介したマツバボタンについて、ポーチュラカと同じものでしょうか、というお話がありました。生物の分類と関係があるので、少し書いてみようと思います。お付き合いください。
 スタッフが調べてみると、web上では〈同じ〉〈違う〉の両方が混在しています。

 これがマツバボタンです。

 そしてポーチュラカと呼ばれている植物はこれです。

 似ているようにも見えますし、細かい部分を目にすると違うようにも感じます。

 混乱する時にまずたどりたいのは、その植物なり動物の分類です。何度かこのサイトにも書いてきましたが、分類のキーはそれが〈何科の生物か〉です。

  学名を整理してみしましょう…   wikipediaより

: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナデシコ目 Caryophyllales
: スベリヒユ科 Portulacaceae
: スベリヒユ属 Portulaca
: マツバボタン P. grandiflora

 スベリヒユ科>スベリヒユ属>マツバボタン です。

 スベリヒユのことをポーチュラカ(Portulacaceae)といいます。日本ではそれをスベリヒユとも呼びます。
 その知識をもってもう一度学名を整理したものを見ると…

スベリヒユ科 Portulacaceae
スベリヒユ属 Portulaca
マツバボタン P. grandiflora  です。

 リンネの整理してくれた学名は〈属名+種〉で表します。
 マツバボタンを P.grandiflora と表記してありますけど、そのP.は ポーチュラカのP、つまりマツバボタンの学名は Portulaca.grandiflora ⇨ ポーチュラカ・グランディフローラ です。

 マツバボタンはポーチュラカの仲間なので、その意味から〈ポーチュラカ〉という場合もあります。

 

 さて、一般的にポーチュラカと呼ばれている植物は「スベリヒユ」とも呼ばれています。

 スベリヒユ

: ナデシコ目 Caryophyllales
: スベリヒユ科 Portulacaceae
: スベリヒユ属 Portulaca
: スベリヒユ P. oleracea

 ここも、「種」をよく見ていただくと スベリヒユ の P. oleracea は
 Portulaca oleracea ⇨ ポーチュラカ・オラレシア です。

 ですから、マツバボタンもポーチュラカも両方とも学名で読んでいれば間違うことはありません。マツバボタンは〈ポーチュラカ・グランディフローラ〉で、スベリヒユは〈ポーチュラカ・オラレシア〉です。

 しかし〈花〉はこういう分類が整理させるずっと前から私たちの生活と深く関わってきたので、ニックネームをはじめとしていろいろな呼び方があって、学名よりずっと慣習的な呼び方が一般的です。

 マツバボタンをポーチュラカと呼ぶ人たちは、グループとしてみる、あるいはマツバボタンの学名の前の部分 Portulacaを示してそう呼んでいるわけです。

 マツバボタンとポーチュラカは違うものです、という人たちは、慣習的(あるいは園芸的)な呼び名を重視しているというわけです。

 

 1日一回の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-〈人気ブログ〉いいねクリック⬅︎ジャンプ先のページでもワンクリックお願いします