たのしい教育研究所には、管理職を目指している方が門をたたくこともあります。特に〈たのしい教育〉への興味関心が無いままに問い合わせてくる方にはアドバイス的なもので終了することが多いのですけど、中には活動に深く共感してワークショップを依頼する方もいます。そういう方には論文の特訓も実施しています。
たのしい管理職が学校現場に増えていくことは、教育の未来を明るくします。それはたのしい教育研究所としても力を注ぐ意義のある活動です。〈たのしい管理職試験合格ワークショップ〉も、研究所の今後の活動として力を注いでいくことになるかもしれません。
たのしい管理職とは何か?
もちろんそれは、本人がたのしく管理職という仕事に打ち込んでいくことです。それと同時に、その学校の教師のやる気を高め、その才能を伸ばしていくことができるということでもあります。つまり先生たちの笑顔が増えていく、そういう学校づくりのできる人が、たのしい教育研究所のいう〈たのしい管理職〉です。
教師がたのしく教育活動をすすめる。それは子ども達の笑顔が増えていくことでもある、ということと同じことです。
さて、実際の管理職試験は〈論文・面接〉が主になります。
研究所の論文特訓・面接特訓を受けた方達の合格率は90パーセントを越していますから、管理職試験とのマッチングは高いものがありますし、その結果、すでに研究所の特訓で管理職試験に合格していった人もいます。
今回は〈校長試験〉の論文ワークショップの申し込みがあり、現場の先生たちからの推薦も多く、論文の特訓を実施することとなりました。
直近のテーマは〈地域との連携〉。
基礎的な情報の整理から、長論までみっちり指導しました。
その一つのテーマはこれです。
問題
子どもたちの健全な教育をすすめるためには〈学校・家庭・地域〉の連携が不可欠です。あなたは校長として家庭・地域とどのように連携していきますか。学校経営の視点から、具体的に考えをまとめてください。
ついつい〈教頭〉の視点で綴ることになるので、学校全体としてのヴィジョン、そして教育行政との整合性の視点をベースに綴っていく流れを作っていくことが大切です。
教育者はどちらかといえば〈文章を綴る機会〉は多い職業の一つだと思います。それでも「論文を書くのはできることなら遠慮したい」という人がたくさんいます。つらい作業なのです。
ですから〈論文を一定時間内でまとめていくことはハードな作業である〉ということを、指導する側が意識しておかなくてはいけません。
あるテーマを集中して考え、それを一定時間に原稿用紙に書いていくのは〈知力〉だけでなく〈体力〉を必要としますから、まずは三、四回で、自分の考えをいきいきとマス目に刻んでいく準備運動をしていく必要があります。
次回はそのための有力なツール〈ブレインノート〉の利用に入る予定です。
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