久しぶりに〈いっきゅうoffice〉が毎週金曜日に会員向けに発行しているメールマガジンからお届けしましょう。
最近の号で「こども達に贈る言葉シリーズ」を書いたところは特にジーン・クランツの言葉に対しての反応がいくつも届きました。
それを載せましょう。
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最後は私が大好きな人物ジーン・クランツの言葉です。
クランツは宇宙飛行士ではありません。フライト・ディレクターといってアポロ計画の地上班の指揮官です。
クランツはいくつものミッションを成功させましたが、先ほどのシュワイガートの乗船していたアポロ13号のミッションで「宇宙探査関係者でこの人を知らない人はいない」というほど有名になりました。
機体のトラブルで地球に戻れない状態になったアポロ13号を無事生還させる指揮をとり、全員無事に帰還させた功労者です。
以前このメルマガにも書いたことがあるのですけど、私はNASAの公式センターで授業させてもらった時、ジーン・クランツとトイレで偶然出会いました。会釈すると向こうも会釈してくれたのですけど、人生の宝物の一つです。
映画アポロ13ではエド・ハリスが彼を演じていました。実在の人物を演じた全ての映画の中で、この江戸・ハリスのジーン・クランツが最高峰だと思っています。いずれまたこの映画について紹介できると思います。
師の板倉聖宣はよく「実験に失敗なんてないんだよ、それは予想が外れただけなんだ」と語っていましたが、ジーン・クランツは情動的な意味で同じことを語っていると思います。
クランツは組織論としても記憶に残ることを語っています。
彼が部下たちに強く語っていたことの一つです。
Don’t hide mistakes !
ミスを隠すな
仲間の教訓になるからだ、というのです。
学校に勤めていた頃〈校内研修〉の担当をすることもありました。
何かの慰労会で仲間たちと語り合っていたとき
「ねぇ、夏休みの校内研のテーマで〈失敗を語る〉というのはどうだろう?
特に若い先生たちには学びになることが大きいとおもうんだけど」
と提案すると
「それはおもしろい」
と大いにもりあがりました。
その後、管理職との企画会議であっさり却下されてしまいました  ̄ェ ̄
が、今でもとてもいいアイディアだと思っています。
クランツになって、ついつい長くなってしまいました。
いかがでしょうか。
「失敗を語る」については、ぜひ誰かがためしてみてもらえたらと思っています。
親子で語り合うのもとてもよいと思います。
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