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日本人の成人の学力-好奇心が低くなっていくのは日本特有の現象か-読者の方からの質問に答えて(後編)

 日本の子ども達の国際学力テストの得点は世界トップクラスであるのに対して、成人の学力テスト〈世界一位〉だという結果に驚いた皆さんも多かったようです。

 では日本人の成人の好奇心は外国と比べてどの様になっているでしょう。

 日本人成人の知的好奇心は高いと思いますか、低いと思いますか?

 日本版のニューズウィークにこういう統計が掲げられています。同じPIACCの学力テストと調査項目を絡めた統計です。

  PIACCでは〈知的好奇心〉を測る指標として〈新しいことを学ぶのが好きか〉という調査も行っています。

 国立政策研究所の紀要からその結果を拾うことができます⇨こちら
 ご覧ください。

 なんと日本の知的好奇心は参加国中で下から二番目の低さです。

 逆に、学力得点ではふるわなかったアメリカは世界第2位の知的好奇心の高さです。

 この項目のみで結論づけることは乱暴かもしれませんから〈PIACCの尺度によると〉と限定づけて、日本人はいろいろな国々と比較して知的好奇心はとても低いといってよいでしょう。

 読者の方からの質問は「知的好奇心が低下していくのは日本の特性か」というものでした。それを外国と比較する指標は残念ながら入手できません。しかし子どもと大人の行動を比較すれば、大人は知的好奇心が低下していくことは間違いないと言えるでしょう。
 知的好奇心が低下することは避けられないとしても、この日本の知的好奇心の低さは衝撃です。

 日本人の大人たちの知的好奇心はかなり低い、とすると日本人はより一層、知的好奇心を落とさない努力をしていく必要があるでしょう。

 もちろん、知的好奇心を落とさない、逆に高めていくことは〈たのしい教育〉の専門分野です。〈知的好奇心を高める=たのしい教育を進めること〉であると言ってもよいでしょう。その一端は、この公式サイトを隅々まで読むことでも感じていただけると思います。

 実験事実として「研究所に集う先生たちに〈知的好奇心が子どもに勝るとも劣らない人たち〉がたくさんいる」ということも《たのしい教育が知的好奇心を高めることである》という証の一つでしょう。

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