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たのしいスライム実験/スライムはふくらみます

 自由研究で〈失敗しないスライムづくり〉についてまとめるといいなと思っています。科学作品展で賞はもらえなくても、仲間たちからの評価は高いものがあると思います。そしてそういうことが実は科学の楽しさを広げる近道でもあるのです。
 わたしの師のガリレオは、科学的な著作物は〈ラテン語〉で書くことが習わしであったにもかかわらず、それを自分の周りの一般の人たちが読める様な〈イタリア語〉で書きました。

「天文対話」や「新科学対話」といった、現代科学の幕を開いた代表的著作ですら、科学界ではなく一般のイタリア市民に向けて書かれたのです。
 超一流の科学は、そうやって、ごく普通の人達が納得してくれる形で進められてきたのです。


 「賞をもらいたい」という目標も悪くないと思いますが、たのしい教育研究所が提唱する〈自由研究こそ本物の研究〉という合言葉は、まず、身近な家族、おばあちゃん・おじいちゃんたち、クラスの仲間たちが「これいいね!」と言ってくれるような研究です。そうやって、いろいろな人達の興味関心、笑顔の方向に研究をすすめていく中で結果としてたくさんの人達から表彰されていくものになっていくのだと思っています。

 スライムの研究は、いろいろな人達の笑顔が広まる可能性が高いものの一つです。

 全国でスライムが広まり始めたころ、時期を同じくして沖縄でスライムのたのしさを広めた一人として、今もどんどんいろいろなところでスライムのたのしさを伝えています。そしてその作り方・たのしみ方は、いろいろなバージョンが加わってきています。

 初期の頃からスライムの遊び方の1つとして加えていたのが〈ストロー〉で空気を送って〈フウセンのようにふくらませる〉ことです。スライムの粘りの状態も関わりますけど、ほとんど誰でも成功する遊び方の一つです。


 ふくらませることに慣れてきたら

① 大きさに挑戦
 1) 野球のボールサイズ
 2) ソフトボールサイズ
 3) 自分の頭サイズ
 4) ドッジボールサイズ

② 連続風船づくり
 1) 1個
 2)  2個
 3) どんどん

 という様な挑戦シリーズが準備されています。

 それぞれクラスのチャンピオンなどを認定していくとよいと思います。

 スライムのたのしみはまだまだありますが、自分たちでもいろいろ工夫してみるとよいとおもいます。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!